自分が小学生だった頃母子家庭だったんだが再婚することになり父親が出来た
生まれて初めて肩車してもらったりキャッチボールをしてもらったりととても楽しい日々を過ごしていました
「おーい○○君(自分)いるかー?」と声がしたので町内の人かと思い玄関を開けると見たことのないおじさんが居ました
すぐさま自分を押しのけて玄関に座り込むと「ちょっと喉乾いたからお茶持ってきてくれんかー?」といい睨んできました
親からは「お客さんが来たら麦茶でも出してあげてね」と言われていたので持っていくと一気に飲み干して話しだしました
「いやー○○君大きくなったねぇあんなに小さかったのに・・・所で突然なんだが実はお父さんにお金を貸していてね・・・
今日中に3000円返してもらわないとお父さんを連れて行って二度と会えないようになっちゃうんだが・・・」
と言いました
新しく出来たお父さんが居なくなってしまうとおろおろしていると胸倉を掴まれ
「いいからあるだけ金持ってこいや!さもなきゃ親父がどうなってもいいのか?!」と叫び投げ飛ばされました
怯えながらも自分が貯めていた貯金箱を持っていきこれしか今持ってないと言うと殴られ
「明日はもっと金もっとけや!さもなきゃ親と二度とあえねぇ様にしてやるぞ!それと今日合ったことも話すなよ!」
といい貯金箱を持って帰って行きました
出来ませんでしたがひたすらごめんなさいごめんなさいと謝りながら出来事を話しました
父親は般若の顔になり母親はボロボロと泣きながら抱きしめてくれました
次の日朝早く父の同僚が大勢集まり何かを話し合っていました
学校が終わり家に帰ると家の中にその同僚さんたちが居て
「○○君、今から君のお父さんとかくれんぼするから言っちゃいけないよ?」と言われたのでうん!と言って部屋でごろごろしてました
そして扉をたたく音が聞こえて「宅急便ですー 居られますかー?」と聞こえたので開けると昨日のおじさんが居ました
逃げようとすると蹴り飛ばされ「金は?!金はどうしたんじゃ?!」と怒鳴られた瞬間奥から同僚さん達が飛び出してきて
「何してんじゃこのボケがあああああ!」と叫びつつリンチが始まりました
ちなみに父親は土木関係の設計担当で同僚さん達は筋肉隆々な人たちです
そんな人たちが多人数でリンチなんてしたので目の前が血の海になりました
連れ去って行きました
母親もその後帰ってきて残った同僚数人と母親で慰めてくれました
その後帰ってきた父親は終わったよと一言いいこの件はなかったことになりました
年月が経ち現在 つい先日父親と酒を飲んでいるときにこのことを聞きおじさんの正体がわかりました
父親の遠縁の親戚で飲む打つ買うの糞人間だったそうで父親が再婚したと知る→家に押しかけて騙して金を奪おうもしくは嫁を強カンしてやろう
と考えていたそうで自分がその時居たので金を奪おうとしたそうだと聞きました
リンチした後本家に連れて行き数年座敷牢?と言う感じで生活させ監視しその後山奥で一人で暮らすようになり孤独死したと聞きました
特にオチもないけどこれで終わり
乙、、、守ってくれるいいお父さんで良かったね!
それにしても、居合わせたのがお母さんでなくて良かったとつい思ってしまう。
子どもが暴力ふるわれるのは勿論許せないんだけどさ。
父親が般若の顔になるってのは珍しいなw