式の料理は和食にしたんだけど、私は山芋アレルギーがある。
くれぐれも気をつけて欲しいと、最初の打ち合わせの時から何度も念を押した。
で、式の日が近づいてきて担当者から当日の料理のメニューがメールで送られてきた。
メールの最後には「山芋はございませんのでご安心ください」の一言が添えられて。
メニューを見ると『長芋の~』というのがあるorz 何を安心しろと。
でも、山芋としか言ってなかったし、長芋は大丈夫だと思われてもしょうがないかなと
思い直して、ねばねばと糸を引くイモ類は全部駄目なんですと返信しておいた。
そして当日。
食い意地の張っている私は、食べられる時に食べるぞとばかり、式進行の隙をついては
食べまくっていた。かぶらの蒸し物を半分くらい食べたところで、ふと器の底をみると
白くふわふわしたものがかぶらの下に敷いてあった。山芋(?)をすりおろしたものだった。
式を中座したきり戻ってこなかった新婦に、招待客の皆様は色々と想像していたらしい。
中でも一番有力な説が、出来婚つわり中座説だったらしい。というのも、退席の時に私が口を押えていたから。
一応聞かれればアレルギーで、という話はしたものの、しばらくは出来婚説がまことしやかに流れていてつらかった。
一年以上たっても子供が生まれないことで、ようやくそれも立ち消えになったが。
それ式場から謝罪あったの?
アレルギーの程度によっては故意の殺人未遂ものなんだけど…
素直に洋食にしておけばよかったのにな
洋食ならねば芋なんてつかわんし
その辺は招待客の好みもあるから何とも言えんだろ。
事前に断って向こうが了承したんだから、責任は全部ホテル側だ。
今は食べ物提供する関連はよっぽど気をつけないと、本当に訴訟になってもおかしくないよな。
まあ102の話が数年前ならそこまでうるさくなかっただろうけど
自業自得感が強いけどなぁ…
アレルギーに関しては知識の深さは人それぞれだし
自分が特定の物質がダメな場合は、総称(通称)じゃなく
具体的に何がダメなのか全部を伝えないと、相手側は「言われたものだけダメ」と判断するよ
その白くてふわふわしたものは山芋じゃなくて里芋かもしれないし(代用品として使われることもある)
でも、里芋も山芋アレルギーの人はアレルギーを起こすこともあるし
自分自身がちゃんと把握して、伝えるようにしないとね
同じく山芋アレルギーと聞いて長いももだめと判断できる人もほとんどいないだろう。
結局アレルギー持ってる本人が詳しくかつ簡潔に自分のアレルギーが何なのかを
他人に伝えられるようにしておかないとね。
自分の命は自分で守らなきゃ。
本当は新婦用にしろふわ抜きの蒸し物が出る筈が、何かの手違いで出てきてしまったらしい。
式後、私がちょっとおちついてから副支配人?だか宴会部長?だか
とにかく偉い人からちゃんと謝罪がありました。
式はホテルだったんだけど、そこで使える商品券みたいなものをお詫びにくれました。
アレルゲン抜きを出す予定が、手違いで有りを出されたってことか。
じゃ、あやふやな指定がどうとかいう問題じゃないね。
完全にホテル側の手落ち。
ホテルで働いてるけど、これは一番やってはいけないミスだなぁ。