新婦は22歳。お爺さまがロシア人なこともあって顔立ちの整った凄い美人。
良い家のお嬢様で性格も優しくて、高学歴。
友達も多いっていう、天が二物も三物も与えた子でした。
地方に引っ越して疎遠になっていた私にも
同級生のよしみということか招待状が来たので、喜んで出席したのですが・・・・・。
新郎側の席には明らかにスーツや礼服の似合っていないDQNっぽい人たちが!
中にはスキンヘッドで刺青が入った人までいて(手の甲とか首、指に入れてたので解った)、
その筋の人達が集まってるような雰囲気。
一体何事?!と混乱しながら新婦側にいた友人達に事情を聞いたら・・・・・・。
・新郎は40代前半のおじさん。新婦の母と同い年。
・高卒の派遣社員
・ご両親・親戚一同の反対を強硬に押し切って現在に至る。
・新郎の席は、親戚以外は全員趣味仲間。なぜかガラの悪い人ばかりで怖い。
下世話な好奇心もあったけど、これは・・・・・・。
人が良い子だったから、悪い男に騙されてるんじゃないか?と心配になりましたが
あんなに尊敬していたご両親の反対も押し切る位だから、
私に何か出来る事も無いしと考えるのを止めました。
式自体は新郎側のマイルドヤンキーが騒がしくて、
新婦側ゲストがお通夜なことを除けばつつがなく終了。
余興も新婦側が友人のバイオリン演奏で
新郎側が有志集まっての腕相撲やヒップホップと温度差に乾いた笑いが出た位。
新婦父のメッセージは、泣きながらのオブラートに何枚も包んだ
「いつでも戻って来なさい(意訳)」。
(親子の縁はずっと続くのだから、お父さんたちはいつでも新婦を見守っているよ的な。
新郎の名前は一度も出ませんでした)
それに対してもらい泣きする新婦親族・友人一同。
多分何にも解っておらずガハハと雑談してる新郎友人一同。
新郎には伝わっているらしく困ったなぁ的な表情で、新婦はむっとしてました。
年の差婚、格差婚ってよく聞くけどこんなケースがあるのかとびっくりしました。
新郎はイケオジ、渋オジでも無い普通のおじさんでした。
顔はVチューバーのげんげんをおじさんにした感じです。
衝撃のあまり、どこで知り合ったかとかすら聞けませんでした。
式が終わったらすぐ帰ってしまったし。
ほんと、どうやって知り合ったんだろう・・・・。
あの子が40歳の人と結婚するという事実が衝撃的過ぎて全然覚えてない。
今度聞いてみようかな。
文章にすると混乱してたのが良く解りますね。吐き出し失礼しました。
ここに書かれてたって新婦に伝えておくよ
震えて待て
結婚式でした事って後々響くからなぁ
投稿主も好奇心から巻き込まれない様に
新婦側の招待客は滅茶苦茶多かったので被っていても不思議は無いですね(笑)
言っても良いですよ。多分気にしないと思うので。
書き込みして好奇心に火が付いたので、
新婦にどういう経緯なのか根ほり葉ほり聞いてしまいました。
出会ったのはボルダリングジムで、彼に惚れた理由は・・・・・・筋肉でした。
私には全然わかりませんが、旦那さんは彼女が思う理想的な筋肉の持ち主だったらしいです。
ボルダリングジムで腕と肩の筋肉に惚れて、他のところも見てみたくて猛アタック。
無事結ばれた時に見た他の筋肉も理想通りで、これは運命に違いないと。
細マッチョより少しだけ筋肉があって、浮き出る血管と実用的な造形が最高と言ってました。
私にはサッパリ解りません。
学生の頃から漫画とかで筋肉系キャラ好きだったけど、そこまでとは思いませんでした。
謎の招待客はブレイクダンスとアームレスリングとボルダリングと古武術仲間で、
前者二つの人達が刺青してる層が多いとのこと。
「外見は怖いけどいい人ばかりなんだよ」――らしいです。
彼女のご両親と親戚は、別れさせる為に手を尽くしたらしいのですが・・・・・・。
手切れ金は受け取らないし(趣味と仲間がいればそれでいいって人らしいので)、
社会的地位からの脅しも転職上等の風来坊だから効かせようも無く。
家の格の違いを見せつける為に盛大に式を挙げて新婦側招待客を集めたら、
空気読めないマイルドヤンキー達が楽しく歓談。
というのが式の一側面だったみたいです。
――新婦親族には不幸な式だけど、新婦は幸せそうなので良かったです。
悪い男に洗脳された!?と思ってたのがバカみたいでした。
あー、良かった!ほっとしたー。お目汚し失礼しましたー。
マニアにはマニアにしか判らない世界があるから。
家の格の違いを見せつける
案外お似合いな両家なんじゃない?