またもや娘はテンション最高潮だった、マサイ族並みのジャンプで幼馴染みを歓迎してた
幼馴染みもいつも通り娘にハグして嫁似のほっぺたに頬ずりしてた
しばらく三人で人形遊びをして、娘がハンバーグ食べたいと言ったから夕飯に近くの洋食屋へ出かけた
俺がお行儀悪いからやめなさいと注意してもなかなかやめない
だけど、幼馴染みがダメでしょ!というと一発で言うことを聞いた
あぁ、やっぱり父親としてまだまだダメなんだなぁと感傷に浸っていたその時、娘がとんでも無いことを言った
「お母さんごめんなさい」
「幼馴染みおねぇちゃんはお母さんじゃないの?」
「違うよ、幼馴染みおねぇちゃんはママじゃないんだ、娘ちゃんのママはお空に行ったんだよ?」
娘が続けて喋る、俺は娘が私のママはどこにいったのと聞かれた時の言葉で返す
「知ってるよ、ママはお空に行ったんだよね」
「そうだよ、だからね…」
「ママとお母さんは違うんじゃないの?」
「えっと、それはね…」
「そうか、ママとお母さんは違うのか!面白いな娘ちゃんは!」
幼馴染みの急激なテンションの上がり具合に今度は俺と娘が驚いて黙ってしまった
とてもじゃないけど、冗談も返せなかった
「ねぇ?」
「ん?」
「面白いよね、ママとお母さんは違うって」
「なんとも子供ならではの発想だよな」
「でもあれでなんか吹っ切れた、あんたさ、私にこの前あの子のママになってって言ったよね」
「うん言ったね」
「わかってるよ」
「でもね、私お母さんにだったらなりたいかな」
「本気で言ってんのかよ?」
「本気も本気よ、30超えた女こんな事冗談で言えないって…どう、嬉しい?」
「お、おう…嬉しい」
「ならさ、聞かせてよ」
「あんたは私の事、女として好き?」
「お前彼氏いたろうがよ」
「この歳で男性経験無い方が異常でしょ?」
「まぁそうだけどさ」
「あんたのこと好きだったのに、素直になれないし、そうこうしてるとあんたちょくちょく彼女作っちゃうし、そりゃこっちだって作りますよ」
「私が娘ちゃんを可愛がるのはこの子が可愛いってからだけじゃないの、娘ちゃんが私が好きだった嫁ちゃんとずっと好きだったあんたの子供だから」
「もしあんたが私を女として好きじゃなければ、無理にはしないほうがいい、このままの関係でも充分だもん」
「でも嫁ちゃんと娘ちゃんの次でも良い、私の事も好きになってくれるなら」
「私を娘ちゃんのお母さんにしてください」
「おう」
「おうってなによ」
「いや、好きです」
「俺と結婚して、家族になってください」
「たまには素直な言い方も出来るじゃん」
嫁に続き2回目のプロポーズ
街灯の明かりぐらいしかなひっそりとした近所の見慣れた道だった
嫁への気持ちは変わらないが、一方で確かに幼馴染みに好意を持っていたし、幼馴染みなら娘を本気で愛してくれると思ったから
ふと気づくといつの間にかおぶっていた娘が起きていた
寝ぼけているようだったが、「お姉ちゃんがお母さんになってくれるってさ」と話すと嫁似のほっぺたを両手で挟んではにかんで、また眠ってしまった
幼馴染みの両親は意外な迄にあっさりと受け入れてくれた
うちの方は母ちゃんが「大変な思いをするかもしれないけど、大丈夫?」とか聞いてたが、幼馴染みの「はい」の一言に納得した様子だった
親父は「息子と孫娘を宜しくお願いします」って言いながら頭を下げていた
さて俺にはもう一つ話をしなければならない家族がいた
嫁の家族だ
電話をかけると、お母さんはとても喜んでくれた、あなたが選んだ人なら間違いないむしろ今までありがとうとまで言ってくれた
手を合わせたきた
娘は小さな手を合わせながら嫁に一生懸命語りかけていた
幼馴染みも手を合わせてただずっと目を瞑っていた
幼馴染み曰く、嫁ちゃんの育ったところを見たいんだと
嫁さんのお母さんの厚意で二人とも家に泊めてくれる事になった、俺は仕事があるから行けなかったけど、毎晩娘から電話がかかってくる
久々に田舎のおばあちゃんに会えて嬉しいんだと思う
幸せになるんだよ
涙がとまらんよ
幼馴染に子供出来たらどう変化するんだろうな
やっぱり自分の子供は欲しいだろうし
ありがとう、今でも十分すぎるくらい幸せなんだけどね
>>283
何度かその話したんだが、幼なじみは作る気ないの一点張り
その辺りは今後も話していくよ
作る気ないって言ってるのか
となると夜の方はもっぱら近藤さん使用?
まぁ正直そうだね
となると、娘が「弟か妹が欲しい」と言い出すまではなし、か
幼馴染には兄弟いるんだっけ?
なんかその幼馴染は
自分の子供が出来ても大丈夫な気がするなぁ
幼なじみは一人っ子だよ
>>288
うん俺もそう思うよ
いい女二人に恵まれて
>>1は幸せすぎるぞww
おっしゃるとおり
家族で支えあって頑張れ
一人っ子なら尚更子供作るべきだと思うなー
出産にはリスクも伴う
難しいよな
俺もそう思うんだがな
>>294
彼女なら平等に愛してくれると思う
くっそ サラりとww
嫁さんによろしくな
娘のためにも嫁ちゃんのためにも、幼馴染みちゃんのためにも、男だろ!
ありがとう
>>298
そうだな、帰ってきたら言ってみるよ
お幸せに
てか、親父にナグられるまで三十路越えの嫁入り前の女を託児に使ってたのか…親父に感謝だな
お幸せにな
彼女だったら子供が生まれたとしても娘を愛してくれると思うんだけど、彼女の思うところもあるだろうし
幼馴染み大切にしたれや