内容的にこっちかと思ったので
元来健康で、各地のイベントやコンサートに飛び回っていた友人
そんな友人がある時から急に体調を崩し、予定も次々とキャンセルして臥せってしまった
ある日戦利品を届けにお邪魔したが、見る影もない元気の無さ
近所の病院をいくつも回るが、原因不明で経過観察と言われるばかりで一向に回復しないらしい
その時ふと、友人から変な臭いがすることに気付いた
友人もご家族も清潔で家は綺麗、今までこのお宅で臭いが気になる事なんてなかったのに
不潔なツンとした臭いではなく、甘ったるくいや〜な感じの臭いだった
もしかしたら具合が悪くて数日風呂に入れなかったか、海外製の洗剤でも使い始めたかな?
…なんて思いながら帰宅した
さすがに「変な臭いするね」なんて言えなかったから
数日後、彼女は大病院へ救急搬送
精密検査の結果、重大な病気が発見され緊急入院となった
そういえば数年前亡くなった私の父も、病床であれに似た臭いを発していた
当時は加齢臭か薬の臭いかな…程度にしか思ってなかったけど、確かに似てる
そしてもう一つ、似てる臭いを思い出した
田舎あるあるかと思うけど、私の通っていた学校の旧校舎は穴や隙間が多く、準備室みたいなほとんど使われてない部屋に鳥や小動物が入り込む事が多かった
で、そのまま息絶えて棚の後ろから死骸となって発見される事も多々
そうなると臭いで気付く
同級生とも「うわ、あの臭いだ…発見したくない〜」なんて話をよくしていた
つまりは死臭なんだけど、あの臭い
あの臭いもそれきりしなくなった
けどもしまたどこかであの臭いに気付いたら、その人がまた病気だったりしたら…
って考えると何だか怖くて、他人の体臭がわかるほど近くに寄れなくなってしまった
服を脱ぐ際に自分の体臭がふわっと臭うだけでもぎくっとしてしまう
海外ニュースで「愛犬が主人のガンを発見」とか「病気の感知犬を病院に導入」なんて話題を見かける事あるけど、眉唾ものじゃなくあり得る話だなと思うようになったよ
シャンプーとかボディーソープとかが腐るとこういうふうになるのかなって感じの
毎年毎年夏になるとユニットバスの天井に付いてる換気扇からそういう臭いがしてきて、やだなー何の臭いだろうって思ってたんだけど………
マジで何なんだ怖すぎる
田舎にいると動物の遺骸も珍しくないから、よく嗅ぐ匂いだったわ
死んだ細胞がガスでも出してるのかなー
お寺でお線香やお香を焚くのはもともとは死臭を消すためだったそうです。
通夜などで使うと部屋や服に染みこんでとれないそうで……
安物の人工香料はダメだけど、ちゃんとした沈香だと綺麗に消えるとお坊さんが言ってました
食べるのもだけど、迂闊に触って傷から入ってもヤバい。
これらをひっくるめた総称が「プトマイン/屍毒」。(カムイだったかな?白土三平の作品に鼠の死骸に手裏剣刺しといて毒として使う、なんて描写もあったが実際に使ってるインディオの部族も居る)
で、そういうヤバいものなので人間を含めて「死体の臭いには敏感」に進化してる、って話だそうな。(病人から…ってのは免疫がもう保たなくなって菌が増えだしてるんだろうな)
貫徹のイベントは自分の体臭にはくれぐれもご注意なんだぜ