ある日喉が乾いたので小1の妹に「おい、何か飲み物買ってこいや!」と命令した。
妹は出かけたが待ってもなかなか帰ってこない。
どうせどこかで道草食ってんだろう、買ってきたらしばきまわしてやる!と思っていた。
とうとう夜になるまで帰ってこず、やっと7時に帰ってきた
ドアを開けるとびしょぬれで両膝にすりむいた跡のある妹が立っていた。どうしたか聞くと
「おかね、、おとした、おかね、、、おとした、、こけて、、お金おとした、、、探したけど、、
みつからんかってん、、ごめんなさい、、ごめんなさい、、、」
ひっくひっくとびしょぬれの体で泣く妹がそこにはいた。
外は夕方から酷い嵐でその大雨と台風の中、妹はずっとこけてドブに落とした100円玉を探していたという。
「なんで、お金なんかどうでもええやん、なんでこんな時間まで・・」
と言うと「おこられる、、お金、おかねおとしたらおこられる・・ごめんなさい、、ごめんなさい」
とぶるぶると震えていた。
私は今までどれだけ妹に酷いことをしてきたか気づいた。
妹にとって私はそれだけ怖い存在だったんだと気づいて自分で自分が嫌になった。
ぎゅーっと抱きしめたら冷たかった。それから二度と妹に対して手を挙げることはなくなった。
17で私たちを産んだ母は当時毎夜毎夜飲み歩いていた。
夜、一緒に寝て欲しかった。一緒にいてほしかった。けれど母は毎夜むっくり起きどこかへでかけてしまう。
今思えば朝にはいるのだから、大したことはないのだけれど
当時小学生だった自分は毎夜が心細かった。私たちより夜の飲み会のほうが大事な事がいやだった。
ある日ぐずる私に「お母さん、今日夜勤なの。だからぐずらないでね」と母は言った。
私は夜勤ならしょうがない、お母さんがんばってね。妹は僕がみておくから、とそう言った。
母はにこにこ出ていった。
夜私は妹とおにぎりとあついお茶を作った。働いてるお母さんに会いに行きたかった。
家から会社までは歩いて1時間くらいかかる。でもお母さんに届けたかった。
この間かってもらったジャンパーを妹にきせて、私も着た。ちょっとした旅行気分だった。
夜中歩いた。道道で「どうしたの?こんな夜に」と大人に声をかけられたけど、妹の手をにぎって一生懸命
先を急いだ。不安だったけど合えばお母さんになでて貰えると思った。
会社についた。シャッターは締まっていた。その時初めて嘘をつかれたのだとわかった。
同じ道のりを帰った。
次の日それを母に言った「いやらしい!!!なんなん?あんたってコは!!人の会社までつけて!!!
いつからそんないやらしい子になったん!!ええかげんにしいや!」とはたかれた。
その時の事を思い出すと妹の事と同様せつなくなる。
これが、小3のお兄ちゃんと小1の妹の話
っていうなら良かったんだけどね…。
小1の妹に暴力をふるうあなたは、中3だったわけで。
反省したのは判ってる。
家庭環境において不遇だったのも判る。
でも、なんか胸糞悪いや…。
なるほど、そうなりますか。人物の特定を避けるために年齢差は嘘を書いています。
8はとりすぎだったか。
小1と小6ぐらいでしたね。
自分も丁度同じくらい離れた弟がいます。
なので、やはり暴力をふるうには、
気がひけるくらいの歳の差じゃないか?
と思ってしまいますが…。
そうは言っても、胸糞悪さは解消しました。
失礼な事を言ってすみませんでした。
言わなくても充分ご承知でしょうが、妹さんを大切に。
私、5歳年上の兄にまさに241みたいな仕打ちを受けてた。
私自身、それが原因で何か生活に支障があるわけじゃないし、普通に明るく人並みの人生を送っているけど、
県外の兄が正月とかに帰ってくるのがすごい嫌。超がつくほど一流企業に勤めてて
顔もいいし、普はたから見てれば自慢の兄。
もう30過ぎてるから暴力なんかふるわないだろうけど気に障ること言ったりしたら、
またやられる気がして兄が帰ってくると私はほとんどしゃべらない。目も合わさない。
仲が悪いわけじゃなく、私の世界に侵入ささない。
殺してやりたいとかも思わない。でも時々
「事故って氏ね。最初から存在してなかったように消えろ。」って思う。
きっと兄が氏んでも泣かない。きっと胸のつかえが取れて楽になれる。
自分の発言、実際に虐げられた人に対して無神経でした。
何歳だったかなんて、関係無いですよね。
苦しく辛いことには変わりない。
軽率な発言お詫びします。
俺も似たようなものかも。
2歳年上の兄がいるんだけど、小さいころからホント嫌だった。
暴れる上にひねくれているものだから、小学生の時も
友達を自分の家に招いて遊ぶなんて数回だったと思う。
そんな兄はすでに5年前から下宿。
もちろん最後に顔を見たのもその5年前。
きっとこのまま親の葬式まで会うことも話すこともないんだろうなと思う。
兄から暴力を受け続けた小さい女の子のことを思うと切ない。
ひどい風雨の中を、小銭を捜し続けるなんてよほど兄がこわかったのだろう。
せめて妹さんが幸せになっていればいいのだが。
男性に嫌悪感を持ってしまい、交際できないとか、暴力的な男性と結婚してしまったとか。
そんなことにならないといい。
250さんのように、兄への恐怖や嫌悪感はどうしても残ってしまうのだろうか・・・。
今後周りも気をつけてやらんと。
俺はその辺り分かってたんで
強い意志でもって長男防波堤やってたがきっつかったな。
当時は自分でもどうしてそんな事をしていたのかわからない。
「お兄ちゃん、お兄ちゃん」と何でもあとをついてくる妹がただただうざかった。
お前は「お兄ちゃん」と甘えればそれですむかもしれないが、こっちはそうはいかんのだ。
何も知らない顔でベタベタしやがって。という気分でいっぱいでした。当時はね。
妹を自分に接待服従させる事で自分の安心感を得ていたんだろうな。
妹の面倒を見てるのに「お兄ちゃんのくせに!」と折檻される腹いせだったのかもしれないです。