で、前々からネットで海側の座席の窓際(3人座るところの窓際の指定席)を予約して東京から乗車した
俺の隣には東京からは誰もおらず、品川から親子が乗ってきたんだ
そんなの無視して、俺は久しぶりの新幹線の車窓を楽しんでた
そんな時、突然横から
???「あの~」
と唐突に話しかけられたら、
誰だ?今楽しんでいるのに、そんなこと考えがら振り向くと、品川から乗ってきた母親だった
俺「なんですか?」
若干イラッとしながら答えたら
親「子供に景色見せたいんで席変わって下さい」と言ってきた
は?当然こうなった
なぜ見ず知らずの奴に席を変わらなきゃいけない
俺はこの日を楽しみにして予約して席を確保したのに、そう考えながら冷静に答えた
俺「イヤです」
親「は?」
俺「は?」
俺だって海がみたいんだから当然嫌じゃん?そしたら
「クケケケケ・・・・」明らかにこの世の物とは思えない不協和音!
これはやばい!と直感で悟った俺はその場から逃げるように立ち去ろうとしたが
シュッ・・・と嫌な音が聞こえたかと思うと俺の胸が切り裂かれていた。
赤い・・・それが血だと分かるのにそう長くはかからなかった。
薄れ行く意識の中・・・俺は駅員の顔を見ながら分かったのだった。
ああ・・・そういう事だったのか・・・・
親「イヤ、お願いしますよ、この子初めて新幹線乗ったので景色を見せてあげたいんです」
俺「無理です、こっちだって景色見たくて席取ったんだから譲れません」
親「景色見たいってwwwいつも見てんでしょ?変わってあげてよwww」
修学旅行以来の旅行なんだ
新幹線に乗ったの二回目だしその時は山側だったから景色見れなかったんだよ
そんな気も知らずにヘラヘラ支店じゃねーよ顔面偏差値33位の女!
イライラしつつもう一度強めに答えた
俺「嫌です!」
先ず会話した時点でお前の負け
「黙れ」とか「話し掛けんな」が正解
俺「こっちだって金払ってんだ。変わりたきゃこの席の料金払え」
非常識な事言ってる気がしたがもうどうでもよかった
親「は?こっちだってこの子の座席払ってるんですよ?意味が分からない、いいから早くどいて!車掌呼びますよ?」
なぜ車掌が出てくるのかわからないが、俺はこいつとケリつけようと戦ってみた
密かにポケットの中のボイスレコーダーをONにして
丁度切符の拝見かなんかで通った車掌さんを呼び止めた
俺「すいません、ちょっといいですか?」
車掌「どうしました?」
俺「それがですね」
親「この人が席譲ってくれないんですよねー、この子が見たいって言ってるからお願いしてるのにー」
イヤイヤ子供一言も発してねーし若干眠そうじゃねぇかおやすみボーヤ!
ウザったい母親に車掌も困っていた
車掌「そうですか、ですがお客様が譲るのを許可しないと変わって貰えませんよ?
あなたの勝手で変わる変わらないの話じゃないんです!常識的に考えて下さい!先程から大きな声で騒いで他のお客様に迷惑です!」
車掌さんがビシッと言ってくれて母親怯む
俺『かっこいいー!』
心の中で叫んでやりました
車掌しゃん可愛いです
母親は、は?みたいな顔しているが、これは俺の勝ちだろそう思った
そうこうしているうちに静岡についた
チラッと親子の切符が見えたのだが、浜松と書いてある、多分実家に帰るのだろう
だが静岡で降りる素振りを見せる
もう完全に寝ている子供をたたき起こして席を立ち上がった
俺『バイバーイ』
心の中でそんな事を呟きながら視線を窓に戻したとき、母親が大声で
親「なんなんだろうねー今のゆとり世代は優しさが無いんだろうねー全く人としての優しさが無いなー、そんな人と一緒に乗ってられるかバーカ、行くよ○○ちゃん」
なんかいろいろ叫びながら電車を降りた、かなりでかい声だったので静岡から乗車する人、元々乗っている人が俺を見つめてくる、物凄い冷ややかな目で
これ俺が悪いの?
お前は悪くない
しかし周りも冷ややかな目をするとかバカしかいなかったのかね
子供がかわいそうならお前らがかわってやれよと
お前は悪くない。
そもそもそんな図々しい提案を出してくる馬鹿親がいることにビックリだわ。
変わってくださいって言うにしても言い方ってあるし。
子供が景色見たがってるから5分だけ席変わってもらえませんか?とかな。
今度から俺も気をつけるようにするわ
あと、もし俺なら最初に嫌ですって言ってあとは言い返したりしないで一切無視したね
余計にこじれたりしないで済むし、無視するほうがイライラさせられそうだし
ほほう。信用した
明日から仕事だから寝る
みんなも気をつけて
おやすみ