ROMは3年くらいしてた。
もう十数年前になるが結果的にサレて離婚、現在は再婚もし、子供も3人いる。
で、未だに前嫁と間男(になるのか)から
中元・歳暮・正月に贈り物と時節の挨拶をかねた接触がある。
仕事柄、前嫁親とは定期的に接触せざるを得ないのだが、
その親が最近倒れて事体がややこしくなって来た。
一月前位に前嫁と間男が当時の仲人をして貰った人物を介して
持ってきた話が俺を憂鬱にさせている。
その話というのが俺の次男か三男を養子に欲しいと言うもの。
無論断わったんだが、前嫁と間男は
叶わぬのなら二人で心中するしかない、みたいな様子で正直重い。
さて、どうしたものかと思案中。
当然kwskしてくれるんだろうな?
色々と複雑な人間模様そうだな。もうちょっと詳しく書いてくれるか?
俺の家は大した規模じゃないが会社を経営している。
前嫁は幼馴染でガキの頃から仲良く遊んでいた。前嫁家はうちの下請けで
ある意味、親戚よりも親しく付き合っていた。まあ家族同然って所だな。
前嫁は人前では余り自己主張するタイプじゃないが、俺と二人の時は活発な
所を見せたり、甘えた所を見せたりもしていた。
で、いつの頃からか二人は将来結婚して両家の絆は磐石、商売も安泰みたいな
話が当然の様に周りから聞こえる様になった。
でも肝心の俺たちはお互い好きだけどもそれはどちらかと言うとそれは兄妹の様な
感情で恋愛感情ではなかった。でも、将来的に会社を継がなければならない俺は
下請けとはいえ、当時はなくてはならない存在だった前嫁家とうちとの為にも
そうなるのだろうな、前嫁とならそれもいいかなと漠然と考えていた。
前嫁も似た様な思いだったようで二人で苦笑いしながらも、好きな先輩(前嫁の)
との相談なんかも中学の時に乗ったりしていた。この好きな先輩ってえのが後の
間男なんだが、俺より一つ年下なんだが中々の熱い男で俺も当時は可愛がっていた。
当時の前嫁の間男に対する情熱は凄かったなと記憶している。
あ、当時は前嫁と間男は付き合ったりとかはなかった。
二人が出来たのは俺と結婚してからだ。
当時は俺も色々二人がくっ付ける様にアドバイスや協力していたんだが。
余り女に興味がなくてよく知らない相手にそんな気もおきなくて断わった。
この当時も前嫁は憧れの先輩を想い続けていたようだ。
で、大学進学してそろそろ卒業かと言う時に、高校の時ふった女が再度告白してきた。
彼女が同じ大学に進学してきた当初は気まずかったが、
その頃にはもうかなり打ち解けていた。
再度の告白に戸惑った。打ち解けてはいたんだが、
別に好きとかそういう感情はなかったしね。
それでその時に、俺が実家の家業を継がなければいけないこと、
将来的に家業のためにそれ相応の相手と結婚する事になる事、
だから俺と付き合っても未来が見えないぞ等々言って再度断わった。
でも、彼女は結婚なんて考えていない、ただ一緒に居たい等譲らなかった。
その時が来たら切り捨てられてもいいとまで言い放った。
俺はいい加減な気持ちで付き合う事は出来ないから今まで通り
友達というか親友みたいな関係ならばと言ったらそれでもいいと彼女は言った。
それからは一緒に色んな所に遊びに行ったり
様々なイベントに参加したりと大学を卒業してからもつるむ様になった。
でも関係は一切なし、キスすらもしなかった。
付き合ってる訳じゃないのでそういう雰囲気を避けるようにしていたから。
ただ一度だけ花火大会に行った時に手を繋いで欲しいと言われ繋いだ事があるくらい。
この頃になると前嫁から憧れの先輩の話は殆ど聞かなくなった。
話をふってみたところ、
「私にあの人は無理筋だから諦めた」
と言っていた。
告白したのか?と聞いたらしていない、
する以前に無理だからもう諦める、と言う事だった。
結構重症で、俺は修行中の身ながらも親父の変わりに
会社を切り盛りしていかなければなら無くなった。
そこで以前からあった前嫁との結婚話が現実味を帯びてきた。
俺はのらりくらりと返事を曖昧にしていた時に、友彼女からメールが届いた。
曰く「前嫁さんと会いました。結婚が決まったんだね、おめでとう。
約束通り私は消えなきゃいけないね。
今まで楽しかった。ありがとう。」
吃驚した俺はどういう事かメールを返したが返事なし。
携帯も出てくれない。その夜前嫁に事情説明を求めた。
曰く「たか君(俺)はこれから私と結婚するんだよ、、、だから悪いとは思ったけど
あの人に話し合いにいったの、、、」
俺は「お前は好きな人は今居ないのか?」と聞いた様な気がする。
ここら辺は余り覚えていない。
前嫁は「私には今はもうたか君しかいない。
たか君まで居なくなるなんて考えただけでも気が狂いそうになる、、、」
俺は腹を決めた。
友彼女との想い出は忘れ難いし、好きか嫌いかと言えば大好きだった。
でも異性として好きなのかと聞かれれば当時は答えられなかったと思う。
ただ一緒に遊んだり馬鹿話したりして過ごして来た友彼女は間違いなく親友だった。
でも俺を取り巻く状況が友彼女との関係の清算を迫っているように思えた。
だから俺は決断した。
大体半年後くらいだったと思う。俺と前嫁は結婚した。
最初の一年くらいはそれでも二人幸せだったと思う。
だが、それから再開した前嫁と間男が全てを破壊してしまった。
すまん。ちょっと仕事が立て込みそうなんで一旦打ち切ります。
需要があればまた続きを書きます。なければ罵倒して追い出して下さい(w
需要はある。罵倒ネタ認定などする奴が現れるだろうが無視してくれ。
その状況にもにょっとするけど会社の事を考えたらどうしようもないのがなぁ
>>72
前嫁は追い詰められた結果縋り付いてきただけだからな
そりゃあ好きではあるけど一番じゃないからいつでも浮気はできる
しないやつはしない
それだけのことだな
結婚から大体一年くらいだったと思う。
その頃俺は慣れない中、海千山千の職人達を仕切りながら
会社経営しなければならないという半人前には過酷過ぎる日々を送っていた。
正直、前嫁親がフォロー&アシストしてくれなければ到底不可能だったと断言できる。
修行中の身で半人前だった俺の後見人の様な事を親身にしてくれた前嫁親には
今でも感謝してもしきれない。
で、ある日の休日の朝、前嫁に昼頃に話しがあるので家を空けないで欲しいと言われた。
何の話だと聞いてもその時に話しますと言って10時頃出かけていった。
昼頃帰ってきた前嫁は隣に憧れの先輩である間男を連れていた。
いきなり玄関先で二人して土下座。
呆気に取られる俺。
こう言う時は不思議なもので、いきなりで意味が解らないながらも
瞬時に「浮気」の二文字が頭の中に浮かんでくるものだなと後から思った。
殆ど前嫁が喋って間男は合間合間に申し訳ありません!を
繰り返すだけだったような気がする。
要約すると
・二ヶ月前くらいに偶然二人は再会
・二人はそれまであまり話しをした事はなかったが、
間男が実は前から気になって居たと前嫁に告白
・前嫁、思わぬ告白に言葉を詰まらせながら感激する
・その夜二人は飲みに行き、嬉しさの余り前嫁は
我を忘れて楽しい時間を過ごすが、ふと我に返り
自分がもう結婚していて人妻だと言う現実に連れ戻される。
・俺を裏切ってしまったのではないかと不安に狩られその日はそそくさと帰ったらしい。
(飲んだだけでそれ以上はなし)
・それから毎日何回も間男から連絡が入る。
良心の呵責に耐え切れず前嫁は既に結婚している事を告白。
・間男吃驚するも相手が俺だと知ってまた吃驚。
・前嫁は俺を裏切れない、間男も昔世話になった先輩である俺に
申し訳ないと一時二人は関係を絶つ。
・だが焼けぼっくりに火が付いた二人は再度連絡を取り合うようになる。
・暫くして二人が出した結論は「俺に誠心誠意話して、
了解を取れたなら二人は一緒になる。それまで二人は
深い関係にはならない。
俺が了解しなければ俺に償いをして今度こそ二人は別れる」というもの。
まあ、俺は漠然と前嫁(と間男)の話しを聞いていた。
突き付けられた爆弾に咄嗟に判断が出来なかった。
話が一段落した頃に俺はゆっくりと言った
「取り合えず今日は失せろ、、、」
間男は去り際に再度土下座をしてから帰っていった。
それから夜までどう過ごしたか覚えていない。
多分庭に出て何かしてたんだと思う。
夜になって前嫁が泣きながら謝罪してきた。
曰く
「私はたか君と友彼女さんを引き裂く様な最低な真似までして
たか君と結婚しました。それなのに今はまた最低な事をしてあなたを苦しめています。
許してくださいとは言えません、ごめんなさい、、、」
俺はその時、嫁の方は見てなかったともう。
「取り合えず明日実家に帰れ。暫く一人で考えるから」
これだけ言って二階に上がって寝た。
次の日、早朝会社に出向き、伝票を整理しながら
この仕事を続けていく意義を考えていた。
昼頃血相抱えた前嫁親が会社に来て俺を見るなり男泣きに泣きながら土下座して言う。
曰く「申し訳ない、申し訳ない、、、本当に申し訳ない、、、」
俺は意外と冷静に思った。「前嫁が実家に帰って事情を話したか、、、」
取り合えず応接間に通して落ち着くまで待った。話を再開すると前嫁親は
「離婚だけはどうか勘弁してやって下さい。」
「娘は私が責任を持って教育します」
「娘は今冷静じゃない。間男に騙されているんです。」
「どうか見捨てないでやってください。」
だが、俺はどこか他人事の様に聞いていた気がする。
正直実感が沸かないんだ。
昨日まで前嫁を疑いもしていなかった。
物心付いたときから一緒に過ごして来た可愛い妹分で今は俺の嫁。
本当の肉親と変わらない絆で深い所で結ばれていると信じて疑わなかったからね。
それが未だ関係すらない(と本人たちは言っている)赤の他人と
精神的な結び付きだけで俺を裏切ろうとしている。
そりゃあ学生時代に憧れていた事は知ってたよ。
前嫁の青春そのものだと言っても過言じゃない事くらいは俺も理解している。
なんか松任谷由実の歌みたいだけどもさ。
でもだからこそ俺の裏切られた感は半端なかった。
これだったら関係はばりばりあります、って言われた方が随分ましだと思った。
取り合えず今は暫く別居したい、当分預かってくれと前嫁親にいって仕事に戻った。
それから10日ほど経った頃、前嫁と間男が心中した。
と言っても未遂に終わったわけだが。
すんません。当初kwskする事を想定してなかったので
書き溜めたものがここで終わりました。
夜にまた再開しますのでもう少しお待ちを。
本当に死ぬ気で心中したはずがないだろw
そのクソどもが子供よこせと言ってるんだぜ・・・
心中するまでの間、前嫁に前嫁親は必死に説き伏せてた様だ。
お前がやろうとしている事はどれだけ人の道から外れた事か、ま
た、このまま俺家に不義理すれば前嫁会社は倒産、皆路頭に迷う事になる。
お前にその責任が取れるのか?等等言われ続けたらしい。
前嫁は段々追いこまれていったようだ。
返す刀で間男家にも乗込んで間男親を巻き込み直談判、
こちらはかなり激しく追い込んだらしい。
追いこまれた二人は事の大きさに怖気付き、死んで俺に詫びようとしたんだとさ。
便箋30枚もの超大作遺書を後で渡されたよ。そこに詳しく経緯が書いてあった。
間男の遺書もあったけどこっちは読まなかった。
何故かって、気持ち悪いから(w
そしてこの事が原因で間男には障害が残った。前嫁は普通に回復。
途方もない脱力感と共に踏ん切りがついた。離婚しようと。
正直言ってもう無理だった。
結婚している身でありながら赤の他人の男と自殺を図るような嫁。
この事だけでも会社の信用に関わる。
闘病生活をしてる親父にも申し訳ないし、従業員や取引先にも迷惑が掛かる。
ただ、今まで本当に世話になった前嫁親を切り捨てる事は出来なかった。
それに当時は会社の業務の50%ほど前嫁親会社に
委託していたから、心情的、業務的にも切れない。
元義父にはワンワン大声を上げてなかれた。
元義母も号泣しながら終始土下座の姿勢を崩さなかった。
そしてこれが元義母を見た最後の姿になった。
前嫁の回復をまって病院に行き、離婚届を渡した。
前嫁はベットの上で土下座した。
これからは二人で幸せになれだとか、
お前の親父さんの会社の事は心配するなとか言ったと思う。
言葉にならない何かを必死で言っていたが
号泣しすぎて過呼吸みたいになったので
看護師さんを呼んでそのまま退散した。
2~3ヶ月後くらいに一度間男と家に来て玄関前でずうっと土下座していた時以来、
それから直接会う事はなかった。
それからは中元・歳暮・年賀状・暑中見舞い等々
毎回欠かさずに送って来る様になった。
以前に何度か前嫁親にもう止める様に伝えてくれと言ったんだが
相変わらず止む気配はない。
退職する事になったので若干名募集をかけた。
全て面接は部長に任せて俺はノータッチ。
一人事務員を採用したと事後報告を受けた。
履歴書を見て腰を抜かした。友彼女だった。
翌日、俺は落ち着きがなかった。
彼女が出社してきたらどう接していいか計りかねてた。もう数年も会っていない。
結局俺は仕事に逃げてその日は顔を合わせる事はなかった。
だが何時までも逃げる事は不可能で、意を決して次の日には会社に出向いた。
彼女は俺に初対面の様に挨拶した。他の事務員が彼女を褒めていた。
仕事を覚える要領がいいと。