私「すごい男らしいっていうかさ、やる時はやるっていう」
私「普段もいいやつだしね」
トーテムキラー「ふーん」
テンツク「私のタイプじゃないな~」
たしかに悪魔神官は虫系ではないですからね。
元気なおおみみずが生まれるから
言わないでください 死んでしまいます。
医学部「ねぇねぇ 次これ一緒に歌おうよwww」
テンツク「なーに?」
トーテムキラー「いいよーwww」
医学部。あなたの恩は決して忘れません。
私は華麗に魔物達のアプローチをかわしつつ、
勝手に自爆してくれる偉大な仲間たちへと受け流していました。
テニサーはいつの間にかトイレに行っており、ずいぶんたっても帰って来ていませんでした。
悪魔神官は必死に堀北真希にしもふり肉を与えていましたが、
あまり堀北真希はなついていないようでした。
実際いくらたっても彼はトイレから帰って来ません。
こうしていると必然的に私にも歌う機会が数十分に一回の割合で来てしまいます。
私は毎回一人で歌うか、バンドマン・医学部と一緒に歌うという方法を取って
魔物とのデュエットという絶対あってはならない情況を回避してきました。
しかしこれでは時間の問題です。カラオケは安いので半永久的にいられます。
誰かこの私を救ってください。
私はまだ死にたくないんです。
まだ、こんなところで食われたくはないんです。
悪魔神官の策略で死ぬなんてまっぴらです。
テニサー「あ、もう こんな時間じゃんw」
王の帰還です。
「もうこんな時間じゃんww」等と言うのは
とんでもなく図々しい奴だなと思いましたが、
そんな文句は言ってられません。
私「そろそろ出ようか」
バンドマン「だな」
医学部「そうだね」
何様なんでしょうこいつは。
酔っ払って白いはずの顔が真っ赤なくせに、堀北真希を独り占めする気満々です。
男性陣の露骨な退陣準備に魔物たちも戸惑いながら反応します。
テンツク「そっかーそろそろ帰ろっか」
トーテムキラー「うーん 確かに時間もちょうどいいしww」
マッドロンA「堀北真希ちゃんも帰ろっ」
マッドロンA 良くやった。
悪魔神官「え」
私・医学部・テニサー・バンドマン「じゃ、お開きにしましょう(ざまぁ)」
一人勝ち逃げなど許されないのです。
私の背後から忍び寄る影。
トーテムキラー「ねぇ
ちょっと手伝ってよ」
マッドロンBが倒れてました。
魔物倒したならゴールド奪って逃げろよ
俺もワンダーランドの戦闘曲流れてるわ
私のシャツの裾をなぜか掴んでいるトーテムキラー。
数秒間微動にもしない私。
医学部「どうしたの?」
これだからお人好しは駄目なんです。
医学部ドンマイ
>これだからお人好しは駄目なんです
さらっと犠牲にする気満々じゃねーかwww
(じぶんの)いのちだいじに
あなたに全てを託します。
私はとっさにしのびあしを唱えました。
マッドロンBをテンツクと一緒に持ち上げる医学部。
会計も無事済ませ、そしてそのままカラオケを出る。
医学部、あなたは最高に輝いています。
医学部「え、うわっ」
マッドロンの口からドロドロが医学部の服にドロン。
寧ろろくな事にならないのが
今の世の中
全然フォローになってません。
医学部。正直あなたはかわいそうだと思いました。
マッドロンBは恥ずかしくてか、泣いてました。涙と嗚咽が交わる音が道に響きました。
医学部も半べそでした。
なぜかトーテムキラーも泣いていました。
悪魔神官は堀北真希といちゃついていました。
テンツクもバンドマンといちゃついていました。
なにがおこった
バンドマンはつられて踊っている
同時に私はこれは逃げる最高のチャンスだと思いました。
私の頭の中はすでに様々な事に対する「どうしてこうなった」「やめろぉおおお」でいっぱいだったのです。
だいたいテニサーはもうとっくに消えていましたし。
メタルスライムかよ
テニサーはドサクサに紛れて逃走したのです。
ふと見たらもういませんでした。
ならば私も、です。
さらば魔物たち。
さらば戦友。
そして悪魔神官、貴様にはいつか笑顔で復讐してやる。
トーテムキラー「私も帰る(小声)」
しかし まわりこまれてしまった!
>トーテムキラー「私も帰る(小声)」
逃げられないwwwwwwww
ここで私は悪魔の選択に至りました。
トーテムキラーとのタイマンは避け、ここに留まるべきか。
それともトーテムキラーと共に帰るべきか。
私はこのまま長居しても事態が悪化する可能性が高いと思い、帰ることにしました。
トーテムキラーは確かに危険ですが、
私にとってはテンツクから逃れることが最優先です。
こうして私はトーテムキラーと一緒に駅へ向かうことにしました。
>>1はにげだした!
テンツクがあらわれた!
→にげる
>>1はにげだした!
トーテムキラーがあらわれた!
→にげる
>>1はにげだした!
トーテムキラーがあらわれた!
→にげる
>>1はにげだした!
トーテムキラーがあらわれた!
→にげる
>>1はにげだした!
→自宅 やすみますか?
→はい
トーテムキラーがあらわれた!
朝起きると
ttp://www.youtube.com/watch?v=gQf_QTsvXCU
トーテムキラー「今日は楽しかったね」
私「・・・ うん、色々と」
気まずい沈黙が流れます。
私はスマホをいじることぐらいしかできません。
駅が遠いことを呪いました。
既にやせい値が低い
私「それはよかったね(棒)」
この時点で底しれぬ嫌な予感がしました。
何かがおかしい。
何か盛大な勘違いを私はしている、と。
わかりたくありません
トーテムキラー「実はぁたしが悪魔神官に>>1君を誘ってって頼んだの」
ああ・・・私は重大なミスを犯していたのです。
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