連休中にラーメンを食わせられた。
このラーメン、トメが鳥ガラを買ってきて煮込んで作った力作。
もちろんコショウなどの薬味なんて作った人に失礼!そのまま食べなさい!おいしいのよ!って感じ。
「息子ちゃんたちはこのラーメンじゃないと嫌って言ってたのよね!」と鼻息荒く…
味は、まあご想像通りです。
私は3度目なのでウェ~となりつつも、まあ適当に食うしかないか…と我慢して食べていた。
相変わらず味が無い上にスープに得体のしれない何かが浮いてて臭い。
夫と義兄は理由をつけて逃げた。後で〆ようと思いつつ、水を飲みながらかきこむ。
トメが席を外した時の会話。
兄嫁「なあ弟嫁ちゃん。これって何?新手の嫁いびりなん?」
私「え?」
兄嫁「いやだってこれめっちゃまずいやんか。お前らはこれでも食ってろって事?
しかも味なんかなんもないのに塩も醤油もコショウも入れたらあかんってなんて拷問やねん。
つーか生姜クサっ!!」
私「ぶっwwいや、これ素ですよ、素w」
兄嫁「えええっ!!ホンマに!?」
私「そう、こんなおいしい上に息子たちが大好きな物作れるのは私よ!って感じです」
兄嫁「ええええええっ!だってあいつら逃げたやんか!」
私「そりゃ~おいしくないですしねぇ。私たちも逃げます?w」
兄嫁「は~~…まずいまずいと思ってたけど…
(兄嫁は結婚1年目でまだメシマズの毒牙に2回しかかかっていない)」
そこにトメ登場。顔真っ赤にしてこっちを凄い顔で睨んでる。
「食べたくないなら食べなくてよろしいぃぃっ!!!」と怒って
「これはね、何とか地鳥のガラからとったスープでゴチャゴチャ!!!
味の分からない人たち!まったくもったいない!!!!!!」
兄嫁「へぇ~時間かかったはるんや。」
「そうよ!!あれをこうして何時間もコトコトと!!」
「ほなそのスープ取っといてください。夜にまたラーメンしましょう」
「キーーこの関西人の下品な事!!」
兄嫁は知らん顔でスーパーに行った。
なにやら台所でやってる兄嫁に聞えよがしに
「さーーあ、あの子にどこまで出来るのかしらね!うちの息子たちはわ~た~し~の!
あのラーメンが好きなんだから!」と鼻息荒くしていた。
夜、「ゲッ!!」って顔してる義兄と夫に、兄嫁がラーメン出した。
私はドキドキ、トメはギラギラ。
でもおいしい!!ラーメン屋の味じゃなくって、素朴な家庭的な味!!
あっさりスープはシナソバって感じでにぼしの味、醤油も超適量、
でもスープが濁ってる、やっぱりこれトメ汁をアレンジしたものなんだ!!
夫も義兄も「おおっうまい!!」と一心不乱にかき込み、
スープも飲みほして満足げに「ハァ~~!!」と。
トメは泣きながら「何よ!あんたたち一緒になって年寄りいじめて!!」と泣いて部屋にこもった。
ラーメン完食した後でw
「弟嫁ちゃん、お疲れさん。まずいもんでも我慢して食わなあかん時もあるけど、
アレはどう考えても酷かったしなぁw
…それからお前ら、嫁に何苦労かけさせとんねん!!」とお説教。
後で作り方聞いたら昆布とカツオと煮干でダシをとり、
ひき肉を炒め、それを煮立たせ、濾した物をトメ汁に入れて
ねぎの青い所と醤油を煮立たせて、あとは「中華だしの素」を入れただけらしいw
「ま、トメ汁なくてもそんだけで十分なラーメンできるけどな」とさらっと言ってた。
トメはへこんでいるけどすっごくスッキリした!
最後まで読めなかったのでよく分からんけど、めでたしめでたしで良かったね
大丈夫、ちゃんと読めたよ~
目の前で見ているようで面白かった!!!
一部、分からない人が居たみたいだけど、気にしないでいいからねw
兄嫁さん、ほんまにGJやなぁ~
乙でした!!!