三つ子の男の子を妊娠したが、経済的にも余裕があったし義母と同居、更には実母が近くにいてくれる状況だったので生むことは決まっていた。
しかし実際産まれてみると元旦那ら息子らを邪険に扱うようになり義母も私も激怒。
元旦那がいなくても人手があったおかげで余裕をもっていたのが気に食わなかったんだって。
昔の女は一人で何人もの子を育てていた。
三つ子くらいなんだ、一人でやれよ情けない!とグチグチ。
その時に女子供を養う気はない。人生においてこんな無駄な事はないと言っていた。
なら何故結婚した?子作りした?そんな疑問も屁理屈で言い返して、こちらの気持ちを不快にしていく。
義母は情けない情けないと泣きながら離婚を勧めてきた。
私の職はがっつり稼げる。完全に元旦那に寄りかかっているつもりはなかった。
義兄や義弟たちはどの人も良い人達。末の弟以外は既婚で子供もいる。
元旦那の発言を巡り巡って義兄たちに届き、元旦那はフルボッコ状態。
みんな支えあって生活をしていたから元旦那が異質に感じたんだろうね。
義母を含め全員が元旦那と絶縁宣言。
それだけで!?と思うかもしれないが、本当。
そんなこんなで離婚して、私は実母がいる実家で子育てをしている。
さすがに元義兄や元義弟とは関わりがなくなったが、元義母はよく会っている。
元旦那は逆ギレして自ら遠方へ引越して本当に親族と関わりをもたなくなった。
元義母の方の葬儀に出席したとき、やはり元旦那はいなかったが、誰も気に止めてなかった。
むしろ親族の恥さらしと称される元旦那の元嫁(私)が出席している事でコソコソされたが、元義母とは縁があって大変お世話になったのでと説明はしておいた。
葬儀の数日後に、突然元旦那が実家の玄関先に現れたときは驚いた。
「懐かしい」「母さんの葬儀に出たんだろ?見たよ」「肩身が狭かっただろう」「まだ俺に未練があるんだよな?」と言ってきた。
息子3人を見て涙し、自分がいかに寂しかったかを語る。
離婚後、女性に相手にされなくなる歳まで女子供を養うのは無駄行為という考えを貫いた。
気がついたら寂しい孤独な老人。今更家族団欒を味わいたくて復縁を求めてきたらしい。
即効でお断りした。息子3人が認めた男性と交際を始めたばかりだったし。
それを聞いた元旦那はポカンとした表情をしたあとに泣きながら帰っていった。その後は元旦那が死ぬまで接触は無かった。
元旦那が死んでもなんとも思わない自分に驚きました。
珍しい