薬剤師として働いていた私は拘束時間が減って家事が出来るよう
給与は同じだったし拘束時間が減るから旦那も大賛成だった
でも1年もしないうちに旦那の浮気を知ってしまった
きっかけは旦那のカバンから聞こえてきた隠し携帯の着信音
チャンスを狙って調べてみると真っ黒なので直ぐに醒めた
昔から揉め事に首を突っ込みたがる父だから最初に言わないと
私にトバッチリが来そうなので相談したら想像していた通りに
「よく最初に相談してくれた!後は全てまかせろ」
私の希望は子無しだから離婚一択で慰謝料よりも社会的制裁を優先
ゴタゴタに関わり合うのは避けて、しばらくは一人でいたい
それから2週間は父の指示に従って仕事が終わってから実家で
ゴロゴロしたり食事したり風呂まで使ったりして帰宅時間を遅らせ
私が遊びまわっていると思わせて顔を見ないことに専念した
いっぽう父は興信所を使って相手の女の素性等を調べあげ
同じ事務所の年上既婚女性、毎日退社と同時にホテル直行してる
どんだけ猿なんだと思ったけれど言わずに耐えた
白紙の離婚届だけを置いて、兄と兄嫁さんに手伝って貰って家出を決行!
行き先は実家だと近すぎてゴタゴタに巻き込まれる心配があるので
バブル時代に父が投資目的で買った不良債権のリゾートマンション()
幼いころに行った記憶があるけれど、まだ持っていた事に驚いた!
兄が事前に調べてくれて居住可能だと言っていたけれど不安だったよ
独身時代に買った私の小型のスポーツカーには荷物が載らないから
兄の大きな車に荷物を積んで兄嫁さんを含んだ3人で分乗して出発
私が不安にならないように兄嫁さんが助手席に座ってくれて嬉しかった
途中の道の駅で犬猫病院が子猫あげますの看板を掲げていて
そこでつい貰ってしまったのは、やっぱり寂しかったのかな…
到着したら不安は的中していてゴタゴタしたけれど兄嫁さんが
がんばってくれて翌日には居住可能になったw
父は日曜日に旦那が尋ねて来る事を期待して1日中待っていたらしい
正直に全て話せば穏便に済ませるつもりで
でも父の所に来るとは思わなかった
着信は拒否したので旦那からの連絡はメールだけ
内容も私の浮気を疑っているようで、何処にいるの?
何も聞かないから早く帰ってきて欲しいしかなかったからね
旦那が勤めている事務所はビルの1階でそのフロアに20人ぐらいいる
その事務所の始業直前に凸撃したそうな
「旦那君!今朝娘から連絡があった!家出とは何事だ!浮気相手の○○○○さんとはどの人だ!」
それも毎週月曜日に朝礼をするため全員が集まっているところで
まあ嘘は言っていないけどね…
その後浮気相手を確認して「後で自宅まで行くからおとなしくしてろ」と言って帰ったとか
私の所に父が依頼した弁護士先生が尋ねてきたり
父や母が様子を見に来たりして1ヶ月ぐらいで全て終了したんだけれど
この作戦にも誤算があって私が家出した先はスキー場に隣接なんだよね
雪道は運転したこと無いし猫もいるから帰るタイミングを失ってしまって
まだ猫と一緒に雪国で暮らしている
父は全て終了後に高級メロン持参で事務所に謝罪名目で尋ねたとか
旦那は退職し浮気女も旦那さんが挨拶に来て離婚云々らしい
浮気女は修羅場だったと今でも思っている
住民票も移しちゃったよ
まあ父ちゃん大活躍じゃんwww