ちょこちょことメシマズなのを注意してたんだが、
人の話を聞いてないのか一向に直らずちょっと食うの辟易していた。
と俺を彼女の自宅へと招待(母親とは面識あり)
リビングへ通されると、何か匂いがヤバイ。
直感的にこれは食ったらダメだと頭の中で警報がなった。
母親と一緒にニコニコしながら、俺君食べてね!と…。
流石に無理だこれはと思ったので、君も食べてよと言うと
私達はもうお腹いっぱいだからとか言って食べようとしない。
その時俺の中で何かがキレので
二人で食べてください。食べないと言うならこの場でお前と別れるけど
どっち取る?とキレた顔で凄んだら、すごすごと食べ始めた。
一口二口で「もういらない…」とか言うので「何で?全部食べなよ」と
嗚咽する二人に最後まで食べさせた。
数時間後、二人は救急車に運び込まれた。
ちなみに食材は何かというと牡蠣。
消費期限がとっくに切れてるものを調理して食わそうとしてたそうで
大丈夫だと思ったんだって。牡蠣が真っ黒とかそれだけで食いたくねぇんだけど。
牡蠣から飛び出てる白いもの一体正体なんだよ。
段々嫌になったらしく、キレてもう料理作りたくない!というので
台所に連れ込みスマフォにレシピ表示したものを見せて
きっちり分量はかったものを作らせた。
出来上がったものを食べさせると「おいしい…」と言うので思わず
「料理の知識もロクにない癖に適当にばっかり作って
ゴミ料理作ってるとかアホすぎる。何度もレシピ見て作った方がいいよって注意してたよね?
普通に分量と手順守れば君が美味しいって言った料理作れるのに
そんな事も理解できない、しようとしなかったって…
くだらない意地はって可愛くないし馬鹿すぎて冷めるわ」と言ってしまい
その言葉を吐き出したらバカバカしくなったので、もう別れるとそのまま別れた。
別れて半年くらいたったんだが、彼女の苗字が書いてある荷物が届いた。
まさか復縁要請?とか思ったが、とりあえず荷物をあけてみる。
何と彼女のお父さんからの手紙と新品の質の良い通勤カバンが入ってた。
どうやら俺がガンガン注意してたのと、振られたので心を入れ替えたらしい。
彼女の母親も、私が二人の仲を壊したと反省し、二人でフツメシ作る努力続けて
フツメシになったんだと。家に帰るのが楽しくなりましたこれはお礼ですと手紙に書いてあった。
そういや、空気みたいな父親もあの場にいたんだっけと思いだした。
GJGJ
いい話だ
なんだかわからんが最後の空気父にワロタ
そりゃ生気もなくなって空気と化するわw
お父さんからすれば、ヒーローが来た!と思ったんだろうね。