誰かに話したかったんだ。
気持ちの整理がどうしてもつかなくて。
多少、脚色してるところもあるかもしれないが聞いてくれないか。
クリスマスの話なんだけどその前にちょっとその年の夏の話からスタートする。
ちょうどその頃クラブ通いにハマッていて、あるイベントを機に彼女と知り合った。
きっかけは彼女の友達が俺を気に入ってくれて声をかけて来たって流れ。
そうだな、彼女は小西真奈美に似てるから「真奈美」ってする。
真奈美の友達も可愛かったが、俺はなにより真奈美がめちゃくちゃ可愛く見えてしまった。。。
とりあえず4人でしゃべっていたんだけど、何故か俺の友達は先に帰ってしまい、俺と真奈美と真奈美の友達の3人でクラブで飲みながら話をしていた。
たまたま当時、クラブサウンドが流行ってて、俺も好きだったからさ。
んでその日はお互いの自己紹介とか、趣味とかはなして、終電もなくなるからってことで帰ることにした。
で、帰り際に番号交換しよっ♪って真奈美の友達が言い出したんだけど、真奈美の友達の携帯の電池がきれちゃったんだ。
仕方なく(嬉しい誤算だけど)俺は真奈美と番号交換をした。
7月下旬のできごと。
「友達、めっちゃ惚れてたよー!」とか、「お互いサッカーが好きみたいだから、今度一緒に行けばー?」とか、他愛も無い話。
んで話の流れで「友達にアドレス教えといていい??」ってメールが来たんだ。
けどその時、俺は友達より真奈美のがタイプだったから、「いやー、俺真奈美さんのがタイプなんで別に教えなくっていいですよー!」ってストレートに返した。
どうせクラブで知り合った女だし、確かに可愛かったけどそんな重く考えることもしなかった。
「嬉しいこと言ってくれるじゃーん!ありがとうね!」って内容。
結局、真奈美の友達には俺のアドレスを教えず、そのまま何となく真奈美とメールし続けた。
スペックとか書いたほうがいいかな??
スペックよろしく
俺:当時19歳
大学生
彼女なし
真奈美:当時21歳
ショップ店員
彼氏と別れたばっか
小西真奈美をギャルにした感じ
ムネが大きかったw
ちょっと長くもしれんが、相手してくれ!
で、何回かメールしているうちに友達の話とかもなくなり、真奈美と遊ぶ事となった。
ちょうど8月のお盆前後だったと思う。
真奈美の地元まで車で迎えに行き、ドライブだった。
といっても当時まだ免許を取って間もなかった俺はドライブコースとかも知ることも無く、何故か俺の家に遊びに来ることになってしまった。
俺もやりたい盛りだったし、向こうも俺の家に来た時点でそれくらいは考えていたとは思う。
エッ/チの内容については割愛しようと思うが、ここは詳しく書いたほうがいいのかな?
また遊ぼうねって言ってその日は別れ、別の日にまた会ってセク*スした。8月下旬の出来事。
正直、この2回で俺は真奈美にどっぷりはまっていたと思う。
当時、童/貞ではなかったものの、年上とのセク*スは初めてだったし、可愛くて巨ニュウっていうのも自分的にはツボだった。
それだけではなく、性格とかもかなり好きだった。
なんというか、見た目とはギャップがあってキャピキャピしてないし、落ち着いてる。
当時の俺からしたら凄く大人なカッコいい女性だった。
俺は真奈美の一人暮らししている家に泊まりに行くことになった。
俺のバイトが終わる時間と、真奈美の仕事が終わる時間に合わせ、夜の遅い時間に電車で真奈美の家へ向かった。
1時間ちょっとでつく道のりだが、何故か凄くドキドキしたのを覚えている。
女と一晩一緒にいるのはその時が初めてだったから。
駅のホームで待ち合わせ。
俺を見つけ、笑顔をくれた真奈美は本当に可愛かった。
何もかもが新鮮だった。
コンビニでお菓子やジュースを買ったり、深夜に「おなか空いたー!」って言って近くの松屋に食べに行ったりw
2人でた/ば/こをふかしながら次の日になった。
今までの流れからすればちょっと軽いかもしれないが、俺は真奈美に告白した。
「付き合って欲しい」と。
でも答えはNoだった。
セク*スもし、家にも泊まり、お互い彼氏&彼女がいない二人が何故付き合えないのか理解が出来なかった。
真奈美に理由を聞いても「もういいよ」と機嫌が悪くなる様子。
しつこく聞くのはあまり好きじゃなかったから、それ以上詮索しなかったが、なんか納得がいかない自分がいた。
けど、ふられても別に「もう会わない」とか言われるのではなく、その日もそのまま街に繰り出し、お茶したり買い物したり、プリクラを撮ったりして、いつものように笑顔で別れた。
大学の長い夏休みも明け、講義が始まった。
一度だけ真奈美を大学のキャンパスの授業にもぐりで招待した。
それから何となく真奈美との距離が遠くなった。
俺がメールしてもスルーされたり、遊びに誘っても乗ってこなくなった。
俺もキャンパスライフをエンジョイしてたし、他の女の子とも仲良くしていたりっていうのがあったので、そこまで気にしなかった。
相手にされてない感じ。
そりゃそうだ。相手は普通に可愛い年上のお姉さん。
俺みたいなのと遊んでくれていたあの夏の日々が奇跡みたいなもんだったんだ。
そう考えるようになっていた。
そして、いつのまにか時は12月。
大学生の12月なんていうのは当然、誰とどうやって過ごすかで持ちきりだ。
12月の中旬だったかな。久々に何となく真奈美にメールを送ったら、普通に帰ってきた。
ただ正直、真奈美はもはや自分にとって高嶺の花みたいな存在って思ってたから、クリスマスの相手とかそんな風にはまったく考えなかった。
もう今年のクリスマスは何もないなって、自分で答えを決めていた。
んで俺は23日に大学の友達とのスノーボードの約束をし、24日は夜までバイトの予定を入れた。
バスツアーで長野のほうへ行ったんだ。
新雪で凄く楽しかった記憶がある。
で、その帰り道、真奈美からメールが来た。
「明日は何してるの?」と。
夜までバイトが入ってたからその旨を伝えると
「そっか。イブの夜一人で過ごすの嫌だったから、ちょっと連絡してみた」って帰ってきた。
俺のバイトは22時頃で終わりだったので、その後ならいいよと返事をした。
クリスマスイブの夜に思いもよらず約束が出来た。
前日のスノーボードで疲れ果てた体でバイト。
本当だったらちょっと残業とかがあるんだけど、その日は店長が気を利かせて定時にちゃんと返してくれた。
俺は一度家に帰り、車で真奈美の家へと向かった。
車ではglobeとか、クリスマス系のクラブサウンドとかをかけながら向かった。
いつも通っているはずなのに、クリスマスイブの国道はいつにも増して賑やかな感じがした。
そして真奈美の家へ到着。
9月に会って以来。あの笑顔は変わらずだった。
とりあえずどこか行こうということになり、定番だけど真奈美の家から割りと近い夜景スポットへ。
クリスマスイブの夜って事で、たくさんカップルがいた。
俺は真奈美にホットコーヒーを奢り、一緒に夜景を見た。
お互い周りのカップルについては言及しなかった。
冬の澄んだ空気の中で見た夜景は本当にキレイだった。
素直に来てよかったと思った。
特にやることもなかったので、今度はカラオケへ行くことに。
GLAYのホワイトロードとか、キックザカンクルーのクリスマスイブRAPとか。
真奈美は松田聖子とかモー娘とか歌ってた。
カラオケも普通に楽しんだ。
で、お互いが曲を入れないタイミング(間合い?)みたいなのカラオケってあるじゃん?
その時に真奈美が話しかけてきた。
ちょっとシャワー浴びてきます。
続き書きます!
真奈美が話しかけてきたのは「最近どう?」っていうような内容。
俺は最近のことをありのまま話した。
大学が楽しいこと。昨日までボードに行ってたこと。クリスマスは何の予定もなかったからバイトを入れていたこと。。
そんな感じ。
で、俺も同じように真奈美にどうだったのか聞いた。
「仕事は?」とか、「最近面白いことあった?」とか、「クリスマスも仕事って大変だよね」とか。。
んで、一通り近況報告をしたあと、また沈黙になった。
何故か曲を入れようとしない真奈美。
「彼女できた?」と唐突に。
正直真奈美にはそんなこと言われたくなかったが、
「いないいないwいたらクリスマスイブにはるばるここまで遊びに来ないよw」
と答えた。俺も聞き返したら真奈美がいろいろ話しはじめた。
襲われたって言っても暴行されたとかじゃないし、怪我もなかったよ。
本当は1にも話したかったんだけど、なんとなくあの頃気まずい空気だったじゃん?
それに1ならこの話聞いたらすぐ『俺が守ってやる』とか言いそうだったし、そーゆーの考えると何となく言えなかった。」と
確かに俺なら、というより誰でも言うでしょ、そんなこと。
(当時ニュースになってた)、この事がきっかけで真奈美の周りに結構男が寄ってくるようになったそうだ。
「だけどそういう人って何となく違うなって。あたしって意識されると結構分かっちゃうんだよね。
確かに怖かったけど、でもみんなには友達として心配して欲しかった」と。
当時の俺にはちょっと難しかった。
俺はだまって「うんうん」と、真奈美の話を聞いた。
あ、1のが軽いかww」と笑い話も折々に混じりながら話は続く。
「でね、この前(12月中旬)に久しぶりにメールくれたでしょ?
1からのメールだから、どうせまたクリスマス遊ぼうとかの軽い感じのメールだと思ってたんだ。
けど実際いつになってもそういう誘いも無くて、ちょっと驚いたんだよね。
なんか夏の頃はがっついてる感じだったのに、1変わった?って思った。」
「夏の頃の1は嫌いじゃなかったよ?でも告られたとき何かすごくがっつかれてる感じがして引いちゃったんだ。」
俺はゴメンと謝りながらも話は続く。
「けど何か今の1って、あたしのその思いに気づいてくれて変わってくれた感じじゃん?
あたし何も言ってないのに。嬉しいけどちょっと悔しかった。なんかちょっと会わない間に大人になってるなぁって思って」
1と付き合ってもいいかもってw」
俺は???って感じだった。
これフラグたったのか?という感じ。
正直真奈美からそんなこと言われるのなんて予想外だったし、あの真奈美が俺に?!
混乱状態の中、何とか発した俺の言葉は「マジで?」が精一杯だった。
「プライドの高い女の子にここまで言わせてるんだから、あとはどうするか分かるでしょ?」とまで言われてしまった。
「俺と付き合って欲しい」と2度目の告白をした。完全に誘導されたがw
真奈美は笑顔で「うん!」と言った。
俺と真奈美はクリスマスイブの深夜に結ばれた。
すぐにゲーセンへ行ってプリクラを撮ったりしてその日は別れた。
自分でも信じられなかったが、本当に最高のクリスマスだった。
殆ど見てる人はいないと思うが、クリスマスの夜に俺みたいに暇してる人がいれば付き合って欲しい。
とりあえず客観的に見たら「真奈美って結構調子のってね?」って思われるかも知れない。
だけどそうは思わないで欲しい。
なんというか、俺は完全に真奈美に心を読まれていた。
俺を理解してくれるとか、そーゆーのとは違う次元で。
今回の告白もそう。真奈美の思ったとおりに事が進んだんだと思う。
実は夜景行くって話だってそう。
そもそも出会ったとき、つまりクラブで真奈美の友達が俺に興味があるって言ってたときから、同時に真奈美は俺に興味を持ってたそうだ。
とにかく俺より1枚も2枚もウワテだった。
俺の知らない世界を沢山教えてくれた。
真奈美は自然が好きだったから、海とか、山とかに一緒にドライブで行ったり、
街のレストランに連れてってもらったり。
2歳年が上なだけで、こんなに色々知ってるんだといつも思い、どんどん好きになった。
続けて
真奈美のことは大切にしていたが、まだ青二才だった俺
付き合って何ヶ月かしたところで、少しずつ不安が出てきてしまった。
何というか、学生と社会人の壁というか、凄くクールで大人な真奈美に必死に追いつこうとしている俺。
多分そんな状況は真奈美も気づいていたんだと思う。
喧嘩は1回もしなかったが、倦怠期みたいなのになってしまった。
それでも会ってはいた。
仲が悪いわけじゃないのに、何となくお互いがドライっていうか。。
それでもプラス思考な俺は「こういう恋愛が大人の恋なんだ」と自分に言い聞かせていた。
遊びに行った帰りはいつも「今日もありがとう。気をつけて帰ってね」ってメールをくれたり。
けどそんな中、決定的なミスをしてしまった。
話の流れで俺の方から「もし別れたら」みたいな話をしてしまったのだ。
好きだからこそ、自分がどうなったら真奈美にふさわしいのか、模索した結果がこれだ。
結果、それが直接の原因だったのかは定かじゃないが、俺は真奈美にふられてしまった。
だからその時はショックではなかった。
「ああ、やっぱりな」って感じ。
真奈美の意思が固いこと、がっつくことを嫌うこと、等々、
その頃には俺も真奈美をよく知っていたから、それ以上真奈美にネゴらなかった。
あの時の俺はそうだった。
それで後になって凄く後悔っていうバッドトリップに陥るっていうね。
案の定、俺はそうなった。
別れたばかりのときは「仕方ない」と思っていたが、いやそうじゃないだろう!と。
今までを考え直した。
俺は真奈美と付き合って何かが不満だったか?
俺が真奈美の何かを理解しようとしていたか?
俺は真奈美といて不幸せだったか?
答えは全部No。
別れてから2ヶ月くらいは全く連絡も取らなかった。
いや正確には2度連絡したことがあったんだが、返事がこなかったんだ。
もう完全に嫌われていると思っていた。
メールも返ってこないし電話も出ない。
俺は彼女の職場に会いに行くことに決めた。
彼女の仕事が終わる時間に店のそばに行き、どうしても会いたいと連絡しようと。
俺は真奈美に会いに行った。
夜にあの国道を走り、真奈美の働く店へと向かった。
けど結果、会えなかった。
俺が真奈美の店の近くについて、
「今お店の近くにいるんだ。どうしても話がしたいから、仕事が終わったら連絡して」
とメールをした。
返事が来た。本当にあの真奈美から返事が来た。
しかし内容は
「迷惑だからやめて」と。
あーもう終わったんだな・・・と素直に感じ、それ以上はなにも出来ずに家へと帰った。
梅雨と同じようになんとなくじっとりした、心地よくない気持ちだった。
けど大学はゼミも始まったりで相変わらず楽しかったし、真奈美の一件を忘れるように他の恋を探すようにもなってきた。
決して成功はしなかったけどw
けどやはりあれだけ好きだった女だ。
正直、真奈美は完璧すぎた。
嫌いなところなんて1つもなく、俺にとって間違いなくパーフェクトな女だった。
そんな女なんてほかにいやしない!
すぐに諦めがつくはずない!
その頃の俺はそう気づいていた。
一方でもはやどうにもならないのも事実で。
ジレンマを味わう毎日だった。
7月中旬以降は前期の考査が始まり、大学生ながら忙しい時期に突入した。
7月下旬には考査も一通り終わり、月末にゼミで飲み会を開催することになった。
試験からの開放感からかお酒は進み、すぐに酔っ払ってしまった。
そして家に帰って親と飲み会の話をしながらピザをほおばっていた。
確か夜の10時過ぎだった。
その時に携帯がなった。
メールの着信音は中山美穂&WANDSの「世界中の誰よりきっと」の着うただった。
メールは真奈美からだった。
信じられなかった。
内容は「今**にいるんだ、1は何してるの?」と。
よく状況が理解できなかった。
とりあえずすぐに「ピザ食べてるよ」と返事をした。
明日続き書いてもいいかな?
>>1待ってるぞー