「涙が止まりません」
「子供たちはパパ大好き」
って判で押したように書くのを見て、これってエネmeの教科書にでも載ってる言葉なのか?と思った。
なぜならうちの母(典型的エネme)も、いつもこれを言っていたからだ。
避妊嫌いな父の望むままに応じ、11回妊娠し5回流産し2回堕胎し1回氏産し、われわれ3人兄弟を産んだ母。
周囲に愚痴っては「涙が止まりません」「パパ大好きな子供たちからパパを奪っていいのかと…」。
中学卒業後、全員が実家から瞬時に逃走。
「パ.チ.カ.ス.サイマーDV梅毒持ちの親父が好きなわけねーだろ!」
「生まれてこのかた親父が好きだった瞬間なんかねーわ!全員ボッコボコに殴られてただろうが!」
「オカンが親父に未練があっただけだろ!子供のせいにすんな!」
と全員に2時間にわたってなじられ、ようやく「子供はパパ大好きではなかった」と知る阿呆な母。
「あんたがいらん我慢したからこっちは迷惑したんだよ!」
「おめーがさっさと別れないから苦労したんだろうが!」
と子供たちは誰も同情せず。
お得意の「私が間違っていたなんて…涙が止まりません」を繰り出すものの「知るか」「一生泣いてろ」「こっちに頼ってくんな」と一刀両断にされ、「あれ?え?え?」という顔をしていた。
下の弟が成人になった記念に本格的に縁を切るべく、三人で親父のやってる商店に押しかけ
「おまえが嫌いだ」
「心の底から嫌いだ」
「顔を見てるだけでヘドが出そうだ」
「一刻も早く死んでほしいと思っている」
と近所から訪れる客たちの横で、正直な心情を延々と打ちあけてきた。
父が完全に理解するまで「本当に嫌いなんだ」「死んでも葬式にも出たくない」と言い聞かせてきた。
ついでに「おまえに殴られた傷がまだこんなに残って」「寒くなると折られた骨が痛む」とアピールもしてきた。
父は最終的に「お前らなんか俺の子じゃない」と泣きながら商品のサンダルを投げてきた。
「その言葉、ありがたくいただきましたぁ〜」と弟が大声でわざと言うと、父はチックの発作を起こしていた。
その晩母から恒例の「私が間違っていたなんて…涙が止まりません」メールが来たので、全員同時に「知るか」と返事して着拒した。
武勇伝とまでいかないが
充分しっかり仕返し出来てるよ
GJしちゃるw