63:名無しさん@おーけーちゃんねる2014-05-28 22:14:05
うちのトメさんは超メシウマ。
トメさん曰く、「昔はご近所で御節はじめお惣菜を大量に作って分け合うのが当たり前だったから、それに鍛えられた」。
実母はめんどくさがり系のメシマズ、私はメシマズ寄りフツメシ(旦那談)。

私は昔から好き嫌いというものがなかったが、苦手なものはそれなりにあった。
なので結婚当初「何か嫌いなものはある?」とトメさんに聞かれたとき、素直に苦手なものを答えた。
そうすると、苦手なものを使った食事が出てくるんだけど、コレが美味しくて箸が止まらなくなるw

63:名無しさん@おーけーちゃんねる2014-05-28 22:14:05
例えば生姜が苦手って行ったら生姜たっぷりのブリ大根や、しょうが焼きが出てくる。
パクチーが得意じゃないと言ったら生春巻き、見たいな感じ。
しかし出てくるものがどれもこれも美味しい。
なので幸せにうまうまパクパクしてたら、何度目かの訪問で急にトメが泣き出しちゃった。

「今までこんな風に美味しいおいしい言いながら食べれてくれたことはなかった」
「それがこんなに嬉しいものだなんて知らなかった」
「食べ物で意地悪、なんて浅ましいことしてごめんなさい」
正直、「意地悪されてたっけ?気付かんかった…」が感想。

旦那は兄弟二人で、義兄は口がないのかってくらい寡黙な人。
ウトも輪をかけて静かで、結婚の挨拶に行ったときも「ああ」くらいしか言わなかった。
旦那は二人に比べてならしゃべるほうだけど、まぁ推して知るべし。
こんな人たちなので、トメは今まで一度も自発的に「おいしい」と言ってもらったことはなく、
「美味しい?」と聞いても返ってくるのは良くて空返事で、とても空しい思いをしてたらしい。
そのくせウトは外食を許さず、旦那たちもトメのご飯のほうが美味しいからと(口には出さず)外食には乗り気じゃなかった。
トメは40年近く、家族の誰にも褒められもせずけなされもせずにご飯を作り続けていたらしい。

64:名無しさん@おーけーちゃんねる2014-05-28 22:31:53
それを聞いたら私も悲しくなってしまった。
旦那はウチでも「おいしい」を言わず、明らかに食がすすみませんって顔してもそもそ食べる。
自分が料理上手だとは思ってないから褒めろとは言わないけど、美味しくないなら好みは言うべき。
給料日にいつもありがとうおつかれさま、と言うのが当たり前だと言うのなら
美味しい食事に美味しいというのも当たり前だと心せよ、とウトと義兄と旦那を並べて怒りまくってやった。
旦那はあわあわしてたけど、ウトと義兄は「何で女にこんなこと言われなきゃならんのか」みたいな顔してたな。

トメさんは最近、夕ご飯のおさんどんを止めたらしい。
わりと近いので良く遊びに行くんだけど、そのときは「私のため」に教えながら作ってくれる。
私がお礼に、と趣味のカフェ&雑貨屋めぐりに誘ったら、トメさんもはまってくれてよく一緒に遊ぶようになった。
今までウトラブだったらしいが、最近は私といるほうが楽しいらしく、
カフェで知った手芸サークルの付き合いが優先で、ウトへの関心が薄れたそうだ。
義兄はコンビニで凌いでいるらしい。ウトは米の炊き方を覚えたそうだが、米は研いだか聞いたら不思議な顔をされた。
旦那の口からは「おいしい」が出ることが前より増えた。もそもそ食べることもなくなってスッキリだ。
トメさんを変えちゃったのがDQNかなと思ったのでここで。

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