うっかりした一言で仕事を無くした話。
社内での付き合いも上手くいき仕事も認められ私自身も楽しく仕事していた。このままずっとこの会社に務めるんだろうと思ってた。
人事担当の上司だけがどうしても苦手だったけど、仕事で直接関わる事もないしあまり個人で関わらない様にする事でやり過ごしていた。
そのA先輩がおかしくなったのは先輩が先輩弟の子供を妊娠してからだった。
毎日の様に車内で禁断の愛について詳細を語られ、妊娠した際にはエコー写真を毎回見せられ、泣きながら子供の事を話す先輩を宥めていた。
勿論帰り道も同様で、ついには子供を堕胎した感想を車内で話すように。
それまで先輩の機嫌を損ねてはいけないと思い必死に同情している様を見せていたけど、その日は私自身体調が悪く先輩に許可を得てシートを倒して横にならせて貰った。
車の揺れで今にも吐きそうになるのを抑えながらも、今日も続く先輩の堕胎話。で、お決まりのごとく出てくるエコー写真に思わず
「すみません、(酔って)気持ち悪いです。(見せるの)やめてください」
と言った瞬間先輩が無言になってエコー写真をしまったのでホッとした。
次の日出社すると人事の課長が待ち伏せていた。
給料の事やボーナスが今年は出ない事を冒頭に置き退社を進めてきた。
今なら有給も使わせてあげるよ…と。
勿論そんな意思はないので丁寧に断った。
でも翌日から嫌がらせで心が折れて退社。私直属の上司からも引き止められたけど人事課長がニヤニヤしながら「気持ち悪いから辞めてね」と言いながら花束を渡して来たことで吹っ切れてどうでも良くなった。
同じ業種の会社は沢山あったのでまたすぐ就職出来ると思ってた。
甘かった。面接を受けた会社10社全部に課長の息が掛かっていた。
当然就職出来るはずもなく別の業種(とは言っても似てる)にB社に就職。
因みに嫌がらせが始まった頃、別の先輩からA先輩が私子事凄く文句言ってるよと言われて何度も本人に訂正しようとしたけど、話すら聞いて貰えなかったので諦めた。
折角上手くやって来たのに、タイミング悪い一言で全て台無しって話でした。
あ、因みに今は県外でB社でスキルアップした技術を生かして元の業種に付いてます。
乙。
先輩A気持ち悪い(文字通りの意味で)
うん、先輩が悪い
苦労はしただろうけど、そんな会社辞められて良かったと思う
狂人に苦しめられてる被害者を寄ってたかって…
これから楽しい事がたくさんおこりますように!