私、B子、C男 19歳
A男 27歳
奥さん ?歳
大学に入りたての時に知り合い、付き合いだしたA男。
彼を紹介してくれたのが、私の友人だったB子。
いい人だよ、という言葉どおり、私の言うことを色々聞いて
くれたり(お願いやおねだりじゃなく、普通の会話の意)、
「大丈夫、私子は悪くないよ」と、暖かく包んでくれるような人
だった。
大学に通うC男に出会い、探るような言葉で、「B子とうまく
いってるか?」と心配される。
どういう意味だろう、と怪訝に思う私に、C男が携帯のメールを
見せてくれた。
曰く、「私子を騙して既婚者のA男を紹介した。でもA男は
私が本命。スパイス代わりにしてみようとしたら、まんまと
騙されてやんのwwwwwあいつ、いい子ちゃん面でむかつくから
いい気味」というメール。
C男はほのかな恋心をB子に抱いていたため、フリンにどっぷり
はまり、すぐに大学を休んでA男と遊んでいるB子をなんとか
普通に戻そうと、色々メールで言ったそうだけど、最終的に
C男自身も、B子に「あんたウザい」とぶったぎられていた。
で、私に連絡を取ろうとしたけれど、私が携帯変更後、変更メール
を間違って削除してしまっていたため、連絡とれなかったらしい。
おかしい部分はいくらでもあった。
あまりのショックで体重が10キロ落ち、1ヶ月は再起不能とばかりに
落ち込んだ。髪もかなり抜けた。
その間も、心配するようなA男、B子の電話やメールがくるも出れず
電源を常に切っているような状況だった。
しかし、これはちゃんとケリをつけようと一念発起して、まずA男を
呼び出した。すると、私が二人の計画を知ったことを悟ったらしい
B子も話し合いの場に。
2VS1で、形勢は最初から不利。しかも、バレたのをいいことに、
二人はベタベタベタベタと、真昼の喫茶店でキスしたりと、とにかく
こちらを馬鹿にした態度。
「まさか本当に騙されるなんてねー」とか「A男みたいないい男が
あんたを本気で好きになるわけないじゃん」とか、えらい言われよう。
A男は「初めての男になったことは悪かったね、私子。でもベッドの
上の君は可愛かったよ」なんてことまで言われ、再びボロボロに
なっただけだった。
一気に鬱に陥り、外に出ることもできなくなり、薬を飲んでなんとか
自我を保つ日々が2ヶ月ほど続いた時、知らない女の人から電話が
かかってきた。
A男の奥さんだった。
とてもA男の話はできない状況ではあったけれど、自分が不倫して
いたこと(騙された、とか、結果的、なんて当時は思えなかった。)も
あり、なんとか会って話をすることになった。
この2ヶ月のうちに自分でも調べて、不倫の場合はした方も慰謝料を
払わなきゃいけない、ということは知っていたので、「ああ、人生終わった
なー。こういう奥さんなら、間違いなく自分も訴えられるなー。両親
になんていえばいいのかなー」と考えていた。
喫茶店の席について、「このたびは申し訳ありませんでした」と謝罪した
私の言葉を奥さんはほとんどスルー。
返事のかわりに書類を出して、「これで間違いないですか?」と聞いてきた。
そこには、○年○月頃から、B子の紹介でA男に会い、付き合うことに
なった。とか、○月○日に○○に二人で出かける。とか羅列されてた。
そして最後の日付は、2VS1で話し合いという名のフルボッコ会場のことも
克明に書かれていた。
よく分からない私に、「実は話し合いの場に雇った探偵がいた」という
ことだった。
何ヶ月も探偵をA男に貼り付けていたらしい。で、あの日も近くの席に
探偵がいて、その様子を録音していたってことだった。
情報だけど、間違いはありますか?」と言われ内容を読んだけれど
間違いないどころか、私の記憶よりもはっきりとしていた。
「こちらの手の内を疑うなら、その日の録音も今ありますよ」と言われ
たけど、とても聞ける状況じゃないし、「間違いありません」と伝えると
その書面にサインするように言われた。
サインした書面をしまった奥さんに「今回は、私の夫が最低のことを
して申し訳なかった。もし訴えるなら、私の証拠もあなたに渡すし、
力になる」と言われ、ただただ困惑。
奥さんが慰謝料について話さないので、私のほうから「慰謝料は
どれぐらいに…」と聞くと、初めて優しく笑いながら、「あなたがA男に
請求する立場なんだよ」と教えられた。
その時の私の状況も、奥さんはしっかり把握していて、騙された私に
慰謝料などを請求するつもりもなく、反対に治療費の足しにする為に
慰謝料をA男に請求することを薦められた。
何故、私に同情してくれるのかわからない、と言うと
「10数人いる愛人の中、苦しんでいるのはあなただけだった。私も
色々ありすぎて麻痺しているかもしれないけど、知らずに付き合っていた
人に慰謝料を請求することは(心情的にも法的にも)できない」と言われ
私はただただ、泣くしかできなかった。
「お見舞い」としょうして数十万受け取ることになった。
固辞しようとしたけれど、反対にしかられて、治療費の足しにしなさいと
言われ、結局受け取った。
その時聞いた話を総合して箇条書きにすると
・奥さんと結婚前(奥さんとは3年目)から、複数人と関係を持っていた
・B子、私を含めて人数は10数人(私ともう一人を除き、不倫と知ってた)
・本命はB子でもなく、奥さんと結婚する前からの人(W不倫)
・その2人を除き、慰謝料請求。全てカタがついた。
・もちろんA男とは離婚。
「お互い、悪い男運はここで終わり。いい男を見つけようね」と言われて
奥さんと別れた。
後日談
あれから数年、休学していた大学をやっとこの春卒業することになった。
鬱は完治していないけど、今は1つの弱い薬のみの状態。鬱が完治する
までは、就職できないのが難点だけど、パートとして働くことは決定
済み。その職場は鬱に理解があるので、完治したら正社員にと言って
くれている。
両親には自分から話した。父親に生まれた初めて殴られ、一緒に奥さんに
お金を返し、謝罪にいこうと言ってくれたけれど、その時には奥さんの携帯に
連絡がつかなくなっていた(最後に会って数ヵ月後)。
彼氏は最近できて、事情を話した時、一緒に悔しがって泣いてくれたのが
今は何よりの救い。
慰謝料を払わされることは決定したそうだけど。
B子は慰謝料請求+両親に報告されてしまい、騒動後大学を中退し、遠くの
親戚宅に預けられた。今はその地で監視をうけながら働いているらしい。
B子が何故私をハメようとしたかは、いまだに謎。それを考えると今も苦しく
なる。
何か彼女に悪いことをしたのか、それとも元々彼女が私を嫌いだったか、
何かのきっかけで暴走しただけなのか、わからない。
そんなB子は親戚宅に移送されてからしばらく、C男に連絡を何度もとり、
「私も騙された!あなた私のことが好きだったんでしょ?だから私を
ここから連れ出して一緒に逃げて!」と言ったらしいが、愛想をつかしていた
C男はこれを拒否。携帯も換え、実家の電話番号も変更し、B子とは別の人と
つきあい、既に婚約済み。
婚約者さんがいる手前、もう気軽にメールしたり話したりすることもほとんど
なくなり、道で会ったときに立ち止まって話をする程度になった。でも、幸せ
そうなので嬉しい。
なんかだらだらと長い話でした。
補足
>>95の
>・その2人を除き、慰謝料請求。全てカタがついた。
というのは、W不倫の本命さんと私、ではなく、知らなかったもう一人の人 の意です
支援、ありがとうございました。
>>96
ありがとうございます。
乙。
今は幸せで何よりです。
もっともっと幸せになれますように。
B子ぶん殴ってやりたい!!!
大学卒業おめでとう!鬱やトラウマは絶対治るから大丈夫。
それにしてもA男のクズっぷりとB子の性格の悪さはすごいな。
これだけしっかりした文章書けるなんてスゴイ!人柄の良さを感じました。
糞B子はそんな貴女を妬んでたんでは?と思ったよ。まだ完治されてないそうですが、良い職場と彼に恵まれてよかった!
ここで厄払いして、これからを幸せに生きてください。卒業おめでとう!
あなた悪く無いじゃん
これからどんどん幸せになってね