一部差別表現あります。あと、スマホからなので改行おかしいかも。
対し私は、どこにでもある普通の家庭の三女、小さな会社の事務職。
付き合うことになったきっかけの1つが、親が所謂毒親疑惑同士として意気投合したこと。
お互い、母親。
私の方は、日々言葉の暴力。
いじめられていると告白すれば「いじめとは殴る蹴るのことよ。アンタの、聞こえるように陰口はいじめじゃない、ただの勘違い」。
鬱と診断されれば「本当に心が病んでいる人は病院にいかない。アンタのは鬱じゃない。甘えだ。」。
私の意思、選択は全て報告することが義務であり、どんな無難な選択も否定し、優秀な姉達と比べて「アンタ、知的障害者なんじゃない?」というのが我が家では定番の笑いのネタだった。
彼の方は、過干渉。進学、就職全て母親の希望。交遊関係も細かく指図。何年目で会社を辞め、祖父の土地を使って会社をおこし、その規模は…というところまで彼母の中ではもう決定事項とか。
ただ、親の指図とは言えやりがいを感じている今の仕事を辞めるつもりはなく、いずれ親とは縁を切るつもりだという。
その下準備として、就職を機に実家を出、家族とは最低限の連絡しかとっていない、と。
家事が苦手と言いながら常にキチッと片付けられた部屋からも、決意のほどを垣間見ることができた。
長くなったけど、ここまでが前提。
彼の家に泊まった、ある朝のこと。彼は午前のみ仕事、私は丸1日休み。
ゴロゴロとテレビを見ながら帰りを待っていると、ガチャリと玄関が開く音がした。
帰って来るの早いなと思いながら玄関に向かうとそこにいたのは彼ではなく、目元が彼にそっくりの中年女性。…と、彼を2、30年取らせたような中年男性。
と、金切り声を上げる中年女性、黙って頷く中年男性。説明するまでもなく、彼の母と父でした。
最近様子がおかしかったので、アポなしできてみたの、と、私を睨みながらいう彼母に床に正座させられ、
「名家である●●家に相応しいか判断が必要ですからね」
と、質問責め。加えてお家事情の説明。簡潔にまとめると以下二点。
・駆け出しの社会人で大変だから、生活費は全て私達が支払っている。
・男の子なので当然家事ができない。だから、毎月必ず掃除しにきていた。(新幹線や飛行機を使わないと行き来できない距離)
親にここまでさせといて自立気取ってたと知ったのが第一の衝撃。
そして彼が帰宅。両親を見て顔真っ青。母親が泣き始めると自分も涙目になり慰め始める彼。と、その父。私はそれをぼーっと見ていた。
「泣いてる人間を見てその態度、なんてろくでもない女!」
と怒鳴られたけど怖くない。自分の母親が怒鳴った時の方がよっぽど怖かった。大体、自分の母親の嘘泣きを何度も見てきたから、こんなバレバレの嘘泣き、慰める気にもならない。
そして、家族で話し合う必要があるとかで私は帰らされた。
後日、別れを告げられたこと、その時の彼の言い分が第二の衝撃。
「成人して仕事もしているのにプライベートに口出しする親がいる僕は君を幸せにできない。」
とか。問い詰めると、私と別れないなら親子の縁を切ると言われた、と。将来的に親と縁を切るって言ってたのは何だったのか。
資金援助も月一の掃除も、彼の中では当たり前のことらしかった。
「無理に別れさせた母親を一生許さないつもりだ。」とのたまう彼に、一生結婚できないよ、と告げると、「じゃあしなくていいし」だと。とにかく愕然とした。
いつもの母なら、金持ちの息子を逃すなんてこれだから知的障害者は、と言うところだった。
だけど、何の気まぐれか、母は私を慰めてくれた。
それだけでなく、厳しく育て過ぎた、お母さんが悪かった、ずっと申し訳ないと思ってた…と謝られた。
母が自分の間違いに気付いていること、全く母に愛されていない訳ではなかったこと、を知ったのが、第三にして一番の衝撃。
その後母と良好な関係を築けたかというとそうではない。
けど、母に否定されても罵られても以前のように真に受けず、受け流すようにしている。
成人しているから、社会人だから。指図も押し付けも、受け入れたのならば自分の責任だ、と、腹くくって生きられるようになったと思う。
以上です。長文すみませんでした。
毒親異種対抗戦(゚Д゚)
報告者さんの吹っ切れてる感に、何か救われた。
当時のあなたの心の中は相当修羅場だったと思うけど、
彼と家族の本質的な所を結婚前にわかってよかったですね。
お母さんとの心の距離感はこれからも変化していくとおもいます。
いい関係が築けるといいですね。