ちょっと様態が落ち着いてきた。
ひょっとして、だいじょうぶなんじゃない?
って感じで。
呼ばなかった理由は、点滴打って苦しんでる姿を人に見られたくなかったかららしい。
点滴打ってグッテリしてるところに人が来ても相手に出来ない。
だから、来てもらいたくない。
そんな理由で呼ばなかったし、誰一人として見舞いにもこなかった。
それが、だんなちゃんが死ぬかも知れないって連絡したらみんな今から向かうって
すごくうれしかった。
みんなしんぱいしてくれてたんだって。そうおもった。
ご家族(娘さんと奥様のご両親)来院
軽度の痙攣出現
医師の指示にて静注施行
落ち着いてきたかなぁとおもったら、だんなちゃんの呼吸がまた荒くなってきた。
少しだけ痙攣も始まってきていた。
あたしは、ずっとシャレになんねーとか、たいがいにしとけよ。
とか言い続けて、だんなちゃんのほっぺをピチピチ叩いていた。
そんな中、一番初めに病院についたのは娘とあたしのの両親だった。
「おーい。だんなちゃんなにしてんだぁー。大丈夫かぁ?おきろよぉ」
肩をポンポンと叩いた。おとうさんが話しかけて、「大丈夫かぁ」
っていうと痙攣が治まりちょっと落ち着いてきた。
さすがうちのおとうさん!
だんなちゃんはなぜかよくわかんないけど、あたしのお父さんが大好きなのだ。
あんないいおとうさんはいないよ。うちのくそ親父とはまったく違う。
「かあちゃんのおとうさんが、ぼくの本当のおとうさんです。」とまで言い放つほど大好き。
そんな大好きなお父さんの声を聞いて安心したのかな。とおもった。
はじめのうちは頭抑えてものすごく痛がっていたけど
今はそんな様子もない。すごく落ち着いている。
あたしは、意識がないだんなちゃんにむかって
「だんなちゃんしっかりしてよ」ってほっぺをペチペチたたく。
息が浅くなるとほっぺをたたく。大いびきのような呼吸が返ってくる。
ちょっと安心する。また息が浅くなる。しっかりしろよーってほっぺたたく。
大いびきのような呼吸が返ってくる。それの繰り返し。
痙攣後に意識レベル低下と
血液検査では肝機能増悪あるも電解質異常なし
炎症反応は上昇ある
痙攣終了後は比較的安定したとのこと
手術終了し訪室すると軽度の痙攣あり
除脳硬直のよう
痙攣改前後も意識レベルの改善なし
HR200前後の頻脈 血圧は保たれている
少しねむくなってきちゃった。
今日はもう、ねることにします。
また、明日の夜きます。
おやすみなさい
明日また続き書いてくれたら、AA貼る!今日もお仕事頑張って!
頑張って書いてください
待ってます
旦那はずっと側に嫁ちゃんがいてくれて幸せ者だね。私にはこんなに思ってくれる人いないわ。
苦労にならないって最大の愛じゃないか。ラスト書く前に旦那さんとの馴れ初め教えて!!
3行にまとめろよ
>135
娘の「ヨメルヨ」発言でスレ立てようとしてた時はわりとまじめに考えてたよ。
どんなスレタイにするか?それとも伸びてるスレにもぐりこませるべきか、
どれが一番盛り上がるだろうか、スレのばしてぇぇぇえ。。。ってw一人で妄想して楽しんでたよ。
AA貼ってください。楽しみにしてます。
>136
あたしの家庭はそんなにすばらしくないぞ。ただほんの少しだけ相手に気を使って顔色うかがってただけ。
今日は機嫌が悪るそうだからそっとしとこう。とか、今日はひとりでゲーム盛り上がってるから娘とでかけるかとか。
そんな感じです。何をするにも一声かけてから買ったり、出かけたりしてた。
ただそれだけだ。
>137
勉強しろよ。うちの小5娘に「そんなんじゃ勉強わからなくなるよ」って説教されるぞ。
>138
馴れ初め・・・彼女いない暦=年齢のだんなちゃんだったけどいいのかなぁ?
アンダーグラウンドだったころは
電車男以降
まとめサイトで十分
勉強してください。「いまやらないとあとが大変」て小5の娘に説教されるぞ。
見てくれてありがとう。
のんびりだけど、続きがんばって書いていく。
おとうさん「お前叩きすぎだわ、叩くのやめてやれよ。もう少しそっとしてやれよ」って
嫁「だって、叩くのやめるとこいつ、息してるかどうかわかんないんだもん。
叩くといびきみたいなのかくよ。こんなやつ叩いてやればいいんだわ。
オイ。コラ、おい。しっかりしろやぁ」
叩くのやめるとだんなちゃんの息がほんとに止まってしまいそうで、
あたしはずっとほっぺを叩き続けてた。
ガンで死ぬパターンは二つある。痛みで苦しんで死ぬか、
直接ダメージを受けることなく普通に死ぬか。きっとじいちゃんは痛みを伴うことなくなくなったんだと思う。
脈拍40台
ご本人のお母さんも来院されている
自発呼吸は見られなくなっている
だんなちゃんのおかあさんが病院にやってきた。
だんなちゃんのベットの脇にかけよって肩をさすりながら
「だんなちゃん、だんなちゃん、どうしたの何があったの?昼間は元気だったじゃない
結婚記念日だねって言ったら、あんた、かあさんに言われなくてもしっとるわぁって言ってたじゃん
だんなちゃん、だんなちゃんだんなちゃんだんなちゃん」
「ごめん、病院間違えてた。いまからそっち向かう」
だんなちゃんの通っていた病院は同じような名前の病院がもうひとつある。
そっちに友達は行ってたみたいだ。
「わかりました」
あたしはそうメールするのがせいいっぱいだった。
友達「着いた。どこからはいればいいかな」
嫁「うらぐちから びょうしつきて」
あたしはだんなちゃんの容態が急変してからはひらがなでメールを返信するのがやっとだった。
友達とのメールはすべてひらがなだった
「いしきがない
かぞくよべ
そのまま意識がもどらないかも
結婚記念日が命日になるかも
しんてんおーぷんは葬式でむり」
電報のようなメールを送っていた。
時々漢字が打てたのは一文字打つと変換できるやつばっかだった。
「こんな時にメールが来るとか。あー、もうやだ。
なんで電話にせんのだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ
メールなんてしてる場合じゃないんだよこっちわぁぁぁぁ
いいかげんにしろぉ」
ほんとにメールがうっとおしかった。
あたしの知り合いにちょっと口の悪いやつがいる。
そいつがだんなちゃんの足をバシッと叩いた。
「おい、だんなちゃんなにやっとんだって。早く起きんかぁ、
おまえ、娘の成人式まで生きとるんじゃなかったんかて。
おいて、起きなかんだろぉ。寝とる場合じゃないのは自分でわかっとんだろぉ
きいとんのかてぇ」
もう少し気合入れていきろや」
またあしをバシッて叩いた。
「また、スノボ行くぞって言ってただろ。今年スノボシーズンはじまったばっかりだぞ
また、お前の顔面スリップして、半分ゾンビで半分普通の顔ってやつ。アレやってくれよ。
あれは最高だったぞ」
「だんなちゃん、仕事復帰したいって言ってただろ?こんなんじゃだめだろ?」
みんないろいろな言葉でだんなちゃんをはげましてくれた。
ガンになって、何度も入退院をくりかえして、
つらいとこ見せたくないからって
今まで知り合いを誰も呼んだことのないだんなちゃんの周りに
今はほんとにたくさんの友達がいる
だんなちゃんはこんなにみんなから慕われて、愛されて。
もう、こんな夜中なのに急いで駆けつけてくれて。
あたしは今までだんなちゃんの何をみてきたのだろうかって。
もう少し早く、だんなちゃんがまだしゃべれてる間に。
あたしはこの人たちとだんなちゃんを合わせなかったんだろうかって。
そう思った。