オヤジにそれを話すと、「お母さんには黙っていなさい」と言って1万円もらった。
うはwwwwマジかよwwwと思った俺は、あれからオヤジの書斎をあさりまくった。
雑誌の間に隠している、ウチワ。ウチワ。ウチワ。そして、お気に入りのグラビアのように保存されている、ジャニーズ雑誌(と思われる)切抜きの数々。
正直、探さなければ良かったと後悔している。
さすがに引いた。
その日の夜、オヤジに「ジャニーズ好きだったんだな…」と伝えたら、オヤジは黙り込んでいた。
もしかしたらオヤジはホモなんじゃないか?と思って心配になった。
だってジャニーズだぜ?偏見かもしれないが、普通の男でジャニーズ好きなんかそういないだろ。しかも、50過ぎたおっさんなのに。
「……」
「いつからジャニーズ好きなんだ?」
「…そんなに前からじゃないよ」
「最近?」
「あぁ」
「つい最近?」
「先週かな。接待でコンサートに行く用事があって…」
ごにょごにょしてるオヤジを見て、俺はもう泣きそうだった。
何故なら、オヤジが持っていたウチワをうpして、「これはいつのものですか?」と俺はすでにジャニ板で聞いていたからだ。
ジャニオタのレスは、90年代後半に発売された物だろう。という物だった。
「嘘つけよ!!大分古いウチワだって持ってんじゃん!!」
「!!!」
「10年くらい前のやつなんだろ!?」
「…お前、もしかして…お前も好きなのか?」
ちげーよ
後でうpするよ。色々あって負傷したが、まだ見れる範囲だ。
ついでに数日前にジャニ板にうpしたやつ
出典:http://imepita.jp/20080317/624480
ここからまとめてないからちょっとスピードダウンする。スマン
だれだこれ?
俺の餃子返せ
ウワァアアアアンと泣き叫んで部屋から飛び出してやりたかったが、オヤジのちょっと焦った顔を見たら何だか変な罪悪感が生まれてしまった。
「いつから好きなんだよ」
「……」
「別に、趣味なんだから隠す事ないだろ」
「……」
「趣味くらい誰にでもあるよ」
「……」
俺は、別にオヤジがホモだからジャニーズが好きなのではなくて、きっと何か他の理由があってジャニーズが好きなんだろうと思いたかった。
そう、別に趣味なら隠す事ないし、おふくろと一緒にテレビとか見ればいいじゃないかと俺は思ってたんだ。
だって、金受け取ったから話さないとか言われても困るし、別にオヤジに金もらう歳でもねーし。
それよりもオヤジの性癖を確かめる方が大切だったからな。
金を出したら、オヤジは「頼むからお母さんには言わないでくれよ」ともう一回言ったから「言わねーよ」と俺も返した。
いつもはしっかりしてるオヤジなんだけどな、この時はなんかオドオドしてて見てて辛かったよ。
「本当に、そんな昔からじゃないんだ…」
「いいから、いつから好きなんだよ」
「……」
「おふくろには言わないから」
「…お前が10歳くらいの頃からだ」
10年選手じゃねーかよ
「声が大きい!!」
「殿堂入りのジャニオタじゃねーかよ!!!」
「うるさい!父さんなんかまだまだなんだよ…」
どこでヘコんでんだよこのオヤジ
俺はもう、10歳の息子がいながら、ジャニーズにはまったオヤジが、気持ち悪い人に思えて仕方なかった。
正直泣いた。
んでジャニに走ったんじゃね?
お前のせいじゃね?
ワロタwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
オヤジの前に突っ立ったまま、俺はおふくろの泣き崩れる顔とか想像してしまって、目頭が熱くなってしまってた。
「12年ずっとジャニオタなのか?」
「…ジャニーズが好きなわけじゃない。お前は誤解している」
「ジャニーズじゃん!!オヤジが持ってたウチワ、関ジャニエイトのむらかみって人だろ?」
「……」
「ジャニーズの奴じゃん!!!オヤジ好きなんだろ?」
「父さんはジャニーズが好きなんじゃない!!!しんごを応援してるんだ!!!」
半ギレのオヤジが怖いというか、 マ ジ で 気持ち悪かった。
「ジャニーズが好きで何が悪いんだ!!」とか言っちゃってさ。
いや、悪くないです…とあまりの恐怖に思わず言っちゃったもんね、俺。
「しんごは頑張りやさんなんだ!!こーんなに小さい頃から舞台に出てたんだぞ!!」
シラネーヨ
「会社で疲れた父さんに手を振ってくれるんだ!!!」
「お前にしんごの良さが分かるのか!!!」
親の弱みを握ったと思っていい気になるなとか怒鳴られた。
俺何か悪い事したっけ状態だったさorz
シラネーヨ
俺は芸能人に疎い上にジャニーズは全員同じ顔に見えるし。
確かにオヤジがホモだと確証したわけじゃないし、ここの誰かも言ってたけど、女のモーオタだっている訳だ。
男でジャニーズ好き=ホモと決め付けるのはよくないと思って、ちょと反省した。
「ごめんな、オヤジ…」
「……」
「そうだよな。オヤジが好きなジャニーズ馬鹿にして悪かったよ」
「……」
「趣味の一つなんだよな。理解するし、おふくろには言わないよ」
「…分かってくれるならいいんだ」
いつもの静かでしっかりしたオヤジに戻って、俺はかなり安心した。
「コンサートとか行ってんの?」
「…たまにな」
「チケットとかどうやって取ってんの?家に届いた事ないよな」
「知り合いに頼んでるから…」
ごにょごにょしてるオヤジだけど、胸元にずっとウチワを抱いてて、もうこの姿だけで泣けと言われれば泣けた。
ウチの親は50になってハルヒ・らき☆すたを見だしました
それとこれとは歌舞伎とオペラくらい違う
和洋の違いしかねぇwwwwwwwww
俺の親父にアニメージュ買って来させたら
一週間ぐらい口きいてくれなかったからな
男がジャニオタであること
この二つの間には越えられない壁がある
何とは言えんが間違いなくある
いや、俺の心が狭いだけかもしれないけどな。俺は昔からオヤジと仲良かったから何か悲しかったんだよorz
しかし、ずっと仕事一筋だったはずのオヤジが何故ジャニーズ好きになったのか不思議だったけど、これ以上話を聞きたくなかったので特に聞かなかった。
俺はそろそろ自室に戻ろうと思ってな、オヤジの部屋を出たんだよ。
なぁ、そしたらな。オヤジの書斎の前にな、立ってんの。おふくろが。
洗濯物持ったまんま立ってて、扉開けた俺の目の前に来てかなりビックリした。
「お父さんと何話してたの?」
「いや…別に」
「そう」
一瞬話聞かれたかなと心配になったけど、おふくろに特に変わった様子はなかったので俺は自室に戻った。
うはwwwwww頭ヨスwwwwwwwwwwwww
つまり>>1は親父に「ジャニーズなんかじゃなくて俺を見てくれよ!」ってことですね、分かります