私は混乱しました。
あまりに混乱してついろから本音がでてしまいました。
そう、私に気があったというのはテンツクではなく、まさかのトーテムキラーだったのです。
なんという失態。なんという浅はかな考えだったのでしょう。
そう、現にテンツクはバンドマンといちゃついています。
気づいたらトーテムキラーが泣いていました。
私「え?」
トーテムキラー「どうせ私がブサイクだから嫌なんでしょ!」
私「ちょ」
トーテムキラー「居酒屋でだってマッドロンBちゃんとは楽しく話してたのに私は無視してたしぃ!」
なんというプレイミス。あのテンツク警戒用のマッドロン攻略がまさかの裏目にでました。
トーテムキラー「マッドロンAちゃんはかわいくて私がブサイクだからぁあ?」
いやいやいやいやいやいや ゾンビ系は範囲外です。
トーテムキラーって確か
仲間呼んでくる奴だったような…
>>1
うん、って言ってやれ
堀北真希(腹黒)から聞いたらしい。
トーテムキラーは咽び泣いた。
私はなにをしていいのか分からなかった。
大体いつトーテムキラーが私にアプローチをしかけていたのかが分からなかった。
トーテムキラー「カラオケだって他に振るばっかりで全然一緒に歌ってくれなかったしぃいい」
トーテムキラーの立派な鼻から液体が流れ落ちる。
なんということだ。
私は気づかぬうちにトーテムキラーの攻撃を華麗に受け流していたのだ。
固まってる間に仲間呼ばれて悲惨な事に…
そんなのどう考えても無理ゲーです。本当にありがとうございました。
道の真中で泣き続けるトーテムキラー。それはバンシーに似ていました。
私はもう脳内アストロン状態でした。
何を言ってもバッドエンドになるような気がしました。
無論、トーテムキラーとのグッドエンドなど見たくもありません。
もう疲れ果てた私は
「ごめん」
とだけ言って、駅へとそそくさと向かいました。
しかしこのトーテムうぜーwww
> キラートーテム「そんなことするんだったら最初から興味ないって言ってよ!」
魔物に興味ありません
合コンという儀式の恐ろしさ、
そして自分の未熟さを思い知りました。
しかし私は無事生き残ったのです。
家に帰り、私は「ムドーやギガントドラゴンが来なかっただけでまし」等と考えながら
眠りにつきました。
トーテムキラーとはもう今後二度と会わないでしょう。
と思ったのですが二日後、携帯に見知らぬ番号からメールが来ました。
「どこのどいつだが知らんが妹を泣かせたようだな。ちょっと寄るから顔出せ」的な要件が書いてありました。
逃げてー
これからがクライマックス…ゴクリ
リアル仲間呼ばれてんのかよwwwww
もうキラートーテムは結構です。というか私が被害者ですよね。
そんな思いも虚しく、その日の夕方になりました。外から声が聞こえてくるので窓からみると、
いました。
バルザックです。