10時に駅で現地の代理店さんと合流して
そのままお客様の工務店さんへ。
すでに商品の採用は決まっていたので、
納品とか技術的なサポートの話で来たので
割と和やかに話しは進んで、半分は世間話をしていた。
「学生時代、ラグビーやってました。今でも100キロくらいありますね。」
「食べるほうもすごかったんじゃないか?」
「学校のそばに、とんかつとどんぶり飯3杯食えば半額とかいうのに
通ってましたね。」
「今でも結構食べるの?」
「昔ほどではないですけど、人一倍食いますね。
「大盛り二人前―」とか注文したりww」
「なんか腹減ったな。
ちょっと 早いけど飯食いにいこう。
代理店さん、俺君連れて〇〇食堂ね。」
食堂という感じではなく立派な建物だった。
テーブルは大きな丸太を二つ割にしたものが
いくつも並んでいてカウンターもあり
小上がりも20席くらいあるような店だった。
まだ昼少し前だったので、お客も2,3人入ってるくらいだった、
俺たち3人は小上がりのテーブルのひとつに着くと
店員がメニューを持ってくる。
「おごるから、たくさん食えよ。ww」
工務店さんは何か楽しそうだった。
メニューは普通だった。
ラーメン、カレーライス、中華丼、オムライス、
など普通のメニューが並んでいた。
ラーメンの大盛りだけが付け足しで書いてあったので
これがオススメなのかなと思っていると、
前の客にラーメンが運ばれてきた。
「何食う?」
「ラーメン美味そうですね。ラーメン大盛りで」
「ギョーザも食うかい?」工務店さん満面の笑みで。
「中華丼も名物だよ。セットで頼むといい。」
まあ それくらいなら食えるかなと思い、お言葉に甘えて御願いした。
「私はラーメンで。」代理店さん。
「俺はオムライスで、ここの好きなんだよ。」工務店さん。
店員が注文をききに来る。
「お決まりですか?」
「こっちラーメン、俺オムライス。彼はラーメン大盛りにギョーザと中華丼。」
「中華丼はラーメン食べ終わるくらいにね。」
「・・・こちら県外のかたですか?」
「そうそう 初めてだって。」
工務店さん何か楽しそう。
料理か運ばれてきた。
「おまちどうさま。ラーメンです。」
あの二倍くらいの「大盛りラーメン」が運ばれてくる。
そして 代理店さんの前に置かれた。
「え?」
「はい こちらオムライスになります。」
銀色の配膳トレーの上にラグビーボールを縦半分に切ったような
オムライスが乗っかり、山のようなキャベツの千切りの上にコロッケ、
何かのフライ、目玉焼き(2こ)つけあわせのナポリタン(一人前)
半分に切ったみかんとバナナが乗っかって工務店さんに運ばれてきた。
「ええ?」
直径50センチくらいのすり鉢が運ばれてきた。
そこには麺がぎっしり盛られスープがぎりぎりまで満たされていた。
「えええ?」
「ギョーザでーす」
遠近感が狂うようなギョーザが運ばれてきた。
「丸ごとバナナ」くらいのギョーザが5つ。
「何ですか!コレ!!」
「ラーメン大盛りとギョーザ。注文しただろ?ww」
代理店さんの前のラーメンを指差し。
「コレ大盛りじゃなかったんですか?」
「それは普通のラーメン、麺は2玉分。大盛は麺10玉くらいかな。」
「・・・・・・・・」
「がんばって♪ギョーザは分けて食べような。」
「・・・御願いします・・・。」
何とかやっと食べました。廻りはとても楽しそうでした。
大盛りが来るころにはお客さんもたくさん入っていましたが、
常連らしき人たちはチラッと見てニヤニヤしてるし、
若い女の子が「すみません。写真いいですか?」とか行ってくるし。
それでも、麺は食べ終わり、ギョーザも3つ食べて
「どーだ、食ったぞ。」くらいの気持ちで「ごちそう様でした。」
「おおーすごいな。よく食ったね。」
「このくらい軽いもんです。」
麺が口からあふれそうだけどそう言ってみた。
「若いってすごいね。さすがだ。」
「それほどでもないっす。」
「そうか じゃ がんばってね。」
「え?」
忘れてました。
そこには銀色のトレーに載った巨大な丼。
大量の中華あんがこぼれんばかりに盛られ。
いや、実際に銀色のトレーにこぼれまくって
すさまじいことになっていた。
そして真ん中のニワトリのゆで卵が
まるで「ウズラの卵」に錯覚するほどだった。
衝撃で心が折れました。カンベンしてください。
工務店さん、代理店さん 大笑い。
はじめてくる人でよく食べそうな人にいつもやっているのだそうだ。
「いつのまに、中華丼大盛りにしたんですか?」
「ああ あれは普通盛りだよ。ラーメン以外に大盛は無いよ。」
すごい店があるものだと衝撃を受けた話でした。
衝撃を共有していただけると思います。
見てきてフイタw