嫁の優しさに不覚にも号泣してしまった。
文章下手だけど、頭整理するためにも書かせてくれ。
高校まではずっとチビ&体格悪くて、中学ではイジメにあってた。
殴る蹴るは当たり前。
あとは物隠されたり、指差して笑われたり。
悪口を面と向かって毎日言われたりして、
頭おかしくなるんじゃないかと、一時期本気で思ってた。
中心人物は体格のいいジャイアンタイプのDQN。
勉強できない・運動は得意・徒党を組んで弱いものいじめを楽しむ
本当にありがちなタイプ。
そいつから逃げたくて必死に勉強して、
県内有数の進学校→国立大→地元の大企業に就職した。
高校大学では一生物の友達もできて、
今は5年付き合った女の子と、先日結婚した。
このまま、過去を忘れて幸せになれるんだと思ってた。
したら先週、実家付近でジャイアンに遭遇した。(以下G)
Gは俺を見るなりニヤニヤ近寄ってきて
「○○くんじゃ~ん久しぶりww元気してた?ww」
あぁ、こいつは今も何も変わってないんだなぁって
背筋がすっと寒くなったよ。
Gは聞いてもないのに自分のことをベラベラと話し出した。
・自分は高校から女にモテて仕方なかった
・大学は、バイトしてた出張ホストの店?に
「どうしてもこのまま働いてくれ」と言われたので行かなかった。
・30くらいになったら社畜になってもいいかな
・今もモテるから、何人もの女に貢がせてる
と、まぁいい年して何言ってんの?ってことを自慢げに話し続ける。
実は嫁さん、かなり顔が可愛い。
いや性格ものんびり屋で可愛いんだけど
顔は本当びっくりするほど整ってる。
道行く人もたまに振り返るし、なんで俺なんかに?っていまだに思うくらい。
そしたらGの顔色が変わった。
ハァ?みたいに、俺と嫁さんを見比べる。
軽い挨拶を交わした後、帰ろうとしたんだけど、
Gがニヤッと笑って、嫁さんに話し始めた。
「ねぇ、そいつ中学ん時、超イジメられてたんだけど知ってる?」
「すごいモヤシ君でね、暗いしチビだし、すっげぇ嫌われてたのよ。」
「え~なんで結婚したの?今は性格よくなったの?(笑)」
自分で言うのもなんだけど、俺は嫌われてはなかったと思う。
誰も助けてくれなかったし、同情される存在ではあったけど
友達はいたし(少ないけど)、GとGの取り巻き以外からは
イジめられたり無視されたりしなかった。
嫁さんはじーっとGのことを見ながら話を聞いていた。
俺は情けなくて悔しくて、ただ立ち尽くしてたんだけど
Gの話が途切れた時、嫁さんが口を開いた。
「確かに○○くんは大人しいし、優柔不断やけど
そうやって人を傷つけるようなことは言わんよ。
それが人間にとって一番大切なことやと私は思う。
人を陥れたり、蹴落とそうとしても、自分が上にはあがれんのよ?
逆に惨めで、下品で、浅ましい人やなって思われるだけよ。
初対面でこう言うのもなんやけど、
私あなたみたいな人、嫌いだし、これからも関わりたくないなぁ。
過去がどんなやったか私は知らんけど、
私は今の○○くんが好きで結婚したと。
私の好きな人のこと、悪く言わんでくれる?」
Gはしばらく口をぱくぱくさせてたけど、
何も言わずに逃げるように去って行った。
その後は、何も話さず、手を繋いで帰った。
家に帰り着いて、子どもみたいに泣いてしまったんだけど
嫁は何も言わずただ頭を撫でてくれた。
つらかった過去とか全部、洗い流してもらった気がする。
まだまだ情けない旦那だけど、
生涯嫁さんを守ってこうと決めたよ。
絶対に今よりもっともっと一緒に幸せにしてやる。
自己語り長くてすまん。