・会社の屋上から飛び降り自札をしようとしていた女を説得
・余りにもウダウダ言うから家政婦に雇う
・胃袋捕まれたので褒め倒し拝み倒し結婚に持ち込む
長く書け(命令
もうちょっとながくしろよ
当時はバブルで男はカラースーツ、女はワンレンボディコン当たり前の頃
激務で会社に何日も泊まり込んでたまに自宅に戻っても数時間寝れればいい感じだった
その日も会社に缶詰めで、気分転換に一服しようと先輩と屋上に行ったら知らない女が金網を登ろうとしてた
飛び降り自殺しようとしていると気付いて先輩と説得してたんだけど、正直若干寝ぼけてたのもあって頭の中では
「この女、トレンディドラマに影響受けてんなー」
くらいにしか思ってなかった
自殺をしようとした理由も痴情のもつれだったからね
余りにも自分は価値のない女だのもうどうなってもいいだの酔ってる感満載だったし、いい加減イライラきたので
「だったら死ぬの一日延ばしても変わらないよな?」
って聞いてみたんだよ
どうせ死ぬなら最後に何か価値のある存在だと知らしめてからでも遅くないだろって捲し立ててみた
当時は部屋片付ける暇が全くなかったからゴミ屋敷に近くて、誰でもいいから片付けてくれと思ってたので
手帳のメモ書きに住所を書いたやつと鍵と一万円を数枚握り締めさせて
「後は任せたからよろしくな」とだけ言って仕事に戻った
後になって泥棒されてもおかしくないなと気付いたけど、盗まれても困るものそんなになかったからいいやと
翌日仕事が一段落ついて帰宅許可がおりたから、そういやどうなったかなと思いながら家に帰ったら、一生懸命床磨いてたよ
改めて聞けば住む所も追い出されたと言うので、だったら次が見つかるまで住み込み家政婦してくれと提案して家に置くことにしてみた
そうしたら、常に部屋は綺麗にしててくれるわ、食事は滅茶苦茶美味いわで、最初は何となく人助けのつもりだったのが手放したくない→一緒にいたいにスイッチが切り替わるのも早かった
とにかく出ていって欲しくなかったのでどれだけ価値があるか褒めに褒め捲って
トドメさされたのは家政婦として払ってたお金を貯めてた通帳を差し出されて
命を救ってくれた人からのお金は受け取れないからと言われて
完璧にやられた俺はどれだけ必要なのかを訴えた上で結婚してくれと拝み倒した
「好きだとも付き合ってくれもなくいきなりプロポーズですか?」
と顔を真っ赤にして笑った顔は今でも忘れた事はない
その後は転職して子供も三人いい感じに成長してくれて
「未だに告白されてませんが?」と嫁に冷やかされながらも楽しくやってる
告白はいつするんだ?(・∀・)
普段言えない分家事分担と嫁の肩揉みで許して貰ってるから、おっさんが今更口に出すのも恥ずかくなるし変だろ
そういうのを知ってて嫁は娘に
「お父さんはプロポーズしてくれたけど付き合って下さいとは言ってくれなかったんだよー」
と忘れた頃には口にして冷やかしてくるし子供達にもニヤニヤされるしな
まぁ、書き込みしたら懐かしくなったからせっかくだし嫁誘って晩飯で昔話に花咲かせてみるよ
うちなんてしょっちゅう言い合ってるぞ
いがったよ〜
命令した価値があったわw