友人とは小中が同じで仲良くやっていたが、高校大学は別になり、私がSNSを当時やっていなかったこともあって、だんだんと疎遠になっていった。
友人も他県の大学を卒業し、地元の県の大きな市にある会社に就職し、実家大好きな友人がよく地元に戻ってくるようになったので
それをきっかけにたまに遊ぶようになった。
友人が就職したのは車の販売店で、ノルマが厳しいこともあって私にも何か買うか契約してくれないかとの話を持ちかけられた。
元々JAFには加入しようと考えていたので、友人を介してJAFに加入し、消耗品であるウォッシャー液を購入した。
何回も話を持ちかけられるのは嫌だったので「これっきり」という約束で。しかしこれがある意味目をつけられるきっかけになったのだろうと今では思っている。
一回だけなんて言わず、最初から断っておけばよかったと思う。
妙だなと思ったのは私が誕生日を迎えたときのこと。友人が誕生日プレゼントをくれたのでなかを見ると、全部車の整備に使うクリームやスポンジといった
車用品が詰められていた。
実用的なものはうれしいが、車好きでもない私にこれを誕生日プレゼントとして渡すなんて、もしかしてノルマ消化が絡んでるのではと
私は思った。実際、友人とあったときにノルマが厳しいという話は聞いている。
もしかして友人は良くない方向に向かっているのでは?と考えてしまったけれど、それを決定づける出来事が起こった。
突然友人から電話をよこしてきたので携帯にでると、申し訳なさそうな声で
「(私)ちゃん、お願いがあるんだけど名義貸してくれない? 迷惑はかけないから……」と言ってきた。
やっぱりノルマがどうこうという話だったが、「嫌。例え相手が親や妹だろうと名義は貸さない」と即答すると、
「そうだよね、ごめん……」と言って電話は切れた。
これはもう行き着くところまで行き着いたな、と感じたが、幸いこれ以上は向こうから接触してくることはなく、
事実上の絶縁状態となった。
それから二年が経った。ある日、上記の友人とは別の子で、小中大がいっしょだった友達から急に電話がきた。
何事かと思ってでると、「同窓会のお知らせ」だった。出ないことを伝えてしばらく世間話をしていたけれど、
ふと友人は別の子もターゲットにしたのだろうかと気になったので、
「そういえばさ、同級生同士でトラブルとかないの?大人になるとあるじゃん。金銭とか宗教とか」と聞いてみた。
そしたらすぐに「(私)ちゃんも(友人)ちゃんからなんか言われたの?」と聞き返された。
まだ友人の名前は言ってないのにこの反応、絶対に何かやらかしたなと思っていたけれど、トラブルの内容が想像の斜め上を言っていた。
男の元同級生の一人が、ある日「俺もそろそろ車欲しいな~。中古の軽でいいからさ~」みたいなことをツイッターでつぶやいていたらしい。
それからしばらくして友人に呼び出されたので会いにいくと「車欲しいって言ってたよね?あとは契約書書いてもらうだけだから」と。
なんとたかだかツイッターに書き込んだだけの内容に反応して、車一台用意したらしい。しかも中古じゃなく、新品を。
同級生は「いやいやいや!あれ本気じゃないから!」と断ったらしいが、そこからの友人のキレっぷりはものすごかったらしい。
あまりのアレっぷりに唖然としたが、逆に「一番仲良かったけどな」みたいな微妙な未練は断ち切れたのでよかったのかもしれない。
そんなアレな元友人が転勤で実家に戻るという情報をゲットしたので記念カキコ(‘A`)
元友人家族からの知らせなので間違いない。再び同じ町の住民となってしまうので、何もないことを祈る。
仕事のやり方で友達なくすやついるよな
そういうやり方では上にはなれないのに
私も似たような案件で友人を切ったな。もう二桁年以上前。
私はまだ学生だったが、一足先に社会人になった友人が、
営業になってノルマがきつかったとは思うんだが、名義貸しを頼まれたんだわ。
なんでも、友人が自分で使うために買いたいのだが、
自分で買うとノルマの足しにならないので、名義を貸して欲しい、費用は友人が支払うと。
まぁそれぐらいなら構わないかなとも思ったが、
購入契約(ローン)の書類で印鑑を押して欲しいと言われた時点で、そりゃだめだと断った。
個人的に印鑑を押すという行為がいい歳になった今でも怖い。
当時も納得して安心できないと押せないので、この件はなかったことにしてくれと言ったんだ。
すると数日後に、上と掛けあって押印無しでも書類はOKになったから、
また信販会社から連絡が入るので「その件は了解しています」と応えてくれと
改めて頼まれたので、腹を括ってOKをだした。
信販会社からの電話に対し、「書類に私の押印はありますか?」と尋ねたところ、
「ちゃんと押されていますよ」との返事。
正直、OKを出した時点でこの最悪の事態を考えて友人を切ることになる予感がありながらも
最後の望みをかけたんだが、やっぱりだめだった。勝手に私の名前の判を押していやがった。
そのまま、この電話にOKと答えてしまうと、私と信販会社との契約が成立し、
友人が勝手に書いた書類であっても、信販会社から私への請求に抵抗するのは、相当面倒臭くなる。
だから、そのまま「それは私以外に勝手に書かれたもので、こちらは関知していません」でぶった切った。
信販会社から連絡を受けたであろう友人からは即座に電話が掛かってきたが、
勝手に押印した旨を難詰だけしてそのまま切って、もう電話にはでない。それっきりだわ。
本当に友人が代金を持つつもりがあったかもしれんが、
勝手に押印をしやがったことだけでも、私にとってはもうまさにスレタイだったよ。
それはたとえ家族親族だろうとやっちゃならない事だから、縁切りになっても仕方ないと思うよ。
でも怖いねー。
この日本のシステム。
ハンコなんて本人以外でも簡単に押せちゃうのに、それで重大な契約出来ちゃうとか…
一応確認の連絡があるだけマシなのかも?だけど。
連帯保証人っておっそろしい仕組みもあるし…。
学校で教えるのを義務化して欲しいくらいだわ。