当時私は24歳で、57歳のオッサンと付き合ってた。
高校まではすごく順調に人生歩んでたんだけど、大学受験をすることにして、
それに失敗してから、ちょっとメンタル病んで休学したりした。
その頃、私は某大型芸能団体のファンになって、
そのなかでも1人をすごく応援してて(仮にその応援してた芸能人をS子とする)、S子の出待ちなんかもしてた。
で、S子の親の知り合い、っていうのがそのオッサンだった。
芸能関係って、お金かかるんだけど、
オッサンは銀座とかそういう高級飲み屋で、某歌舞伎関係者と仲良くなり、その縁からそこの芸能団体を観に行き、とある大物芸能人(R子とする)のファンになって、
R子の応援(お金あげたり、ファンクラブの会長の生活費を出したり、なんていうかR子が欲しいものはなんでも買ってあげてた)をしてたらしく、その界隈ではちょっとした顔だった。
お金の有り余ってるオッサンは、S子にもお小遣いあげたり(だいたいいつも10万くらい)ちょっとだけ面倒みてた。
そしたらR子のファンクラブ会長みたいな人が、S子に金づるをとられると思って
R子ともども、やきもちぽい騒ぎを起こした。
そこでオッサンはS子にもファンクラブ的なのをつくって、自分は直接S子と接触しないようにして、R子の機嫌をとろうとした。
で、白羽の矢が立ったのが私だった。
私はS子さんと直接連絡がとれる立場になり、ファンの人をまとめる役目を仰せつかった。
当時は嬉しかった。
でも、S子が必要だから私が頼まれたこと、にかかるお金も全部私もちで、その界隈ではそれが当然だった。
そんなときにオッサンが、優しく泊まるとこ世話してくれたり、
S子の用事で悩んでたら手伝ってくれたりして、バカな私はオッサンを好きになった。
なんだか分からないけど超高級ホテルに泊まった日があって、いつものように私が1人で泊まるんだと思ってたら、オッサンも一緒の部屋だった。
そして私が神様がだめって言ってるからダメだって言ってるのを、「俺が神様から救ってあげる」とかなんとか言われて処女奪われた。でも当時の私は恋人になれた!という人生初体験で幸せだった。ほんとバカ。
ありがちな話で実家も会社をいくつか経営してて、そっちの役員も(名前だけだけど)こっそりやってて、
その実家の会社が倒産した。
オッサンのパパはなんとかしようとヤミ金からも借りてて、どうにもなんなくて、倒産。
オッサンは掛け持ちしてたことがバレたのか、自分で実家を助けようとしたのか、大企業を辞めた。
なんかもう、先がよめるよね。
でも当時の私は、オッサンが大好きでオッサンに恩義も感じてたから、
オッサンと別れなかった。
R子さんやそこのファンクラブ会長なんかは、オッサンからお金がでなくなると、
すーっと消えていった。
オッサン、過労で入院したりして、まだその頃は倒産したという実感もなかったので、オッサンの金遣いはそこまで変わらなかった
(さすがにR子さんたちに挙げてたお金はストップしてたんだけどね。月何百万だから)
だんだん、オッサンにお金がなくなる。
オッサン、山にこもってそのままどうにかなりたいとか言い出す。
バカな私はオッサンのためにウイークリーマンションみたいなのを借りてあげた。
カード払いで。
オッサンは必ず返すと言ったけど返す当て無し。
そのうち、私のパソコンを貸してと言われて、貸したらかえって来ない。
携帯がとまるのでお金貸してと言われる。
知り合いのつてとかで、金持ち復帰出来そうな会社に再就職を探すしかしない。
そんなこんなしてるうちに私のカードは限度をこえ、
オッサンが親のふりして電話して限度あげたりしたけど焼け石に水。
私は親にはオッサンと付き合ってることを内緒にしてたので、全部
「sさんの用事」で使ったことにしてた。
だから親も「いい加減にしなさい」とは言うものの、本気怒りにはならなかった。
でも24歳のカードでウイークリーマンションも限界がきて、
私はオッサンを連れて役所にいき、生活保護申請をさせた。
まだオッサンを見捨てられなかった。
見ていてくださる方に感謝。
オッサンはそれからハロワでも就活をしている、と言ってた。
そのわりには月末は私にお金借りるし、携帯もよくとまった。
多分そもそもお金の使い方を知らない人だったんだと思う。
電気つけっぱにしてて、私がそれを注意しても「たかだか電気代くらいで」っていう人だったから。
そのうち、電気代の数千円も貴重だと気づいたらしいけど。
その頃、私は金遣いが荒すぎる、いくらなんでもSさんに貢ぎすぎ、
家にも帰って来なさすぎる(ほんとはオッサンと泊まってた)、と親に叱られっぱなしだった。
オッサンはオッサンで、寂しいからそばに居てくれと私を帰らせてくれなくなった。
母親は父親に相談し、私は両親が怖くて、友人(友子とする)宅に逃げた。
友子はバイトで知り合った年上(アラサー)の女性で、1人暮らしだった。
オッサンの元いた企業はほんとに大きくて、国予算の仕事もするところなんだけど、
そういう立場になると国会議員や逆に893の知り合いも出来るらしい。
で、私が友子の家にいて、オッサンのところにも行かない、しばらくお金も貸せない、って言ったら、
オッサンが豹変した。
と、脅しなんだか心配してんだかのメールがきた。
私は脅しだとしか感じなくて、怖くて、パニックになった。
友子と友子の彼氏が心配してくれて、私は今までのいきさつを話した。
話してるうちに、「あれ?オッサンにお金貸してるつもりであげてるっていうか絞りとられてる?」ってことに自分で気づいた。
そのうち、オッサンからは電話がいっぱいかかってくる、出たら
「俺に金を貸さないなんてひどい」
「返すと言ってる」
「俺を生活保護にしたのはお前」
「お前が役所に連れて行かなければ今ごろタヒんでた」←あれ?感謝されるべきだよねこれw
等々言われ、あげく
「893使ってでもお前を連れ戻す」
と言われた。
自分、完全に目が覚めた、と同時に怖くなった。
「親に内緒で男性と付き合ってた」「しかも処女じゃなくなってる」
ので、親の怒り方も半端じゃなく、何されるか分からない感じ
(というか、多分見つかったら実家に軟禁される、めっちゃ怒られる)
のが恐くて、私は実家にも帰れなかった。
私は友子に励まされつつ、電話でオッサンに別れることを告げた。
オッサン、ますますキレた。
けど電話きったら
「あいしてるんだ!」
「怖がらせてごめん」
「全部お前のために言ってる」
みたいなメールがいっぱいきた。
私、もうメンタルがだめになってて、着信拒否、メールは見ないで寝込んだ。
とにかく、オッサンの携帯は私名義だったし、sさんと私はまだ切れてなかったし、いろいろ整理しなくちゃいけなかった。
ほんと、自分が吐き出したくて書いてるので、読みづらいと思いますがありがとうございます。
そうこうしてるうちに、オッサンから「仕事きまった」とメールがきた。
私は、ようやく(生活保護の人を見捨てる、っていう)罪悪感なしで別れられる、
と思ったんだけど、オッサンは
仕事きまった=お金が入る=私がかえってくる
と思ってたらしい。
携帯とパソコンを返してもらうために会うことになったんだけど、
友子が「絶対二人であったら丸めこまれるから!」と言って、友子と友子彼氏が一緒に着いてきてくれた。
友子の心配通り、オッサンはごねた。
ただ、友子の入れ知恵で、オッサンの仕事先近くのファミレスで話し合いをしたので、オッサンは手を出したりはしなかった。
私は何度も
もう無理です
料金滞納してる携帯返して下さい
あなたのおかげで私がどれだけカードローンあると思ってますか?
を繰り返した。
オッサンは「返すって言ってるのに僕が信じられないの?」←第三者がいると口調が変わる
「今から君に借りた恩を返せる」
「貯金がなくなったのは倒産もだけどRのせい」
みたいな感じであとはふじこふじこ。
そりゃまあ、24歳処女です、は頭おかしいととられても
仕方がないかもしれませんね。
ついに友子がキレた。
「あなた私のこと893に調べさせましたよね?」
「ということは私の名前とか個人情報が反社会的勢力にわたってるんですけど」
「訴えられても仕方ないことしてる、って分かってます?」
「とにかく私ちゃんには二度と近づくなクソジジイ!」
と、さすが職場のクレーム処理係、見事にオッサンを黙らせた。
私はずっと泣いてて、友子はキレてて、オッサンは圧倒されて(多分、他人にこんなに歯向かわれたことがなかったんだと思う)、
友子彼氏は友子を見てニヤニヤしてて(そんな友子がカッコいい、と付き合ってた彼氏さんだから)、
友子がオッサンから携帯をひったくってその場は終わった。
友子が「仕事決まったんだから同僚にでも頼め!」
と一喝してくれた。
友子と帰ったら、オッサンの業務用携帯からメールがきて、
やはり愛してるだのなんだの書いてあったので、
携帯のアドレス変えた。
お金は何がどうなってるか分からなかったから、携帯会社やカード会社に一つずつ確認して、
結局実家にも連絡行ってたから親からお怒りの電話がきて、
ついでにSさんにもお金かかるし、私はもうお金もないのでSさんにお仕えすることもできないので、
Sさんにもファンクラブ会長やめる旨を伝えたら、今までお礼を言われたこともなかったのに、
Sさん親からまで引き止めの電話がきたりして、違う修羅場が発生した。
キリスト教の教えを破ったことに怒り狂ってたのが過ぎたら、
うちの娘になんてことを!
とオッサンに怒りの矛先が変わった。
けど私があのときオッサンを好きにならなかったら、
親の言いつけを守ってたら、
と後悔することもある。
カウンセリングの先生には、「親は親、宗教は置いといて、自分の価値観を持ったほうがいい」
って言われて、自分自身を再構築するのが一番大変だったかな。
一回だけオッサンから
「入院したお見舞いに来て欲しい僕には君しかいない」
留守電が入ってて(なんか知らない番号からかかってた)
携帯の番号も変えた。
オッサンも、某大型芸能団体も、ひょっとしたら親も、全部特殊な世界の中にいたのかな、と思う。
ちなみにRさんは今でもテレビでちょくちょくお見かけする。
友子と友子彼氏の結婚が決まったので、ルームシェア解消となり
、私も資格をとって落ち着いた仕事になったので、
これからの人生への反省をこめて、記念に書き込みました。
支援下さった方々、読んで下さった方々、ありがとうございました。
ほんまモンの怒りが伝わってきたよ
オッサンには糖尿病になって苦しむ呪いをかけておくわ
いやー友子さんがいて良かった良かった
幸せになってくださいね
なってるかもですね。 もつ知りませんが。
ほんとによい友人に恵まれました。
自分でも自分の書いたものをみて、
報告者馬鹿だ…
と思うレベルなので、読んで下さった皆さまもきっといらつかせたのではないなと思います。
励まして下さりありがとうございました。
平凡でよかた