嫁「おにーちゃんってよんでいーですか」
俺「いいよ、よろしくね嫁ちゃん」
当時俺22歳、嫁6歳
まさかこの女の子をめとることになるとは夢にも思わなんだ
俺?
まぁいいや、気分がいいので食器を洗っている嫁を眺めながら吐き出す
かいつまんで言うと嫁は元カノの妹なんだよ
当時俺は塾でバイトをしていて元カノ(一応義姉に当たるんだがそう呼ぶと嫁が怒る)はそこの生徒
可愛いなとは思っていたけどさすがに手を出せずにいたら
帰り道や家近くのスーパーでちょくちょく出会う
聞いてみると嫁実家は俺のアパートから徒歩二分の場所にある
元カノはしょっちゅう遅くまで自習室で勉強していたんで
その気になれば帰り時間を合わせるのは難しくない
そんな訳で可能な限り元カノを家まで送る事にした訳だ
そうやってなんとか元カノを口説き落として嫁実家にお呼ばれして
紹介してもらった嫁との会話が>>548
言っとくが元カノが大学に受かるまで手は出していないぞ
嫁も嫁が小学生のころから半同棲状態で半分俺が育てたみたいなもんだが結婚するまで手は出さなかったぞ
それと喧嘩についても
今日は嫁の機嫌を取らないといけないんで今日はもう書き込めない
また明日続きを書くよ
ただ嫁との馴れ初めをまとめようとしたがあんまりおもしろくならんな
どっちかというと嫁じゃなくて元カノが主役になったけど、まぁいいや
あと昨日書き忘れたんだが元カノは当時18歳の高3で嫁とはちょうど一回りはなれている
それと嫁が俺をおにーちゃんと呼んだのは単純に兄がほしかったからだそうな
正確には父か兄がほしかった(嫁実家は母子家庭)そうなんで
嫁の気分次第ではおとーさんと呼ばれてた可能性もあることに
まぁおにーちゃんはともかくおとーさんだったら断ったかもしれない
でも16歳差だと父親でもおかしくはないんだよな、というか親子と間違われるのはいつものことだし
付き合うようになってから元カノはちょくちょく嫁を連れて俺の家に来て
俺は元カノの勉強を見てやりながら嫁の面倒も見てやるという感じで
大学に受かるまでは家庭教師兼ベビーシッターみたいな関係だった
合格した後ようやく初デートをしたんだが幼い嫁を放っておくわけにもいかず
勢い嫁を含めた三人で遊びに行くことになった
今思えば元カノと別れたのはこの辺が原因
義母は子供を二人とも大学にまで進学させ(元カノはそのために塾にも通わせた)たり
そこそこの額を娘の結婚資金としてため込んでいたりと
仕事人や一家の大黒柱という意味では尊敬しているが
嫁の世話は元カノに丸投げしていたんで母親としては問題あり
元カノとしては中学高校の時期を嫁の面倒を見るために潰された形になるし
嫁のことが嫌いだという訳じゃないだろうけどうんざりはしていたんだろう
遅くまで自習室にいたのも家に帰りたくなかったんだろうな
俺は嫁の面倒を一緒に見てあげていたけど嫁と元カノはセットで考えていて
嫁の世話から元カノを解放しようとはしなかった
割とおとなしめの女だったのが徐々に派手になっていったし
友達を遊ぶと言って遅く帰ってきたりとどんどん悪い方向に流れていった
推測だが「妹の世話なんかほっといて遊ぼうぜ」というタイプの連中に捕まったんだろう
特に何か言ったわけじゃないが元カノとの関係はほとんど自然消滅していた
ある日俺が家にいると嫁が「おなかすいた」と訪ねてきた
聞いてみると今日に限って元カノが食事の準備をしていかなかったらしい
仕方がないのでラーメンを作って食べさせていると元カノが嫁を探しにやってきた
俺としても元カノには言いたい事がたくさんあったのでその場で元カノに説教をかましたんだが
今考えるとコレはまずかった
元カノが来たのは9時ぐらいで小学生の夕食として見たら遅いけど
大学生の帰宅時間として見たら特別遅いという訳でもない
今まではちゃんと食事の準備をしていたんだし
遊び歩いているとは言っても嫁のことを完全に忘れてわけじゃなかったはず
それなのに俺が上から目線で説教をしたせいでかえって意固地にさせてしまった
結局元カノは逆ギレしてその場で喧嘩別れという形になった
俺が元カノに説教かました時点ではかなり険悪な関係になっていた
その後元カノは食事の準備はするけど結構手を抜くようになって
それに合わせるように俺はちょくちょく元カノの家に行って嫁の面倒を見るようになった
俺はこの時点では元カノには完全に愛想が尽きていたので元カノとやり直すつもりもなく
単純に妹分である嫁の面倒を見るために嫁実家に足を運んでいた
元カノとしては俺が完全に嫁の味方なのが更に気に入らなかったんだろうな
俺が嫁を甘やかすから嫁が調子に乗っているという思いもあったのかもしれない
そしてある日嫁と元カノが大喧嘩
具体的のどんなものだったのかは知る由もないけど
元カノは家に帰らない日が増え始め嫁の世話を完全にやめてしまい嫁の面倒はほとんど俺が見る形になった
始めは俺が嫁実家に行っていたんだが時々元カノと鉢合わせして気まずいんで
嫁に鍵を渡して俺の家にいてもらうことにした
俺は仕事を終えて帰ると嫁の為に食事を作りそのまま嫁と遊んで
その後寝ついた嫁をおぶって嫁実家まで運ぶという生活をしていた
だけどだんだん面倒になって俺の家に泊まらせることになり
小3か小4のころにはほとんど俺の家で生活していた
そのうち料理や家事を覚えて嫁が中学に上がるころには生活費を渡して家事全般は任せていた
嫁には「どうなるかわからないから待たないで寝てていいよ」と連絡を入れたんだが
なんとか終電に間に合って家に帰ると嫁が机に突っ伏して眠っていた
なんとなく悪戯心が湧いてきてほっぺをぷにぷにとしていたら何を思ったか嫁が俺の指をくわえてきた
その瞬間に男の本能が爆発した
今まで嫁を女として見てなかったがその時始めて女として意識した、別にそんな性癖はないはずなんだがな
コレが嫁が高1のころの話なんだが一度意識しだすとどうにもならないし
今更嫁のいない生活なんか想像できないしで嫁が18の誕生日にプロポーズした
ちょっとしゃれたレストランでお祝いしてプロポーズして婚約指輪も贈った
まぁカッコよく決めたつもりだけど内心は不安でしょうがなかったんだがな
嫁に好かれているという自信はあったけど
出会ったころの俺は嫁にとって兄というか父親代わりだったんだろうし
色々と世話を焼いてくれるのもそういう関係でしかないのかもと思っていたからな
まぁ結局OKをもらえたんで取り越し苦労だったんだが
ちなみに婚約を伝えたときの周りの反応
母は俺の近くに若い女がいる事は気付いていたらしい、さすがに高校生とは思わなかったそうだが
父は単純に喜んでいたし、弟は羨ましがって弟嫁の機嫌を損ねていた
友人一同にはロリコン認定された、まぁ当然だな
義母は端からそのつもりだったらしくあっさりとした反応だった
嫁友一同は俺のことを本当の兄だと思っていたらしく大混乱していた
そのうち家に寄り付かなくなって今は連絡が取れなくなっている
ケンカの原因はその元カノについて
俺にとっては昔のことだし良くも悪くも自分とは関係のない過去の話でしかない
むしろ嫁と元カノの仲を引き裂いたのは自分だと思っているので罪悪感もあるんだが
嫁にとって俺の元カノは俺と嫁を捨てて消えた最低の女らしい
俺からすると当時の元カノの気持ちも今ならわかるし嫁に実の姉を憎んでほしくないので
擁護するような事を言ったら本気でキレてそのまま実家(徒歩二分)に帰って行った
嫁との付き合いはかなり長いけどあそこまで怒った嫁は初めて見た
そのまま俺も嫁実家に行って謝ったんだが許してもらえず
月曜は嫁にメールしたり嫁実家で扉越しに謝ったりでつぶれた
火曜も朝一でメールしたが反応なし
仕事を定時で上って嫁実家に直行したが誰もいなかったので帰宅したら嫁がいて本当に助かった
その後散々嫁のご機嫌取りをしてなんとか機嫌を直してもらえた
もし元カノが現れて嫁と喧嘩になったら嫁に味方すると誓わされて仲直り
別に誓わなくても嫁に味方するのは当然のことだがそれを改めて誓わせることが嫁の妥協点だったんだろう
そもそも元カノの話が嫁の地雷なのはわかっているんだからそれを話すだけでもダメだったし
元カノの肩を持つような事を言ったのも気に入らなかっただろうし
嫁を子供扱いして上から目線で諭すようなこというのもマズかったし
嫁の立場からしたら恨むのは当然なんだからそこに口をはさむべきでもなかった
そんな訳で元カノと実際に付き合っていたのはかなり短いし
元カノとヤったのもそんな多くない
具体的な数は覚えてないが多くても二桁いかないのは確実
小学生が保護者に捨てられたらトラウマになるだろ
そこも分かってやれよ
元カノの立場からすれば
青春時代を潰して妹の世話したあげく
彼氏妹から責められてトドメに彼氏までとられたら
戻ってこれるわけ無いだろうな
そういうことお前考えてるのかよ
嫁の怒りの先が姉で実母じゃないってのは
喧嘩別れしたせいなんだろうか
ちなみに前に書き込んだ時とテイストが違うが本人だ
どっちかというと前に書き込んだ時の方が喧嘩の後でおかしかったんだ
>>578
当時の嫁にとっては本当にショックだったろうし
今の嫁にとっても簡単に割り切れるものじゃないとわかってるよ
きっと嫁はいまだにお姉ちゃんのことが大好きなんだろう、絶対に認めないだろうけど
だからこそいまだに元カノを許せないというのはかなしい気もする
あるいは元カノを認めたら元カノが戻ってきて俺とよりを戻すと思っているのかもしれない
そんなことはありえないんだがな、嫁の嫉妬はかわいいけど
言い訳になるが義母は実は元カノの連絡先知っている節がある
前々からそんな節があったが先週またそれらしき事を言ってた
ただ知っているような気がするだけで確認はしてない
元カノには会って謝罪したいとは思っているが
それ以上に嫁が大事だから俺だけ会いに行くわけにはいかない
でも嫁が許してくれるなら一緒に元カノに会いに行きたいと思ってる
だからあんな話をしたんだがコレは俺の先走り過ぎだった
結局は嫁の気持ちが一番大事なんだから俺が焦っても嫁を頑なにするだけだ
いつか嫁が元カノと向き合える日がきたら二人で義母に話を聞きに行こうと思う
もし嫁が一生元カノを否定し続けるならこの思いは俺の中だけにしまっておく
元カノには重ね重ね申し訳ないが嫁の意思が最優先というのは譲れない
嫁が元カノを責めたのも元カノが失踪したのも俺のせいだな、今ならわかる
当時の俺が元カノの味方をしてたら全て丸く収める事もできただろう
それが当時の俺にはわからなかったし
逆にガキっぽい怒りや反感であんな事してしまった、後悔しているよ
元カノにも問題があったとは言ってもコレはさすがにあんまりだ
ただ元カノが居なくなったから嫁と結ばれたんだ
アレでよかったんだと思う自分も心のどこかに居て自己嫌悪
だからこそ元カノに謝罪してどういう形であれ決着をつけたい
でもそれも俺の都合であって元カノの都合なんか考えてないよな
結局俺はあのころから成長してないな、こんなこと嫁にも言えないが
嫁が俺と結婚したから元カノは永遠に実家に帰れなくなったという意味なら
俺にとって嫁の方が大切なんで元カノの都合なんか知らんとしか言えない
元カノには悪いとは思うが俺が嫁とくっついていること前提で落とし所を探すしかない
>>591
そうじゃないかな、元カノの話題は地雷なんで推測だけど
当時小学生だった嫁は目の前にいる義母に怒りをぶつけるのではなく
居なくなった元カノが全て悪いと思いこむことで、現実と折り合いをつけたんじゃないだろうか
ちなみに嫁と義母の関係は仲は良いけどどこかに遠慮している雰囲気がある
仕事人間が家にいる時の家族はだいたいこんな感じなんじゃないか、わからんけど
捨てられた自分、肉親に愛された実感の無い自分を引きずったままだと
憎しみだけが増幅し、良い部分の記憶に蓋をするだけで何の解決にもならんのは確か
一生心のどこかで「要らない自分」という、負い目が消えない
嫁にとって地雷になるくらいのものなら、それだけ自分の存在を肯定するのに必死ってこと
本当の意味で心が休まる事が無いんだろうな
嫁が精神的に成長出来れば、姉の気持ちを汲む事も可能になるだろうけど
過去に向き合うだけの精神力や、心から信頼出来る味方が居ないと和解は難しい
夫婦は他人。しかも異性。血縁関係者で同性の、姉妹の繋がりの方が強い
548が嫁に「この人は絶対裏切らない」と思わせる信頼関係を築けるかで未来は変わる
ただ、裏切らない事、傷つけない事は、何もかもを肯定する事じゃない
地雷を恐れて人間としての判断を踏み外さないようにな
スレチ長レスでスマン
ありがとう、嫁が嫉妬しているだけなら気楽でいいんだが違うんだろうな
単純に比べていいものじゃないというのもわかるけど
俺と嫁の付き合いの方が嫁と元カノの付き合いより長いのに元カノにはかなわないとしたら結構傷つくな
まぁ俺が1人で焦っても仕方がないことは身にしみたし嫁と二人で地道に頑張っていくことにする