私は大学卒業後に某大手メーカーに就職し、若手営業として毎日
バリバリ仕事をしていた頃の事です。
同じ営業部にいた当時まだ珍しかった大卒総合職のA子と入社以来
数年間付き合っており、結婚の約束もしていました。
私はA子のことは好きだったし永年にわたる肉体関係もあったので
けじめをつける意味もあってA子からの
「私もうそろそろ27歳なのよ、いい加減に結婚してよ」
という要求に応えて結婚を承諾し
もうそろそろ双方の両親に挨拶に行こうか。
というあたりまで話が進んできていました。
ありました。
それは・・・・・彼女は料理どころか掃除洗濯が殆どできない人間で、
それでも結婚に向けて専門学校で習うとか母親に教わるとか
前向きな姿勢があれば良かったのですが、その事を指摘する私に向って
「今は男女関係ない時代なのよ、私ができなくてもあなたがやればいいじゃないの、
結婚後も共稼ぎの予定なんだからお互い協力してやっていきましょうよ」
と、かなり無茶苦茶な返答ばかりで、
徐々に彼女と結婚するのがちょっとばかり厭になってきていました。
その披露宴に上司と一緒に出席したのですが、
披露宴に出席していた新婦親族の女性と会話を交わしたことをきっかけに
お知り合いになり友達づきあいが始まりました。
彼女とは一緒に美術展を見に行ったり映画を見に行ったりする程度の軽い付き合いで
当初はそれ以上の関係になる気は全く無かったのですが、
付き合っていくうちに彼女はまだ二十歳そこそこで若いのに
家事が上手で性格も良くとても魅力的な内面を持つことに気づき
彼女のことがとても気に入ったのと彼女のほうも私の事を憎からず
思っていた事もあって彼女と徐々に深い関係になっていきました。
そんなこんなで状況が変化して同僚のA子と結婚する気はかけらも無くなり、
どうやって婚約解消を申し入れようかと一週間程度真剣に悩みました。
彼女を仕事が終わったある夜、某シティホテル最上階のレストランに呼び出しました。
そしてA子に対して
「実は他に好きな人ができたんだ、その人は貴女と違って家事が上手で家庭的で
本当に性格も良い素晴らしい人なんだ。
本当に申し訳ないけどあなたと結婚する事は不可能になってしまったので
私のことは忘れてもらえませんか」
と正直に言って詫びました。
同時に「お互いの両親に挨拶していなかったにせよ今回のことは婚約破棄にあたるから
規定の慰謝料はきちんと払うつもりだ」と
彼女に言ったのですが・・・・・・・・・・
「ふ〜ん、そう
あんたも世の中のオヤジどもと一緒でそんな家庭的な若い女の方がいいんだ、
あたしみたいな能力のある女は嫌いなんだ」
と言いつつ急ににこやかな表情で
「わかったわよ、あんたが私のことが嫌いなんだったらしょうがないね、別れてやるよ」
と言ってくれました。
ところが、ほっとして礼を言おうとしていた私の脳天をいきなり激しい衝撃が!
なんとA子はテーブルにあったワインボトルを渾身の力で私の頭に叩きつけてきたのです。
叩きつけたあとA子は席を立って帰ってしまったのですが
その後頭を切って流血した私と
凍りついたかのような満席に近いレストランの客が残されました。
なかなか血が止まらず結局救急車を呼ぶ騒ぎとなり店にかなりの迷惑をかけてしまい、
食事していた客の皆さんの雰囲気を壊してしまって本当に申し訳ないことでした。
もしかして読んでおられる方の中に
あの時の間抜けな風景をご覧になった方もおられるかもしれません、
あの時は雰囲気を壊してしまって誠に申し訳ありませんでした。
あのときは大変だったな
90年代の不況も乗り切って子供もできて、幸せに暮らしています。
ぶん殴った程度で別れてくれたAこのおかげで幸せを手にいれて
幸福に生きている人生を改めて噛みしめながら。
ちなみにその後のA子ですが、精力的に仕事をこなして昇進して
会社初の女性上級管理職になりましたが最後まで独身のままでした。
最終的に婦人科系の癌で先年亡くなりました。
南無。
駄文失礼。
結婚相手に何を求めるのかは人それぞれなんだし
しかしワインボトルで殴りかかるなんてカオリンみたいな女だ
A子も糞男だと悟ったからその程度のし返しであっさり別れてくれたんだろうけど。
ウチの嫁は・・・
まぁ家事は女がやるべきって考えはよくないが(共働きならなおさら)
その彼女さんは、共働きなのに、家事分担する気がまったくなく、相手に押し付ける気マンマンってのもなぁ。
最近は家事できない女性も多いですよ(働いてないのにも関わらず)
共働き家事分担は普通だし
上級管理職になるほどの能力があったんだから>>130みたいな馬鹿と結婚しなくて正解だったな
でも>>130みてーな発言する女は協力するとは言ってるけど絶対家事しないw