831:名無し 2016/04/25(月)14:34:13 ID:2c8

数年前インドにホームステイへ行った。
泊まらせて貰った家はお父さんお母さん10才の娘さんの3人家族。
お父さんは明治の親父の様な頑固で威厳があり、お母さんはいつも笑顔でお喋り好き。
娘さんはとにかくパワフルで毎日何時間遊んでも「遊んで〜」と寄ってくる。あんさん、さっき外で友達と遊んでましたがな。

http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1447419131/
831:名無し 2016/04/25(月)14:34:13 ID:2c8

そんな家族の中でお母さんと娘さんとは同性同士の事もあり仲良くさせて貰ってたんだけど、お父さんは感情をあまり出さないタイプでなかなか距離を縮められなかった。
ある時の事、娘さんと遊んでいると私のお菓子を見つけ目を輝かせながら「これ食べたい!」と言う。
真っ赤なパッケージに凶悪な顔をした唐辛子が描いてある某暴君の奴だ。
あまりの辛さに「きっとインド人もビックリの辛さだ!」とネタで荷物に入れておいて日の目を見なかったものが見つかってしまった。
子供には無理!とっても辛いから!!と言っても
「平気!大丈夫」としつこくせがむので一口あげると
目をキラキラさせてウンウンと何度も頷き親指を立てながら「ジャパニーズ スナック、グー!」「ヤミー!」と言いつつバクバク食べる。
騒ぎを聞いたお母さんが様子を見に来たので話すと「じゃあ私も頂戴!」と言って親子二人でハバネロ祭が開幕。
二人して「ナイス!」「グー!」と大盛り上がりしてあっという間に一袋無くなってしまった。
すると今度はお父さんが「どうした?」と顔を覗かせてきた。
娘さんがニコニコしながら「お姉ちゃんにお菓子貰ったの〜美味しかった!!」と言うも袋は既に空。
お母さんが気まずそうに袋を片付けながら「ごめんなさい、全部食べちゃったの。」
と言うと、めったに感情を見せないお父さんがそれはそれは( ´・ω・`)ショボーン
とした顔をして部屋を出ていってしまった。
申し訳ないと思いつつも妙に和んで、以降お父さんに変な遠慮をすることも無くなった。
ちなみにハバネロは、「本当に辛くないの?」と聞いたらケロッとした顔で「え?全然」と親子共々言われた。
日本のスナックを好きになってくれたインド人親子に和みでした。
832:名無しさん@おーぷん2016/04/25(月)15:04:12 ID:bZI

>>831
和んだ。
素敵な和みをありがとう!
インドにホームステイって凄いね。
833:名無し2016/04/25(月)17:08:13 ID:2c8

>>832
ありがとう!
たまたま機会が有ったので、短い間だけどご家庭にお邪魔させて貰ったんだ。
インドのお母さんは毎朝早朝に起きてお手伝いさんと一緒にカレーを作ってくれるんだけど、スパイスをすりつぶす音が目覚めに心地よくてさ。
顔を出すとチャパティー(ナンみたいなもの)を焼いてくれて、薄い生地が焼いた鉄板の上でプクーッと膨れるのを見るのも楽しかったなあ。
お買い物は男の仕事でお父さんが仕事の合間に行っていたり、子供たちは人が多くて学校が午前午後で別れていたりと日本との違いに新鮮な驚きも有って良い経験をさせて貰ったよ。

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