実作業を含めて一般人向けに教えてくれる内容。
場所は大阪。期間は二日間。
同種の勉強会は全国各地で開催されているが、この大阪のものが一番大きく
内容も濃いので、遠方から泊まりがけで参加する人もいる。
私が参加したクラスの講師は主催企業に務める40代くらいの女性の技術者だった。
本業が講師ではないのに教えるのがとても上手く、クラスの雰囲気もいい感じに盛り上げてくれた。
休憩時間などに、いい先生にあたったよね等と他の受講者と話すと、多くの人が同様に感じていたようだった。
けれど関東から参加している20代前半の女性は「あの先生は好きじゃない。ハズレ。」と。
理由を尋ねても「色々と」くらいしか返ってこないので、まぁ好みもあるし、
それで騒ぎを起こすわけでもなしで、みんな適当にスルーしていた。
二日間の勉強会は無事終了し、最後に聞いておきたいことや、勉強会に関する意見など
なんでもいいので自由に言ってくださいという時間が設けられた。
何人かが意見や感想を言ったあと、前述の関東の20代女性が手を上げこう言った。
「この会は関西で開催しているとは言え、全国から受講者がやってくることはわかっているはず。
なのにずっと関西弁で説明されて非常に気分が悪かった。
私のように関西以外に住んでいて関西弁を生理的に受け付けない人もいるんです。
その辺りの配慮を主催者側も講師の方にもきちんとしてほしい。」
皆、ぽかーーーーん
講師の方も一瞬、時が止まっていたが
「私の喋り方が気に触ったのでしたら申し訳ないと思いますが、
関西人なので関西弁を無くすことは難しいですねぇ。」
と苦笑いしながら返していた。
言っておくと、講師の方はコテコテの関西弁だったり、関西ノリがキツかった訳では決して無い。
基本は丁寧な言葉使いで、端々に関西弁や関西特有のイントネーションは出る。そんな感じ。
皆が実作業に入ってからはフランクな雰囲気にもなるので、多少関西弁が目立ったのかもしれないが
そもそもアナウンサーや役者でも無いのに標準語縛りがあるはずもない。
というか、関西弁を受け付けないなら関西の勉強会に申し込むなって話しだし、
どうしても受講しなくてはならなくて、個人的に苦痛だったとしたら気の毒にも思うけど
だからと言って関西で関西人に関西弁を話すななんて要望が出せる神経がわからんかった。
リアル、しかもビジネス系の場でかましちゃったのかw