前記事⇨俺「女の子だらけの学校に行って青春するぞ〜wブヒブヒw」→ 俺「思ってたのと違う…」バラ色の高校生活のはずが…【5/6】
記憶にあるのは、切れたデブが俺を殴り倒しキャンドルやら何やらを壊しまくったこと
たくさん先生が来て職員室に運ばれたこと
もう明日の学園祭には参加が出来なくなってしまったこと
俺はやってはいけないことをことをしてしまった
殴ったら殴ったで後悔する事になるからな。仕方なかったんだよ・・・
俺は状況を一から詳しく説明し、自分に非があることも素直に認めた
処分に関しては後日通達するとのことだったが、俺の顔面が血だらけだったこと、
教室がぐしゃぐしゃだったこと、後は第三者の目撃条件などから
ガリデブ達に原因が大きいということは判明していたので
停学などの大きな処分にはならないということだった
しかし、翌日は自宅謹慎を命じられた
学園祭への参加は教室の状態もあって不可能となってしまった
この日俺は佐倉先生に謝ることもできないまま自宅に帰り
一人泣いた
時計を見るたびに本当なら今頃って思いが頭を巡って何度も泣いた
佐倉先生にどんな顔をして会えばいいんだよと思ってまた更に泣いた
学園祭一般公開日、俺の初めての学園祭は最悪な形で一日を終えた
ただし、DQN。テメーはダメだ。
いつもと同じ時間に登校し、いつもと同じようにクラスに入った
しかし、クラスの雰囲気はいつもと違った
教室に入ると皆が俺を見た後にヒソヒソ小声でなにかを言っていた
たまに普通に「良く学校これるよな」とか「タヒねよ」等と言った罵声も聞こえてきた
後で聞いた話だがガリデブは俺とは違い停学処分になったらしい、
まぁそりゃクラスのぼっちとマスコットが衝突して
ぼっちだけ普通に生活してたらこうなるわな
俺は耐えた、今までの経験からこの程度なら苦に感じなかったからだ
しかし、次の言葉で俺の心は脆くも崩れ去った
「佐倉先生がかわいそうだよね」
この何気ない言葉は俺の心を今までのどんな苛めよりもいとも容易くズタぼろにした
俺は鞄も持たずに、靴も履かずに上履きのまま泣きながら走って実家に帰った
俺は学校が怖くなり学校に行くのをやめた
家族は鼻水垂らしながら帰ってきた俺に驚いていたが優しく迎えてくれた
俺はとくになにもしないまま部屋に戻り布団に包まり寝た
朝妹が「学校遅刻するよ」と起こしに来たが、お腹が痛いと言い訳し欠席することにした
誰もいない家でテレビをだらだらみながら布団に包まっていた
気が付いたら夜でなんか眠いから寝た
妹が懲りずにモーニングコール、俺は頭が痛いとかなんとか言って学校を欠席した
特に何もせずボーっとしたりボーっとしたりしていた
ああ、やばいかもしれないと思った
家族会議、母親切れる
登校拒否生活五日目
家族会議、父親切れる
登校拒否生活六日〜十日
妹に毎日慰められる
その代わり、学校と佐倉先生と過ごした日々が
やけに遠い物に感じて思い出すたびに悲しくなった
学校に行くのを止めて十日が過ぎても佐倉先生からの連絡はなかった
学校からも処分についての連絡以外は特に連絡が来ることはなかった
学校に行くのをやめて二週間が過ぎたころには家族も俺という存在に諦めはじめ、
学校の事に関してとやかく言うことは無くなって行った
唯一、妹だけが毎日俺の部屋に来て今日あった出来事や最近の楽しいことなどを話してくれた
妹とばあちゃんの家に生活用品を回収しに行った
たまには外の空気も吸おうという妹の案もここには含まれていた
学校の近くに来るのは実に三週間ぶりでなんだかここで生活をしていたのが
遠い過去の事のように感じた
ばあちゃんの家に寄った後、妹がデパートに寄ろうと言い始めたので嫌々ながら寄ることにした
デパートに行くと、学校の近所ということもあり
同じ学校の制服を着た生徒を見かけ少し胸が痛くなった
妹がトイレに言ってくると言い俺を一人残しどこかに行ってしまった
俺は久々の外出ということもあり疲れがたまっていたので
近くのベンチに座って下を向いて項垂れていた
ああ、なにやってるんだろう…
一人になるとまた自己嫌悪の念が心に現れて辛くなってまた心が痛くなった
しばらくそうしてると、いつの間にか帰ってきたのか妹が俺に声をかけた
「おっせーよ」といって顔をあげるとそこには
ニヤニヤした妹とニヤニヤした佐倉先生が立っていた
なぜ?why?
俺は意味が分からなくなってとりあえず走って逃げた
後ろから叫び声が聞こえた
後ろを振り向くと佐倉先生が鬼の形相でなんか叫びながら物凄い勢いで俺を追いかけてきていた
数十秒後俺があえなく追いつかれたの言うまでもないだろう
「逃げんなよ馬鹿!!」
佐倉先生はデパートなのに大声で言った
「ええ…」
俺も小さく抵抗した
言いあっていると妹が後から追い付いてきて俺たちを仲裁した
公園のベンチに座らされると俺は流石に観念し、目の前にいる佐倉先生と向き合う決意をした
妹は空気を読んでどこかに行った
二人きりになると佐倉先生は急に黙りなにも言わなくなってしまった
俺もなにも言えないでいた、沈黙が耐えられないくらいきつかった
「学園祭はすみませんでした…」
必タヒに言葉を搾ってそんなことを言った
先生は少しの間黙っていたけれど少し経って口を開いた
「お前なんか勘違いしてないか?」
先生は少しムスッとした顔で俺の目を見てこういった
安西先生吹いたww
いやああああああああああ
佐倉先生は言葉を続けた
「ただ、お前がいないと部室が快適じゃねーんだよ」
なんか俺は泣いた
佐倉先生は特にいいことも、感動するようなことも言ってはいない
だけど、俺の目からは涙があふれ続けた
「すいません、すいません…」
俺は何回も何回も佐倉先生に謝った
佐倉先生は笑いながら「一ヶ月ジュースおごりだかんな!」とか色々な事を言って
俺の事を慰めてくれた
> 「ただ、お前がいないと部室が快適じゃねーんだよ」
こんなん言われてみてえ
公園からの帰り道、俺は妹と佐倉先生にファミレスでハンバーグを御馳走した
久しぶりに佐倉先生と過ごす時間は本当に楽しかった
後で聞いた話ではあるがあの日、俺を心配した妹は学校に電話をし
佐倉先生の連絡先を聞き出しこの計画を立ててくれたらしい
!!
さくちゃんどんだけケチなんだよwwww
そこがまた…
教室のドアを開けるときにまた胸が締め付けられるような感覚に襲われたが、
佐倉先生の事を考えると自然と勇気が出た
教室に入るとクラスの連中がゴミを見るような目で俺を見て、
ガリデブは相変わらず罵声を浴びせてきたけれどなぜかあまり気にはならなかった
午前は寝たフリ
昼は図書室
放課後は天文部
天文部に入るとき、教室に入るときの数倍緊張したのはここだけの話し
部室の中でゲームをする佐倉先生を見て、大好きって思ったのもここだけの秘密
この後、廃部問題、新入部員、いじめの悪化、佐倉先生とのけんか等色々な事があったけど
それはまた別のお話です
おわり
ここまで読んでツボにはまったせいで
どれもこれも気になる話だな
先生とは今も交流が続いています、この秋に教育実習で母校に帰るので今回はこのような話を書きました
ぼっち先生母校に帰る
先生目指してるの?
ほう・・・なるほどそうなったか
興味深い過去だったな 乙
気が向いたらまたスレ立ててくれよ
続きも気になるがとりあえず乙!
しかも教職課程を履修してるとか。
その後の展開は想像しかできないが、恐らくは居間につながるような意義深い3年間だったんだろうな。
教育実習は正直忙しくてタヒにたくなるが、精一杯頑張ってくだされ。
取り敢えず、>>1乙
ただいくらぼっちでクラスに居場所がないからって文化祭や体育祭の準備みたいにクラスで協力すべきところを疎かにしたらアカン
そういうことができないからぼっちなんだろうが
わかれよそんくらい
でも妹&佐倉先生イベントを起こした重要人物
続きに関してだがこの先もこの密度で色々な事件が起こって行くから
続編を書くのはきついです、すんません
その後を少し書くと、二年の時に一人、三年時に二人新入部員が入りました
天文部は現在では結構な大所帯です
まあ、俺が在籍してるときは後輩は掛け持ちの女子ばかりだったので、
基本は今までと変わらず二人の天文部でしたが
あと俺はすでに五回先生にふられています
これで本当に最後です
でわ
5回wwwwwww
まだいけるwwwwwwwww
がんがれwwwwwwwwwwwww
乙っした!!!wwwwwwwwwww
五回、まだ始まったばかりと言う所だな
こんなに素敵な気持ちになったのは久々だよ