配合しますか?
→はい
やめてください 死んでしまいます。
私ははらをくくりました。戦闘を開始すると。
こうなるとまず戦略を練らなければなりません。
私は自分の置かれている情況を分析し、まうマッドロンBを攻略することに決めました。
なんでマッドロンBを先に攻略しようと思ったかというと、もちろん私自身がテンツクに狙われているからです。
場の空気を崩さずテンツクの攻撃を回避するには他のターゲットを攻撃するしかありません。
それにマッドロンの方がなんとなく愛嬌があります。
ちなみにⅣでもザキを唱えてきて厄介なのでマッドロンをまず先に倒しましょう。
マッドロンB「>>1君はどんな映画見んの?」
ゾンビ系の割には軽快な口調なのに若干苛立ちを覚えました。
私「最近だと『ゾンビ』」
テンツク「あれ怖かったわー」
マッドロンB「しかも最後救われなかったよね~」
私も最後救われないんでしょうか。
マッドロンB「またゾンビ物wwww」
テンツク「ホラー系すきなんだねww」
私「共感するところがあって」
私「冗談」
マッドロンB「ってかさー 『アイ・アム・レジェンド』ってつまんなかったよねwww」
確かに。 でもマッドロンBに指摘されるとカチンと来ました。
大体初対面の人が挙げた物をつまらないというのは失礼でしょう。
吹いたwww
原作の偉大さ、伝えたかったこと、特典映像のエンディングが本来のエンディングであること。
価値観という概念の重要性。
気づいたらテンツクが恍惚な目で私を見つめていました。
これはしくじりました。
これはいけません。
普通ならドン引き確定なのに流石テンツク。一味違います。
テンツク「>>1君って頭いいんだね~」
私「騙されやすいバカだよ」
テンツク「け・ん・きょ~wwww」
しかしテンツクは私の想像の斜め上を行きました。
テンツク「このメガネかけてみて~www」
マッドロンB「似合いそうww」
やめてください 死んでしまいます。
ラーミアに乗った勇者のごとく私はテーブルの情況を見渡しました。
こんな感じでした。
堀北真希 バンドマン トーテムキラー テニサー マッドロンB
悪魔神官 マッドロンA 医学部 テンツク 私
さらばバンドマン
さすが医学部。頭の回転が早いようです。
トーテムキラー、マッドロンなどかしこさが低い魔物たちには付いてこれない話題のオンパレードなのでしょう。
その反面バンドマンは無防備です。威嚇するとさかのような彼の髪型も、もはや魔物たちの餌でしかありません。
面白えwwwwww
よって、魔物をスルーしつつ女神へのダイレクトアタックが可能な位置です。
無論、悪魔神官がそんなこと許すはずもありません。
バンドマンは犠牲になったのだ。犠牲の犠牲にな。
いきなり合コンに呼ばれた時点で引き立て役、という可能性は想像していましたが、まさか
魔族討伐のクエストになるとは思いませんでした。
しかも自腹です。王様はひのきのぼうさえくれません。
なぜなら彼は悪魔神官だからです。堀北真希をたぶらかすのにいっぱいいっぱいだからです。
同時にこの鏡がラーの鏡だったら良かったのに、とも思いました。
あの腹黒の正体を堀北真希の前でばらしてしまいたい。
一分がとてつもなく長く感じられるトイレを出て、私は再び戦場へと向かいました。
堀北真希 テニサー バンドマン マッドロンB
悪魔神官 マッドロンA 医学部 テンツク トーテムキラー
トーテムキラーが本来ならあらぬはずの手で手招きをしている。
テニサーにやられました。私がいなくなった時点でマッドロンB、テンツクに一番近いのはテニサー。
テニサーはそれを見越してなんと堀北真希にダイレクトアタックをかけに行ったのです。
テニサーが消えたので医学部はすかさずバンドマンへと会話相手の対象を変えたのです。
そしてなぜかトーテムキラーが空いていた私の席へ。
鼻がとても大きいです。
私「そうかな、マッドロンAさんとかテンツクさんの方が愉快だよ(見た目的に考えて)」
トーテムキラー「愉快ってwwww」
マッドロンA「テンツクちゃんヲタク~www」
テンツク「ニコ動で見てるだけだよwwww」
なるほど、なるほど。ニコ厨でしたか。
よし潰せ
テンツクにニコ厨などという要らぬ属性がついてしまい、私はもう苦笑い。
トーテムキラー「ってかこの後カラオケ行かない?」
テンツク「いくいくーwww」
マッドロンB「いっちょ歌うかーwwww」
テンツク「>>1も行くでしょ?ww」
やめてください 本当に死んでしまいます。
というかいつから下の名前で呼ぶ仲になったんですか。
マッドロンBにいたってはいつからおっさんに変身したのですか?
黙々と手羽先食ってる時点でなんとなく分かったいましたが。
私だけテンツク、マッドロンB、トーテムキラーによる集中攻撃を受けています。
頼れる男性陣はいません。なぜなら自分たちを救うのに精一杯だからです。
そう、私は生贄に捧げられたのです。
このままでは私だけ魔物達の血沸き肉踊るニコ歌披露会へと連れ去られてしまう。
私はここで賭けに出ました。
私「皆さん、この後カラオケいきませんかー?」
>>1が一人モンスターハウスに突っ込まれるwww
テンツク「はーいwww」
マッドロンB「デュフwwww」
マッドロンA「堀北真希も行こうwww」
悪魔神官「え、ちょ」
堀北真希「久しぶりにいこっかー」
堀北真希が行くと言ったので悪魔神官も付いてこなければいけません。
バンドマン、テニサー、医学部がここぞと逃げ出そうとしましたが、勿論そんなことは悪魔神官が許さず。
かくして皆でカラオケに行くことになりました。
今後の展開に期待
テニサー:賢者
医学部:賢者
バンドマン:賢者
>>1:賢者
このパーティバランス悪すぎじゃね?
だからこんなモンスター集団も倒せなかったんだよ
>>147
>>1は他の上級職もマスターした上での賢者だろう