今の月給の倍以上かな。
月平均45くらいかな。
家族からの理解が得られない職種だからねwww
人様の不幸につけ込んで金を毟るわけだwww
あと、年中喪服姿もなかなかに嫌われたなwww
今はしがない社畜だからそれに比べれば休みは少なかったかも。
初めて見知らぬ他人のご遺体に触れた時は身体が金縛りにあったようになった。
踏み越えてはいけない領域に足を突っ込んだ気分だった。今でも鮮明に覚えてるよ。
でも、人間慣れると感覚がマヒしてくるから一月経てばなんとも思わなくなったなwww
でも土左衛門と赤ちゃんは最後まできつかったwww
『おくりびと』効果でやたらと入社する輩がいたけど殆どこれで振るいにかけられる訳だwww
知り合いは家族のみでやってるんだよね。
そうだねー。
理解があれば間違いなく続けてた自信があるね。
家族で葬儀屋やってる方にはまだ会った事が無いけど、
親密な葬儀が出来そうでいいよね。
最近の画一化された葬儀が主流になってるからねー。
大変な仕事だろうし、不謹慎だが羨ましい
確かに職能適性はかなり偏った職種だからね。めげずに頑張ってまた受けてみてよ!
さーせんwwwそれが一番苦しいわwww
喪主からも何度か言われたwww
誰もが嫌なことを仕事としてしてくれてんだ金とって何が悪い
人のタヒで金を取る云々はひどいね
いないと困る仕事だし
お金払うの嫌なら自分で許可取ってご遺体運んで穴掘って埋葬したらいいと思うわw
昔はそれが大変ってわかってたから
隣近所村みんなで手伝ってたんだもんな
そう言って頂けると世の葬儀屋は救われます(´;ω;`)
逆に結婚式場で働こうとは思わなかったの?
止められたねー
ご遺体を引き取り、枕飾り、見積り、納棺(湯灌あり).華挿し、会場設定、司会、霊柩運転、後祀りetc…。
一葬儀一式出来るのは少なかったからねー。
結婚式はないなー。元々介護から葬儀に流れたから、華々しさとは無縁な職歴なんだよwww
納棺専門の人?○○会館とかそういう施設で働いてる人とかでもご遺体に触れる機会ってあるの?
おくりびとではないなwww
有名なシーンは湯灌て言うんだけど、
あれは基本的には湯灌の専門家がいるから会館職員はまずしないな。
最近は病院からの引き取りなんかは衛生法で決められたエンゼルケアが為されるから
それを湯灌と勘違いしてる遺族が大半だね。必要ならするけどね。
引き取りや納棺、旅装束の着付けとかは担当部署なら触るんではないかなwww
俺、色々やりすぎてるから他と比べられんかもwww
でも書くかな。需要があればだが
お願いしまーす
①ハーレーダビッド若坊主
②檀家の居ない生臭坊主
③木魚がぁぁぁぁぁ‼︎
④忘れ物を届けたらすごかった坊主
⑤念仏無双
思い出すだけでスッと出てきたやつ。
需要あれば書き溜めないけどもしもしから書く。
では念仏無双を。
ある冬の日に一件仕事が入った。
余り出向く事が無いような地域で、恐らくは他業社のテリトリー。
先輩と二人のコンビ仕事で現地に向かう。
見積りや祭壇、会場設定は先輩の古い知り
合いの個人業者が済ませてくれていた。
俺「先輩、ラッキーっすねwww設置とか無しっすよwww」
先輩「…。」
俺「どうしたんすか?」
先輩「ヤバイ、知らん宗派だ。」
この時点で怪しむべきだったと今では思うけど、
その当時の俺のスキルと先輩への絶大な丸投げ感で大した事では無いとおもっていた。
先輩は何せ司会には定評のある一部では知られた人だったからだ。
お前も着け。」
俺「着きますけど…。」
そうこうしているうちに親族が揃いだし、坊主が来場する時間になった。
しかし、一向にそれらしい車も来ない。
大丈夫か?打ち合わせ無しはマズイな~
なんて他人事のように考えていると、16~17歳位のマルコメ君がテクテク歩いてきた。
俺「え?若くねwww?」
マルコメ「先生は開式時間に入られますのでご用件は私がお伺い致します」ペコリ
いやいやいやwwwお前に話しても念仏上げる本人に話さにゃアナウンスのタイミングとかわからんだろwww
俺「失礼ですが、先生ご本人と打ち合わせをお願いしたいのですが…w」
マルコメ「それはできかねます。」
先輩助けてくれようこのガキバカだよう。(´;ω;`)
先輩「○○○宗の方ですね、どうぞ。」
俺「」
実はそのまま何の打ち合わせも無く開式の時間になってしまった。
勿論流石の先輩も汗ダラダラで開式前のアナウンスを流し出した。こうなったが最後、出棺まではノンストップだ。
そして…時間通りにマルコメ君の師匠、本日の導師の入場である。
実はこの作法や法具が相当面白くて笑えるのだが、それを書くと宗派がバレて門徒さんに叱られるので割愛しますwww
後で聞いた話では日蓮宗の百数派の内の一つだそうだ。
本葬が始まって暫く立ち、お悔みの電報を読む下りの時間帯になったが全く念仏が止む気配がない。つうか何処で鐘を打つやら節が変わるやら検討もつかん。
先輩に助けて視線を出したら全力で倍返しされたwww
先輩「おい、マルコメ君に後ろからタイミング聞いてこい…!」
俺「無理っすよ‼︎式内で耳打ちするんすか⁉︎」
先輩「このままでは電報どころかお別れの挨拶すらままならん。いけ!」
仕方なくそで口からマルコメ君が座る座椅子近くに寄り、電報の旨を伝え様としたら
マルコメ君 トランス状態www
半目向いて真冬のなか汗だくwww
それでも仕事なので耳打ちをしようとしたら
‼︎かーーーーーっっつ‼︎‼︎
しかも念仏の流れではなく、耳打ちをしようとした俺に対してwwwwww
意味がわからんwwwwww
坊主「黙ってまっとけ!」
俺「」
マイク素通しなんですがwww
しかし事態は葬儀屋にとって最悪の方向に
向かうのである。
所用ができたので外します。
見ている人いるかな?
皆さんありがとうございます。
皆さん一度は通夜や本葬に会葬されたとは思いますが、
葬儀とは基本的に1時間内で焼香、電報、挨拶、最後のお別れ、
出棺までの流れを全て行わなければならない大人の事情があるからです。
それは、霊柩車と斎場。
仮に13時に出棺して斎場に着いて炉に入る時間が13時40分とします。
これは格斎場の炉の数と予約時間が関係しています。
また詳しい事は需要があれば後でせつめいしますね。長くなるので。
何せ斎場はお役所なので時間にはクソうるさい!
しかも自社で手配した霊柩車なら余力を持って出棺できるが、
霊柩もお役所のヤツを借りてたのでタイムリミットが近づいてくる‼︎
俺「やベー!もう電報なんて読んでる場合じゃねー!つうかいつ終わるのこの念仏‼︎(泣)」
俺「え?」
先輩「実はさっき式中にメールで大先輩から連絡来たんだよねwww
緊急事態だから流石に携帯持ってて助かったわwww」
(先輩壊れてる…)
どうもその大先輩曰く、一度念仏を挙げ出すと気が済むまでというか
出棺までずっとアナウンス無視で唱え続ける宗派らいし。
しかも小坊主連れの時点で格の高い寺のようで無下にも出来ない。
だから新人(俺)を当て馬にしてやめるかどうか確認をする。
それでも無理ならその地域とその当家からバッシングを喰らう覚悟で
出棺遅らせるかお別れ無しにするか、寺を無視して勝手に祭壇崩すかしかない。
という事で先輩は寺が俺にキレたから
もう出棺ギリギリまで待つ事にしたらしい。
12時50分には愛しい故人との最後の会話→念仏。
13時故人様の涅槃への旅路である厳かなる出棺→念仏。トランス気味
13時15分斎場にて荼毘に伏される前の最後のお別れ→市営霊柩車運転士乱入
そして師匠初めて時計を確認→何故かマイクを持ち法話の態勢に入ろうとする→喪主がマイクを奪い逆転勝利。
その間俺たち2人 ポカーン。
勿論その後当家にはコッテリ嫌味を言われしましました。
大したオチもなくすまん。
こんなもんだ。
現代のシステマチックになった葬儀がおかしいのか、
熱心な坊主の方が狂ってるのかは考えさせられるが面白いなww
多分自分の中にまだ未練があるんだろうな。大変だけど一人の人間の人生の締めくくりに立ち会えるなんてこの職しかないからね。
先輩は金儲けて他人の修羅場をタダ見出来るんだからやめられないとか。
意見は分かれるだろうけどスレ立ててスッキリしたわ。
ありがとうございました。
面白いです
まだスレ残っててワロタwww
今昼休みだから時間ないけど、
もしも夕方までスレ残ってたら他の話も書こうかと思う。
下手っぴな文章でよければだけど。
待ってますー
ゆっくり書きますんで気長によろしくです。
ある程度一人で式の一切を仕切れる様になったある日、司会だけのヘルプが来た。
俺「ラッキー。あそこの寺の住職腰が低いからやりやすいんだよねーw」
なんて軽い気持ちで話を受けた。
これも無双と同じく、後から考えればおかしい事に気付くんだがwww
その時の俺はバカだった。
俺「やっべ!超絶デカイじゃん!明らか地主クラスwwwコレは寸志あるかもwww」
明らかに数世代は住んでいるであろう堅牢な日本家屋。そこには同業者が既に白黒の鯨幕を設置し、祭壇の花挿しを始めていた。
俺「ちわ。○○会館の俺です。今日はありがとうございます。勉強させて頂きます」
依頼主の課長補佐の方がにこやかに挨拶をしてくれた。この人、頭がもじゃもじゃで小汚いので以降もじゃで。
もじゃ「おー、助かるわー!若いのに脇侍5人の自宅葬の司会受けてくれてー!いやー、○○さんとこは有望な奴が多いな!先輩君とかさwww
俺「は?」
脇侍5人⁇聞いてねーし!なんだそれ!詐欺じゃん!
と思っても後の祭り。もうやるしかない空気が満ち溢れた会場www
もじゃもじゃめ!はめやがったな!
脇侍←字があっているかわからんが、ワキジと読む。
本来は禅宗系の宗派の葬儀では、本導師を筆頭に脇に二人づつ鳴り物を鳴らしたり読経をしたりする同門や同宗の寺院がつくんです。
最大人数は無限大wwwウチの会館では最高8人まで来たかな。何せ司会の打ち合わせもその人数やるし、詠むお経も長くなったり違うのに変えられたりと葬儀屋にはロクな事がないフォーメーションなのだ。
(相当テンパったが導師の坊主がいい奴すぎて寺打ちも丸く収まった。)
その後が本題。
俺「あれ?椅子に何か落ちてる。扇子?」
献茶のオバちゃんにこの椅子に座ってた坊主が誰か聞いてみた。
オバ「あまり見ないけど若いお寺さんだから二代目さんかもねー。○△山寺さんだったかしら」
さすがオバちゃん!頼りになるわ~!
ここで少しでも顔を売っとけば色々役に立つしなwww
俺「じゃあ、□市は帰り道ですしお届けしますよ!」
もじゃ「そうかーw悪いなーw」
俺(うそつけ!もじゃがっ!)
ということで忘れ物の扇子を届けに行くことになりました。
何か華奢でなよなよした感じだっし。
印象薄くてよくわからんなー。
何て考えながらお寺に到着。あまり葬儀屋が堂々とお寺に車を停めると嫌がる地域なので近くのスーパーに停めて、てくてく歩いて山門まで行こうとしていた。
すると、スキンヘッドの白タンクトップ野郎がカーブミラー越しに後ろから着いてくる。
(あ?何だ平日に。DQNかよ。)
と思い無視しながら山門に到着する。
それでも後ろに気配があるのでまさかと思い、振り返ると…。
スキン「ご苦労様ですw」
お前かよwww
その白タンクトップは、扇子を忘れた本人だった。
俺「いやー、若い寺院さんは私服になると見分けがつかないですよーwww(いかついわwww)」
スキン「でも頭がコレなもんでwww」
俺「あ、扇子をお忘れになられて……。」
スキン「これも何かのご縁ですね!少しお茶でもどうですか?」
俺「あ、いやー…(めんどくせーなー。)ご迷惑になりますからwww」
スキン「遠慮なさらずに、さあ!」
俺(さあ!ってウザ。はよ帰りてーんだよ!)
何だかんだで顔を売りに来たんだから住職に面通し位できたら拾い物だしな、と考えて渋々承諾して門を潜る事にした。
あの時の俺に会えたら、四肢を砕いてでも止めていた。
スキン「上がって下さいw今、お茶を入れて来ますので」
俺「ふぁっ?!」
そこは離れとはいうものの、明らかに男が一人で住んでいる少しオサレな部屋だった。
俺「いや、ご自宅に上がるなんてw扇子をお返しにあがっただけですしwww」
スキン「そんな心根を持たれた方を私は待ち望んでいたのですよ」
俺(こいつ何だ?わざと扇子おいてきたのか?バカなの?新手の新興宗教?)
バカはおれでした☆
そう、スキンは衆道(ざっくり言うと同性愛)の気があったのだwww
そうとも知らず、相手がなよなよした感じで丁寧な口調だったもんだから見下していた。
その白タンクトップの下には細マッチョボディが見え隠れしていたのに…。
俺「あ、それでこの扇子なんですが…」
早速扇子を返そうとすると
スキン ガバっ
俺‼︎‼︎⁈
スキン「いつかの通夜でお見かけしてからしたっておりました///」
いきなり両手を握り締められて宝塚並の気持ち悪い言い回しで告白されてしまった。
しかもスゲー握力でwww俺柔道初段だけど、間違いなく組み伏せられるwwwて位の力で。
おーそーわーれーるーー!
と閑静な住宅街にある閑静な寺院の離れで
泣き声を上げてしまったのだ。
恥ずかしい。今でも胸が苦しくなる…。
それしかあの衆道スキンから逃げられないと直感したからだ(´・ω・`)
抵抗しようと何度も締めや投げ、寝技は嫌だがやってみたが、かなりのハイスキルで躱してサワサワしてくるんだもん
(´;ω;`)
なくしかないよね。
兄坊主「やるなら外でやれ!」
俺「」
そこ?
しかし、明らかに俺が業者である様子と、俺がこの世の終わりの様な顔で抵抗していた様子から理解して頂けた様で助けてもらえた。
これがプレイチックな感じだったらスルーだったんだろうか。
などと今になっては笑えるがwww
実は最後まで兄坊主と3人でされんじゃねーかと内心ビクビクしながらスキンと見比べていたのは言うまでもない。
まだあるけど需要はあるのか?wwwこんな話wwwつうかスキンの場合は周りは笑えて俺は笑えない話なんだがなwww
ハーレーダビッド若坊主
需要あるか?
これは特定されかねんから軽くフェイクを入れないと書けないわwww
てかスキンも大概ばれそうだがwww
あるなら書く(・∀・)
下手な文書でも読んでくれるなんてwww
これがぬくもりティかwww
では若坊主を。さっきも書いたが、描写には軽くフェイクを入れる。
が、奴がやったことにはフェイクは入れないので聞いてくれ。
いい質問だ!
そのタイミングこそ寺打ちで相談するのさ!
各宗派の読経には幾つかのパターンがあって
その読経の文言からいくつ目の鐘の音でもアナウンスをいれるかなどを話し合うんだ。
真宗なんかは正信偈後半のガンニシュクドク~の次の鐘。とかね。
春の頃のだったか先輩と二人でせっせと通夜の為の会場設置をしている時に会館の電話が鳴った。
先輩「面倒な時間に…一本(葬儀)入ったか?」
俺「いや、住職さんの方がダブルブッキングしたそうでこちらには若いの寄越すからよろしくと…」
先輩「はぁ?あそこは跡取り居ないんじゃなかったか?」
俺「さぁ、聞いたこと無いですね。普通なら脇侍で連れて来てもおかしくないですし」
先輩「嫌な予感がする。」
俺「先輩の嫌な予感は当たるからやめましょうよーwww変タヒ体とか来るじゃないですかーwww」
先輩「そうだな、気にしないようにしようwww飯食うぞめし!」
あんたの予感は的中したよ…変タヒ体ではなく、ハーレーに乗った不幸が…www
ドドドドドドド度ドドドドドドドドドドドドドドガウン‼︎
超カッケーハーレーダビッドソンが寺院専用駐車場に止まる。
まwwwさwwwかwww
こいつが電話で言ってた若いのwwwwwwwww
あり得ねーwww全身皮のライダースーツで来るとか正気の沙汰じゃねー‼︎www
どうする?正面から通して喪主や親族の前を通らせて控え室に行かせるか?
いやいや無いわーwww喪主卒倒するわwww
てな訳でライダーに話し掛け、まずこいつが坊主か否かを確認することにした。
つうかメットとゴーグル取れやwww
袈裟姿の坊さんがハーレー乗って走ってるの見たわwwwww
終わってからで良いんだけど火葬場で棺桶押す人にそっと包んだ金渡すのは何故?
あれはお金じゃないよwww
あれが火葬埋葬許可書なんだ。
あれがないと荼毘に伏す事は出来ないからね。
確かにそれ以外に渡す方もいたけど流石に公務員が堂々と受け取るのは見たことないや。
なるほどthx
確かに日本ではまだアングラなイメージを受けてた
婆ちゃんにタヒ化粧したのがきっかけなんだが、割りと本気でやってみようと思っている
俺も続き待ってるぜー
病タヒや事故タヒとして扱われてるけど本当は自杀殳だろうな~って分かったことある?
それを遺族が他の親族弔問客に伏せようとしてたりなんてこととか
それなないな。先輩が一度納棺中に自杀殳してるんじゃないかと疑うご遺体を見た、て言ってたけど俺は見たことないや。基本、検タヒや診断を疑う立場には無いからねー。
ハーレー「あ、はい!バイクここでよかったっすかね?」
いいも何もマジかこいつwww
てかメット取れやwww
俺「あー、そうっすねw」
ハーレー「ではよろしくお願いします。」
おもむろに袈裟や法衣の入ったカバンを俺に渡して
自分は何やら皮のサイドバック的なモノを取り出した。
俺「そちらもお持ちしますよ」
ハーレー「いや、これは結構です!大丈夫ですから!」
何?大事なもんか?仏具法具の類は値が張るとか聞くし、任せようかな。
などと初心者丸出しの考えん巡らせていたら、おいおいおいおい‼︎
正面突破かい!マジかおめー!頭いかれてんのか⁉︎
焦って止めようとしたが、時すでに遅しwww行っちゃいましたwww喪主卒倒確定www
ハーレー「よろしくお願いします ペコリ」
喪主「ファッ⁉︎」
その格好で礼儀正しい挨拶とかwww逆に引くわwww
その後を変な汗かきながら喪主にペコペコしながらついて行く俺。
先輩、マジでわけわかんないっすwww
たwすwけwてwww(泣)
ハーレー「あの、司会の方は…」
俺「司会の者ですね、式前には打ち合わせに伺いますのでそれまでごゆっくりお休み下さい。」
つうか、その服着替えるの時間間に合うのかよwww
失礼の無いように対応しないとヘソを曲げられても先輩に迷惑がかかる。
俺「先輩、導師さん到着されました。」
先輩「おう、あのハーレーまさか坊主のか?」
俺「はい、かなり若い方でしたよw裏から入ってもらいたかったんですが正面突破されましたwww御当家大丈夫っすかねwww」
先輩「笑い事じゃねーや!どうすんだあの空気!www」
先輩、あんたもわろてますやんwww
この時、この後に起こる会館史上稀に見る大事件が待っているとは誰も予想していなかった…。
勉強がてら寺打ち付くか?」
俺「まじっすか?初めてだから緊張しますよ~」
先輩「いやいや、先に俺が入ってその後、お前が茶と茶菓子持ってこい。それからそのまま後ろで聞いてるだけでいいからw」
寺打ちとは念仏の内容がある程度理解出来ていないとまず成立しない打ち合わせなので初心者の俺は後ろで空気を味わえって事らしかった。
俺「はいw」
コンコン、
先輩「失礼致します、○○会館の先輩と申します、式の打ち合わせをお願い致します。」
ハーレー「はい!どうぞ!」
元気いいなーwww若坊主www緊張してるなーなどと思いながら先輩について入室する。
俺「お茶でございます」
先輩「早速ですがご焼香のアナ」ハーレー「ちょっといいですか!」
俺・先輩「⁈」
ハーレー「あの、今日…突然導師をしろと父に言われまして…大変申し上げにくいのですが………!」
俺・先輩「⁇⁇」
ハーレー「実は全く読経が出来ないんですっっっつ‼︎‼︎」
は?
ハーレー「父には内緒にして下さい!大学でやってはいるんですが毎日の勤行なんてやってないんです…ホント触りだけしか出来ないんです…いきなり言われてホントの事が言えず仕舞いで…」
おもむろにサイドバックらしき鞄からラジカセを出しながら
ハーレー「これに、前練習で録音した読経が入ってるんです!これを式中に、流してもらえませんか⁈」
は?
はあぁぁぁあ!?
こいつ、馬鹿なの?www
マジで?www嘘でしょwwwまさかの口パクっすかwwwwww
先輩「その代わり、何かあっても当方は一切の責任は負いかねますよ!」
あたりまえだw結婚式ならいざ知らず、葬儀は些細な言い間違いや順位の間違いで大事件になり兼ねないシビアな世界だからだ。今考えても先輩、パネェすwww惚れるわwww
ハーレー「はい…覚悟は元より!」
何の覚悟かwwwお前の覚悟のベクトルがおかしいwww
これ、ネタじゃなくマジだったから笑えないwww
俺「わかりました!」
ラジカセを俺に投げ寄越しながらハーレーに向かって
先輩「アナウンスなどのタイミングは全てこちらで決めます。貴方は音と動作がズレない様に注意して下さい!」
ハーレー「大丈夫だと思います。」
先輩「思いますじゃねぇ!やれ!」
ハーレー「」
先輩、男前すぎwwwもう命令じゃんwww
何て考えていたが、ラジカセを設置しながらここで大事な事に気付く。
もしかして、このラジカセ操作…俺?
一番重要じゃね?おかしくね?俺、新人なんすけどwww
無理ゲーでも、もうやるしかった。
運命の開式まであと5分を切っていた…。
恐らく録音されているであろう鐘の音を流れる前に落とし、焼香中の音量フェードアウトやハーレーの口パクに合わせながらの先輩との合わせもあるからだ。
しかも読経内容は通夜に使うモノより長いはず。
だから先輩はハーレーが見えて、会場後ろの音響設備にいる俺を視認出来る配置をとったのだ。
もちろん報告はしましたよwww
まぁその前に檀家衆からチクリが入ってたがwww
恨むならハーレーでおながいしますw
献茶オバ「式説終わりましたよ」
俺「マイク電源入れます」
もう後は野となれ山となれw
先輩「これより、○歳にて尊き生涯を閉じられました、故○○△様、お通夜式、開式に御座います。…(長いので割愛)…御導師様ご入場で御座います」
流石先輩、流れる様なアナウンス
ハーレーも袈裟に着替え、それなりに見える様になってるなwww
先輩、俺、ハーレーの三人の修羅場が開式してしまった。
ホント逃げたいwww
俺も片棒担いだから浄土には行けんわなwww
荘厳な空気が流れるなか、会場全てに響き渡る鐘の音…そしておもむろにラジカセのスイッチを押す俺www
ラジカセから流れる音は確かにしっかりとした読経になっていた。
これなら何とか押し切れるか?
しかし先輩は苦い顔をしていた。
俺「?」
先輩はハーレーを見ながら速い、とジェスチャーしてきた。
今ならなぜ早くてマズイかは直ぐ分かるが、あの当時の俺の脳みそでは全く理解出来なかった。
要はこのままだと式の途中でラジカセがB面に突入し、B’zが会館に爆音で流れる可能性があったのだ
(事前にA.B両方確認済み)
俺「そんなこと言っても無理ですよ!」
と身振りで伝えようとすると、献茶のオバちゃんがスッとと前に出た。
そうか!早く焼香を回せばいいんだ‼︎
流石オバちゃん!愛してるぜー‼︎
オバ(フェードアウトして、俺君)
俺(はい!)
オバちゃんに促され、音量調節をかける。
オバちゃんには事態の内容は伝えたが、細かな打合せは全く出来ていなかった。
式前の献茶は忙しいからねwww
それでもオバちゃんは凛とした後ろ姿でメイン通路を歩いて行く。
やべえwww抱かれてもいいwww
喪主の脇に膝着き親族焼香の態勢に入り先輩に目配せする。
ここで俺もフェードアウト!
先輩の流れる様なアナウンスが会場に響く。
ここまでハーレー役立たずwwwで言うか何もするなwww
ズレてるwww
ハーレーの野郎‼︎スムーズに行き出したから安心して口パクん手抜きしだしやがった!
読経というのは詠む僧侶によりけりだがかなりの体力と肺活量がいる。
なので必ず体が上下に揺れたり座り直したりするんだ。
にも関わらずあの野郎!下向いて微動だにしない!バレるだろうが!
と思い先輩を見ると…。
顔真っ赤www正に修羅の顔www
後から聞いたが、ハーレーの野郎、緊張の余りチビってしまって身動き取れなくなってたらしい。
無事(?)に何とか一般会葬の焼香を済ませ、最後の難関、念仏の締めを迎えた。
俺は先輩から予め、司会虎の巻とも言える事細かに書き込まれた勤行帳を手渡されていた。念仏(ラジカセ)の文言を一字一句逃さないように目で追いかけ、先輩がジェスチャーをした瞬間に音源を落とす。
すかさずハーレーが生声で締めの念仏を唱え、あたかもマイク不調の体でオバちゃんがマイクを入れ替える段取りだ。
まぁ、やらかすんですけどねwww
ハーレーの事www
また続き待ってるよー
俺「よし、あと少しで…。」
ラジカセから流れる読経と虎の巻を照らし合わせながらボリュームのひねりを持ちながら先輩とアイコンタクトを欠かさなかった。
5・4・3・2・い…(かぁ~ん)
え?
え?
ラジカセの読経が間違えてるwww
ワンテンポ早く鐘を鳴らしやがったwww
俺「うわっ」
カチっ
先輩「厳かなる読経の流れるなか…(汗)」
オバ「失礼致します」←超冷静
ハーレー か~ん(鐘)
何ならしてけつかるねんwww
馬鹿か!さっき鐘なっただろ!しかも完全に口パクばれたタイミングで!
先輩「」
もう完全に来客にばれたと確信した…www
会葬客って坊主の念仏なんて殆ど聞かずに下向いて聞き流してるのねwww
新人だからみんな聞いてると勘違いしてたわwww
それでも何人かは不審な点があることに気付き始めていた。
先輩「巻きでいく。さっさとBGMいけ」
俺「うす!」~♪♫
何とか合掌礼拝までこぎ着けたが、ハーレーが立ち上がらない。
通常、読経が終われば法話をするか、すんなり帰るんだが(本来は9割法話入ります)
ハーレーに限って法話なんてさせたら何言い出すか分かったもんじゃないwww
んで、法話すっ飛ばして退席して貰おうと考えたんだが…。
放心状態のハーレーの姿がそこにwww
お前が昇天してどうするwwwwww
段取り忘れるなやwwwお前の仕事終わってるからwww
貴様の席はもうここにはない、つうか後で殴るからな!ゲンコツだゲンコツ!
喪主挨拶も無事に終わり、会葬客の見送りに喪主に立ってもらうんだが、そのそばで通夜菓子を俺は配っていた。
俺「お疲れ様でございました、通夜菓子でごさいます」クバリクバリ
喪主「今日はありがとうございました」
老人「あんた、あんな念仏聴くためにワザワザこんなとこ来たんじゃないからねっ」
喪主「はぁ」
このやりとりで確信した!喪主は気付いてない!
ババア!貴様要らぬ事をっ‼︎
棺桶なら倉庫にあるから桐棺から彫刻刺繍棺まで今なら無料大放出だ!だからこれ以上いらん事を言うな!
とタヒんでも口に出せないながら目線でババアを杀殳そうとしたが手遅れだったwww
クソババ「あんた、あれ録音でしょ」
喪主「ふぁ⁉︎」
オラもーシラネ(゚⊿゚)
喪主は俺が一番近場にいた会館員なので当然詰め寄ってきた。
オバちゃんは通夜振舞いの準備、先輩は一仕事後の一服www
やられたw完全に人身御供www
俺(正直に言うか。ウチは頼まれてやった訳だし)
俺「あのですね」
「ちょっと待ってください!」
そこにハーレーがやってきた。
お前が来ると間違いなくややこしくなるから来るなwww
ハーレー「僕がお願いしたんです!念仏が下手くそで、皆さんにご迷惑をかけるのが分かっていたので…」
お?マトモな答えじゃんwwwつうか全てはお前のせいなんだかなwww
え? え?
何喪主w知ってて泳がせてたのかよwww
あんたが一番のタヌキやないかいwww
喪主「俺君、だったかな。担当の先輩さんを呼んで下さい。」
会葬客が帰り、親族も控え室に引いた後…
喪主、ハーレー、先輩、俺(いらなくね?俺)
が寺院控え室で話し合う事になったwww
要約すると、会館側は全力でハーレー、当家、会葬客に一番迷惑のない形を模索した結果なので不問に処すし、葬儀代金もきっちり払う(マジ神www)
ハーレーに関しては、住職さんに全て報告させて貰う。関係の無い会館職員まで巻き込んで迷惑をかけた事が小者だ。
腹立たしい
(俺もそう思いますwww)
まず一番に故人に対して今一度謝って貰う。
その後の本人の処遇に関しては、住職さんと会館に任せる。
とのことででした。
喪主カッコよすwwwww冴えないおっさんとかバカにしてホントすんませんしたっ‼︎
ハーレーはストレスで円形脱毛症になりましたwww
いくら剃ってもハゲと剃り跡は差が激しくて目立つからねwwwザマァwww
住職さんから直接謝罪も頂きまさしたしwww
ただ、この出来事は会館の上層部には内緒だったんですよねwwwまぁ半年せずにハーレー本人がバラしましたがwww
まぁ喪主さんの懐が深いからハーレーも今現在住職を継いでるし、ウチの会館があの地域で未だに仕事が出来ている訳だ。
これでハーレーダビッド若坊主終演に御座います。
ご静聴頂きましたる皆様方に於かれましては、不満もあると存じますがお時間に御座いましたwww
③木魚がぁぁぁぁぁ‼
をお願いしますw
あれも大概長いwww
あとオバちゃんヒロインだwww
あるぜ~www
ポルターガイストとかあったぜーwww
思い出したくないやなwww
車のエンジン止まってボンネット弾けたこともあったなwww
大体そんな仕事は自然と俺と先輩に来てたねwww
俺が7割だがwww
ついでに心霊体験とかあれば書いてくれw
この前友達が20代前半で亡くなって葬儀行った時、
別れの言葉の後司会の人が目真っ赤にして泣いてたのが印象的だった…
葬儀屋で働いてる人ってそういう事に慣れてそうだから
泣くのとか初めてみたからびっくりしたな。
泣くね(´・ω・`)
ホントはプロ失格なんだろうけど
できる奴は鬼だぜwww
想像しただけで泣けた
めちゃくちゃ辛いなそれ
しかも俺、その時あかんぼができたばかりで感情移入しまくってやばかったwww
勢いつけるために呑んだのがまちがいでした☆ごめんなさいm(_ _)m
では少し坊主噺も煮詰まる感じだし、違う話をしようかと。
A葬儀屋の他人に言えない洒落にならないミス
B笑える当家若しくは会葬客
C本当に体験したガチオカルト体験
Dヤバすぎる変タヒ体の話
木魚も書くよwww
長いから時間がたっぷりある時に書きたいな。ハーレーみたいに細切れは辛いwww
C本当に体験したガチオカルト体験
きぼう
もうちょい寝るのでまた明日かな?
酉つけた方がよいのかな。付け方よく知らないんだが…。
短いやつを。
応援に出た帰り、自宅葬用の祭壇を積んだトラックで山道を走っていた。
ガシュっ
俺(やべっタヌキかイタチか?)
後続や対向車も無いので轢いたであろう左前輪を見に降りた。
明らかに轢いた感覚があったのにいくら見ても血の跡一つ着いていない。
俺(っかしいなー?後ろに飛んだか?)
立木が邪魔だったのでフロント側から右に廻り、後ろを見ようとした。
いない。
⁇⁇
俺(疲れてんのかな~早く帰って寝よ)
と思い、運転席に上がろうとした瞬間
ステップの上に見たことないくらいデカイ白猫の生首がコッチを見ていた。
向いてたんじゃない。睨んでた。
俺「ひっ⁈」
余りの事に金縛りにあってしまい変な汗が首筋を伝う…。
変に汗が気になって意識がそれた瞬間、生首は消えていた。
俺「なんだったんだ?」
幻覚にしてはリアルすぎるだろ…。
勿論運転席も隈無く調べてからだが。
会館に帰り着いてから古株の職員に顛末を話すと
古株「あの道、一本脇道あるやろ、あの先な、猫寺あんのん知らんのか?」
俺「猫寺?不勉強ですいません、知らないです」
古株「あそこはな、昔から化け猫を祀る変な風習があってネコツキいうのがあるんや」
俺「もしかして俺、ヤバイすかwww」
古株「さぁな、日々の猫への行い次第ちゃうかwww」
俺「マジか…」
それからはどうと言う事もなく過ごしていられるのも元来の猫好きに2ちゃんの猫愛がおれを守ってくれてるのかも。
追伸
同じ現象をみた葬儀関係の景品屋がその坂で単独事故を起こして生タヒの境を彷徨う事になったのは別の話だ。
終
夜中にある集落まで病院から御遺体を搬送した時の話
帰りに寝台車を走らせているともう一本遺体引取りが入ったとの事で急いで帰らねばならなくなった。
俺(嫌だな~。でも間に合わないしな、仕方ない)
何が嫌かというと、山を越えるのが嫌だったんだ。
低い山でカーブもない一本道だ。
迂回するよりも20分は早く会館に帰り着ける。
俺(素通りすれば問題ないし、行っちまえw)
快調に走る車、対向車が来るとすれ違うのがやっとの道を走る。
俺「ここがあの有名な寺か…」
何日も雨なんか降ってないのに異様に湿気た僧堂が見えた。
ぶるっと来て早く行こうとした処に明かにDQN仕様の車が来た。
しかし多分向こうも最悪な気分だろうね。
水小寺の前で寝台霊柩車と会うんだからw
少し左に切ってDQNを交わして下ろうとした瞬間。
がただただたたた…。
あれ?車がおかしい。
色々噂は聞いていたが実際食らうとちびりそうになった。
寝台がカタカタ鳴る…。
おかしい、ストッパーは掛けたからこんなに鳴るはずないっ!
気になって後ろを見た瞬間、ボンネットが
バンっ‼︎‼︎‼︎
え?
何もしていないのに跳ね上がった。
いよいよパニックに…。
マジかよ!
遠くでDQN女らしき悲鳴も聞こえた。
同時多発ポルターガイストかよ!
助けてくれそうなやつもいない、どうするよ…!
出るの怖すぎて無理!
でもカタカタも止まないし、中も怖い。
気が付けばエンジン切れてる‼︎
勿論セルは必タヒに回すが
かからねぇ
後ろのストッパーのカタカタがガタガタ震えて来た…。
何か凄い事に…なるんじゃなかろう…
ガッシャーン‼︎
後ろの寝台が跳ね上がった。
その瞬間、セルが回り出した。
逃げる様に走り、会館に帰り着いた時には身体は汗でびっしょりだった。
寝台大丈夫かな…。
後ろのハッチを上げようとしたら
そこらじゅうに小さな手型がビッシリ付いていた。
もしかしたら寝台車を見た水子が現世を思い出して羨んだのかも知れない。
DQNは知らん。多分無事…
多分。
終
ある日、一人で仕事を受ける様になった。
小さな葬儀で、人手も要らないので俺と献茶のおばちゃんの2人で十分だった。
そこは新館に移転してからはあまり使われていない会館で、設備も余りいい物ではなかった。フロントホールには、創業時に買ったか寄贈されたかの古い振り子時計が据え付けてあった。
俺「何か薄暗いっすね」
オバ「ここ何年かは半分倉庫みたいな感じだしねー」
おばちゃん曰く、昔はこの会館を中心に忙しく走り回っていたらしい。
生花の札作りをせっせと済ませ、会館の掃除に行こうとフロントホールに出た。
(あれ?)
時間がズレてる。
直しとくに越したことないや。
カチカチカチカチ…
ゼンマイを巻き直してから掃除をして一服入れたのが夜の10時を廻ったあたりだっただろうか。
俺「今夜夜間搬送の当番なんで泊まります」
オバ「やめときな、悪い事言わないからさ」
(?)
オバ「出るんだよ。ここの会館。特に霊安室が」
俺「やめてくださいよーwww」
気配を感じて後ろを見る…。
何もいない。
俺「そんな事言うからびびっちゃいましたよwww」
オバ「そ、そうよねw」
ピンポーンパーンポーン♪
俺・オバ「‼︎」
いきなり館内放送の鐘が鳴った。
館内放送の機材は会場の左手、霊安室の手前にある。
オバ「俺君、電源…いれた?」
俺 「してないっすて!明日の朝に機材チェックするつもりでしたし!」
ざ…ザザ座字ジジジじ…。
今度はラジオが動き出した!
つうか棚の上にある機材が何で⁉︎
オバ「やばいよね…。」
俺「はい。どう考えても…」
何でこうなった…。
とりあえず館内放送はマズイ。住宅地の中にある会館だからこんな夜中に放送が流れた何て知れたら…。
行くしかねー…。
フロントホールに出た。
時計は…。は?
遡ってる⁇止まるならまだしも…。
あの時合わせたのが20時手前、今は…。
18時⁈
なんだこれ…。
俺「オバさん!時計もおかしい!」
2人で出たがオバちゃんは小さくなったままだった。
あれ!あれ⁈
付かない!
何かそんな気してたけどマジか…。
オバ「俺君…?」
ここで電気が付かないのを言っても怖がらせるだけだ、黙って携帯のライトを付けた。
俺「主幹切ってました。携帯でいきますよ」
オバ「う、うん」
手探りで機材がある場所までたどり着いた。
電源入ってない…予想はしてたけど…。
仕方ない、戻ろう。
オバちゃんだけでも帰そうか…。
そう思った矢先
ぼーん、ぼーん…ぼーん…
柱時計が鳴った。
すると、さっきまで流れていたラジオや館内放送の砂嵐がピタリと止んだ。
何だ?これ…。
でも帰るなら今の内かも知れない!
何かわかんないけどそんな気がする!
俺「オバちゃん!今の内かも知れない!早く施錠して帰ろう!」
オバ「そうしよう!」
怖さに負けそうになりながら必タヒに二人で手分けして施錠をする。
ホントこえーwwwヤベーwww辞めたいwwwこの会社www
最初で最後の辞めたい症候群だったw
変タヒ体も楽しみにしてる
どうやってセ○ムを掛けたかすら覚えていない。
後日、オバちゃんに聞いても同じような返事しか返って来なかった…。
数ヶ月後、その旧館に再度寄った時に柱時計を見たが、巻きネジの穴が壊れていた。
先輩に聞いても、先輩の入社した時からカバーがかけられて中を見たのは今回が初めてだとの事だった。
あの時計は結局誰が付けたのか、誰も知らない。
取り壊されて無ければまだあの旧館でネジを巻かれるのを待っているのかも知れない。
追記
多少盛ったけど、柱時計はマジだ。
終
葬儀場で働こうかと思ってたけど、やめといたほうがよさそうかな。
ウチは老舗の葬儀屋の部類にはいるからね~(´・ω・`)
先輩なんて朝一会館に行ったら安置されていた御遺体のドライアイスが外れてて姿勢も違ってたとか何とかwww
最近の会館は安置所や施設も綺麗から大手なら大丈夫だとおもうよ。
俺が特別出会いやすいんだわwww
姿勢も違ってたとかΣ(゚Д゚)恐ろし過ぎwww
俺も聞いた時にはチビりかけたwww
水子寺の直後だったしなwww