父親の会社の倒産とフリンが修羅場。
庭に噴水とかお手伝いさんとか…欲しいものは何でも手に入った一人っ子。
そのせいで背負ったウン千万の借金は、母方の祖父が保証人に。
半年後に祖父が亡くなると父は場末のスナックのママと不倫逃げ
アホみたいにでかい家は差し押さえられて四畳半一間のオンボロアパートに母と引越し。
生まれて初めて見る世界や食べ物にショックしかなかった。
そして毎晩毎晩ボロアパートに不倫相手の女が押し掛けてきて私を殺そうとしてきたのがもう怖くて怖くて。
逃げたものの、生活の面倒を見てくれる女が必要だったというだけで父はその女と再婚までするつもりはなかったらしく
再婚できない理由を「まだ小学生の子供がいるから」と私を盾にしていたみたいで
毎晩「クソガキ死ね!!殺す!!」と絶叫奇声を発されて、当時小学生の私にはダメージでかすぎた。
母は夜中も夜勤の仕事でいなかったから、家に1人。心配かけたくなくて言えなかったんだ。
そりゃ痛かったし結構縫ったけど、救急車で運ばれながら「これで捕まってくれればもう毎晩来られずに済むかなぁ」とぼんやり考えていたのを覚えてる。
女はすぐに捕まって、塀の向こうにいる間に引っ越してそれからは何もなく過ごせた。父とも一度も会っていない。
その後いい弁護士に巡り会って裁判重ねて借金の元金をだいぶ減らすことが出来た。
そして母がこれまで頑張ってくれたおかげで今月やっと借金返済が終わった。長かったよ。
ここからは余談だけれど…
来月子供が産まれる。
お腹に子を授かってから、父の夢をよく見るようになった。大した会話は交わすことなく、ただ大量の札束が入った封筒を渡されるというだけの同じ夢。
当然だけど現実ではそんなこと一度もないし、養育費すら一銭も払われなかった。
頻繁に見るから気になって調べたら、お金を貰うという夢は愛情を欲している現れらしい。
父からお金を貰う夢ということは、父からの愛情を求めているということ。
思い返せば金にものを言わせて玩具を買い与えることだけが父からの愛情表現で、遊んでもらった記憶はない。
気性が荒くて思い通りにいかないとすぐに物に当たる人で、いつも顔色を伺っていた幼少期だった。
父のことは恨んでいるけれど、心の片隅ではやっぱり愛されていたかったんだと気付いて息が詰まった。
来月産まれる子にはたくさんの愛情を注いで育てていきたい。
夫は穏やかで思いやりがあって控えめな父と真逆の性格をしている。毎日お腹を撫でて愛おしげに子に話し掛けてくれる。
これからもっと幸せになりたい。
父は今どこで何をしているのか、もはや生きているのかも知らないけれど、穏やかに生きていきたい。
愛情も程々にな、自立心が育たなくなるぞ
親に愛情を求める気持ちは分かるよ、俺も有ったからな
求めても手に入らないのは手に入らないな
小学生が親の不倫相手に刺されるなんてとんでもない話だね
元気な赤ちゃん産んで幸せになってね
昭和初期の頃の話かと思いきや、そうでもなさそうで驚いた。
元気な子産めるように頑張ります!
>>171
平成二桁入ってからの話です、私が平成一桁生まれなので。
ちなみに私は父40代後半の時に出来た子で、父は戦後すぐの生まれです
北九州、男8人兄弟の長男で見事な長男教の元で育ったそうで…
何というか、目に入るもの全て俺の物!俺が世界の中心!みたいな人でした。長男教って怖い。
気性が激しくて思い通りにならないとキレて、大人になりきれてないような人が多いイメージ
親になっちゃいけないタイプだと思う
祖父が死んだ時点で母親が相続放棄すりゃ借金無くなるのに