元夫はモラハラ糞野郎だった。
加えて浪費がすごい。借金しないかわりに使いきってしまう。
俺が働いた給料だからと私は一切管理させてもらえず
貯金をしなければという私の言葉には「俺を信用できないのか!」と怒鳴られ
そうされる度に私が信用できないから管理を任せてもらえないんだと病んだ。
数百円の化粧水買うにもお金を貰わなければならず
食材なんかも夫が会社帰りに調達してしまう。
先にメニューを考えさせてもらえない、
買い物に行かせてもらえないのはかなり苦痛だった。
私が買い物に行くと言えば
「お前の負担を減らす為に買い物してやってるんだ!」と言われ
むしろそれが負担なんだと正直に言えば
私が人の好意を踏みにじる人間のクズなんだそうだ。
子供もいるし、毎月お金を使い切る生活は本当に怖い
先の事を考えてパートに出たいんだけどと言えば
「働きたいと言ったのはお前、子供の保育園代もお前の稼ぎから出せ。
家の事も今まで通りに」と言われたら働くのを諦めるしかなかった。
それなのに「お前も少しは働いて家計を助けようと思わないわけ?」と
主婦でいる事を責める。
恐らく働いたとしても夫が管理するに違いない
だからこの時には何を言われてもこの人と結婚してるうちは
働いたら危険だと思ってのらりくらりと働かない事にした。
あぁもうこの人はダメだな、と思って
夫となんとか頑張ろうと思うより離婚後をイメージするようになった。
まわりに相談しようにもそこは根っからのモラハラ。
一歩外に出れば人望はそれなりにあり、機嫌が良ければお金もくれたので
他言は私をかえって不利にしてしまう。
元夫は子供にお金を使う事に関しては遠慮するなという人だったので
子供にせがまれてゲーセンで千円分遊んでしまったと言っても
それは「子供の為に使った」と見なされ咎められる事はない。
子供には本当に今でも申し訳ないけど
ゲーセンとかの証拠が残らない形でコツコツ小金を作った。
離婚を考えるのは私の我慢が足りないのかと悩んだりもした。
けれどよく考えてみたら私や子供に行きたいところを聞くわけでもなく
いつも勝手に行き先から何から決めていたな
家族サービスのようで勝手な事してたんだなと
離婚する頃にそれらを恩に着せられて気付いた。
子供は可愛いがオイシイところしか関わりたくなかった人だったから
離婚しても養育費を出し惜しみするのもわかってた。
養育費は一括で取るしかない、どうしたらいいか考えた。
私は旦那に家を建てて社宅を出ないかと提案した。
最初は渋った。(浪費はするくせに借金は嫌だから。社宅は家賃安いし)
なんとかモデルハウスに引っ張る事に成功。ここまでに二ヶ月近くかかった。
元夫、勤め先はそれなりに名の知れた所で信用もあったから営業が必死に頑張る。
私より頑張るw
単純なのでもう新築する気満々。
貯金はないからもちろん頭金もない。
そこに多少の不安を覚えたようだが、営業も
「ご主人の勤め先ならフルローンも通るでしょう。他の借り入れもないなら余計大丈夫!」
トドメに子供が留守番できるようになったら私もフルタイムで働くからと囁いたら一発。
それから七ヶ月後、家が完成した。
環境が変わって元夫のモラハラは影を潜め
もしかしたらこのままの日々が続くのかなとも思ったりした。
やっぱりと言うべきか「ここは俺の家なんだから」という
元夫の本性が遺憾なく発揮されるようになった。
そんな時、元夫が某有名通信講座を契約。
約60000円…もちろん私に相談なんかあるわけない。
「この資格持ってたら俺カッコいい、国家資格だし」と言われた時は目眩がした。
元夫の性格からして真面目に取り組むわけないのがわかってた。
案の定ほったらかし、「学習は進んでませんか?」と催促まで届くw
もったいないので私が勉強する事にした。
元夫は出勤したら翌日まで帰らない。
それを利用してテキストをコピーしにせっせとコンビニに通い
独身時代の貯金の残りはコピー代ですっからかんになった。
テキストには触りもしないから私がコピー取ったのは最後までバレなかったw
今みたいにスマホで便利に調べられず難航する事もたくさんあったけど
毎日夜中二時に起きて朝六時近くまで勉強した。
元夫と寝室が別でよかったと思った。
帝王切開の腹見ると萎えるからセッなしなw寝室別でヨロ!してくれて
かすかに残ってたプライドが粉砕されてしばらく立ち直れなかったけど
今は感謝してる。(でも浮気や風ゾクはなかった、むしろあってほしかったのに。チッ)
架空のゲーセン代から貯めたお金から受験料を捻出した。
まったく勉強しないのに何故か元夫は受験した。
「明日試験あるから」と高らかに言った。
明日私もその会場行くんですがね。
で、子供を一時保育に預けて私もいざ試験会場へ。
元夫ったら((((;゜Д゜)))こーんな顔してさ。
あんまりにビックリしたのか話かけてもこなかったわw
結果は私が合格で元夫はもちろん不合格。
なんか口パクパクしてた。
ここからがようやくモラハラ返し。
「私ごときがこんな家に住むなんて申し訳なくてできない」
「私なんかが住まわせてもらってる分際で…」
と誠心誠意、ねw
「嫌みか」「仕返しのつもりか」とか言ってきたけど、
「何言ってるの?あなたが言った事を肯定してるだけなのに
こんな言い草あんまりだよ!エーン」って黙らせた。
前に元夫からボーリョク振るわれた時に元姑から
「喧嘩両成敗」「妻は家庭の太陽でいなきゃならないのよ」
とアザのできた私の顔をじっくり見ながら言った
立派なオカーサマの事を褒めるのも忘れなかった。
まだちらちらモラハラを出してきたから
「いいんだよ気にしなくても。
あなたがそんな人間になったのはあなたが悪いんじゃない!
そんなふうにあなたを育てたオカアサンが悪いんだもの」
元姑は亭主が外に女作って出て行ったらしいんだけど
「きっとオカアサンが自分の魅力のなさを受け入れてあなたのオトウサンを解放してあげたのね。
だから私にも魅力がないんだから
潔く引くのもデキた女の勤めと教えてくださったんだわ!」他たくさん。
すべて事実に基づいてるので、私は一つも嘘をついていない。
元夫の暴言が録音された物や日記、保存されてたメールが見つかり、
元姑からの香ばしいメールが保存されてるのが見つかって、
パニックになった私は弁護士のところに行ってしまい
そんな私を見て慌てた弁護士が築二年ちょいの家を売却したお金を
養育費として分取ってきてしまった。
開発が始まった時に買った家だったから築二年経ってたのに
買った時とほぼ同じ値段だったのは運がよかったとしか言えない。
元夫、この時には完全に精神衰弱してたが
私が試験に合格してプライドの高い元夫が不合格だったショックを引きずってる
で片付けられた。
録音されてたモラハラを聞き返した時は吐いた。
麻痺してる状態がいかに恐ろしいかわかった。
当時はまだモラハラなんて言葉が今みたいに認知されてなかったけれど
そんな時代でトントン拍子に離婚成立したのはラッキーだったと思う。
養育費貰った手前子供に会わせないわけにもいかないから
要求があった時は会わせようと思っていたが
子供に発達障害があるとわかるとピタッと連絡来なくなった。
今はどうしてるか知らない。
私は例の資格を生かした仕事で生計を立てている。
そこも元夫に感謝しなきゃなw
子供(当時3歳)が父親の顔を覚えておらず、モラハラしてた父親を知らないのは唯一の救い。
子供は友人に恵まれ幸せなようだ。
このたび第一志望突破したので記念カキコ。
割り込んでごめんなさい。お付き合いいただいてありがとう。
よかったねぇー!合格おめでとう!