笑うしか無かった。
そして薄ら笑う俺を見てまた怖いと言う。
病院を勧められた。
俺をこんな風にしたのは誰のせいだ?と怒鳴りたい衝動に駆られた。
そんな俺にブレーキを掛けてくれたのはやはり友人。
「嫁の事を愛していたのなら、最後まで毅然とした態度で男を見せてやれ」と。
証拠は簡単に取れた。
二人ともバカだと思った。いや、それ程までに逢いたかったのか?とも思った。
てか旦那がそんな態度してたらこりゃ気づいたかとガクブルするだろーけど。
まぁお花畑にはそこまで考える脳ミソはなかったとみえる。
嫁は帰ってくるや否や、俺の存在に驚くのと同時に、何かを色々と悟ったのだろう。
心配そうな表情をして黙って俺の前に座った。
「俺が何を言いたいのか、分かるな?」
「・・・・・」
「分かるな?」
「はい」
嫁は泣きながら、でも淡々と全てを話した。
時期はやはりレスになる少し前から。ゼンチャンに抱かれるようになってバレるのが怖くて拒否していたと。
恋愛気分に浸っていて楽しかった、でも好きではない、貴方だけ、と、まさに常套文句を嗚咽を漏らしながら喋る嫁。
週一くらいで逢っていた。連絡手段はメール、でもいちいち消していた、等々、俺が知っている事は全て自主的に話してきた。
「洗いざらい話せ」
「これが全てです」
「写真は?」
「・・・・・え?」
震え始める嫁を後に、PCの電源を入れようとすると、嫁が泣きながら俺の右腕に縋ってきた。
「ごめんなさい、ごめんなさい」
「お前、俺に病院行けと言ったよな?」
「・・・・・」
「頭おかしくなったと思ったんだろ?」
「・・・・・」
「あんなもん見つけたら、誰だっておかしくならないか?」
嫁、号泣。そしてずっと頭を床につけて謝り倒す。
「とにかく、今すぐゼンを呼べ」
「はい」
嫁は抵抗する事なく、携帯をかけ始めた。電話帳に入れてないようで、番号を一つづつ押していた。
だから繋がるまでかけ続けさせた。
多分、2時間位は携帯握りっぱなしだったと思う。
その尋常じゃない着信数に驚いたゼンの声が嫁の携帯から漏れ聞こえた。
「ごめんなさい、今すぐ部屋に来て欲しい」
「夫が呼んでいます・・・・」
「とにかく、来てください」
30分後、日焼けした表情を強張らせたゼンが来た。足が震えていた。
同時に嫁を隣の部屋に行かせて、ゼンとサシで話をした。
「この度は申し訳ありませんでした」
「まず、全てを話してください」
「分かりました」
分かりました、と言いつつも、とこか疑心暗鬼的な表情。嫁がどこまで喋ったのか探るような口ぶり。
「嫁の話した事と寸分なく同じであれば水に流す。食い違いがあれば覚悟しろ」
ゼンは目を泳がせながら話し始めた。
で、やはり写真の事は言わなかった。
「・・・どういう事でしょうか」
「写真や動画の事を貴方は言わなかった」
「それは・・・忘れていました」
「そんなのが通用するとでも?」
「すみませんでした」
「この写真がネットから漏れたら、貴方はどう責任を取るつもりだったのか?」
「・・・・・」
「お帰りください」
「え?」
「貴方の顔は二度と見たくない。お帰りください」
「あの・・・許していただけるという事でしょうか?」
「許すわけないでしょ」
「・・・・・」
「とにかく帰りなさい。追って通知を出します」
とりあえず俺はホテルに向かった。
嫁には一晩考えさせてくれと言って。
嫁はずっとずっと謝っていた。許してもらえるまで謝り続けます、と言っていた。
部屋に戻って、取り敢えず夫婦生活は続けた。と言っても、嫁の作ったものは食べなかった。食べないと分かっていても食卓に俺の分を並べる嫁に声を荒げ、泣きながら土下座する嫁を見たり、とにかくこの数日間は地獄のような毎日だった。
俺は度々おかしくなって、そんな時は色々な思いをぶちまけた。
ゼンとのHは俺と違って気持ちよかったんだろ!とか、俺のセイ液は汚くて飲めないのに、ゼンのは毎回喜んで飲んでいたんだろ!とか、二人で俺の事をバカにしてたんだろ、とか。
嫁は「そんな事はない」「あの時はどうかしていた」「信じてもらえないかもしれないけど、そんな風に思った事は1度もない」
辛うじて暴力だけは避けたが、何度も何度も罵詈雑言の雨霰で嫁を徹底的に痛めつけたが、嫁は泣きながら逃げずに謝り続けた。
いつ、何時に帰っても必ず起きていたし、俺の顔色を伺いながらビクビクしていたけれど、絶対に俺から逃げなかった。
そうする事が誠意だと思っていたらしい。
俺は疲れた。
どうしようもないくらいに、疲れ果てた。
考えるのも嫌になった。
そして結論を出した。
ゼンには慰謝料ウン百万、嫁会社とゼン会社に通告。
嫁は泣き崩れた。
おかしくなるのでは?と思うほどにずっと泣き続けた。
でも最後にこう言った。
「貴方を苦しめて、結婚生活を壊して、本当に申し訳ありませんでした」
ゼンはすぐに一括で慰謝料を振り込んできた。会社も退職したようだった。
そしてそれを見た嫁もまた泣いていた。
彼女はこう言った。今でもはっきり覚えている。
「結婚生活を壊した責任は私にあります。離婚したからといって、貴方への謝罪を終えようとは思いません。
これからもずっと心の中で謝罪し続けます。何かあれば、こんな私でよければなんだってします。だからどうか、とうか縁だけは切らないでください。お願いします・・・お願いします・・・」
俺は何も言わずに送り出した。
家の中はスッカラカン。俺の物なんてこれぽっちしか無かったのか、考えたら嫁の物にばかり囲まれて生活してたんだな、と思うとまた泣けた。
と思ったらもう仕事に戻らなきゃ。
携帯も電池切れ間近だわ。
ごめん、また来る。
もう間もなく終わりだよ。
お疲れ様でした!そして忙しいのに書いてくれてありがとう!
さすが382先生、いいわ~w
嫁が友人と再婚していたとか
あの後、友人が俺の顔色伺いながら、「嫁ちゃんに、俺、アタックしていい?」て言ってきた。
これ、マジな話ね。
もう、お腹おかしくなるくらい笑ったよ。
彼女もここまで惚れられたら女冥利に尽きるよなって。
因みに友人、カッコいいよ。ジャニーズばりの甘い顔立ちしてるんだよ。性格がちょっと女受けしないというか。
今度こそ消えます!
友人って絶対NTRおkなタイプなんだろうなぁw
教えてけろ
382自身は再婚したのか?
いくらなんでも再婚はないんじゃない?
まだ1年前の話しだし、そんな早く心変わるのなら汚嫁に愛なんてなかったと思う
ここまで382が好きなら、あんなことできないと思うけどな…
なんか、惜しい女を失ったとちょっと思うところもあるが、だけど許せんよなあ~という感じだな。
まあ、382も落ち着いたら、イイ女捕まえて、元嫁に結婚しましたって報告してやりな。それが最善の復讐だね。自撮するかもしれんけど。
>何かあれば、こんな私でよければなんだってします。だからどうか、とうか縁だけは切らないでください
結局382の汚嫁も自分本位の不倫脳で、心の奥底では不倫がバレたことを後悔こそすれども382に対する謝意・反省は全くないな。
毎回思うのだが、電気ショックでも薬物でもいいから、不倫されて離婚に至ったサレの記憶からシタだけを消去できないものかな。
俺と感覚違うわ。
文面から、382嫁は結構後悔して、反省してるってのは伝わってきたけどな。(許されるべきとは言っていない)
この後どんな行動をとるのかは分からんけどね
328と絶縁することが元嫁ができる唯一の反省だとおもうが。
>>763の元嫁の言葉って、縁が切れたら、何もしない、心の中で謝罪もしない、離婚に至った責任は私にはありません
と言っているようなもんじゃん。
これのどこが反省なの?
(絶縁をするという言い方だが328から言える事で、元嫁から絶縁を望む、されるという言い方になると思うけど)
しかし、
「縁が切れたら、何もしない、心の中で謝罪もしない、離婚に至った責任は私にはありませんと言っているようなもんじゃん。」
とは俺にはさすがに読めない。そう読めること事態、ちょっと心がひねくれているんじゃないかとおもってしまうw
ただ、やってきた事の罪は相当なものだから、許されるもんじゃない。
元嫁の言葉や態度が本当なら、382がイイ女を見つけて再婚して幸せになるのが一番の復讐だね。