メシマズと断定するには不安定だったうちの嫁の料理が
今までメシマズ:ふつうが5:2だったのがふつう:メシウマ4:3くらいの割合だ
すごいな嫁、
イワシとアジがわからなかったお前はもういないんだな?
もうレタスとキャベツがちがうサラダを食べなくていいんだな?
らっきょうを玉ねぎだと言い張らないな?
芽が出たジャガイモを芽ジャガイモとかいって皮ごと煮ないな?
みりんと料理酒とみぞれは混ざらないんだな?
火の通らない揚げ物は卒業だな!もう鍋ごと爆発はありえないな!
幸せすぎて思わず報告しに来てしまった
子宝が授かったような気分だな!
・何故?
ソコに至る経過をkwsk
きっかけは高校時代の友人夫婦との食事会
もともとすごく仲が良かった人達というか夫婦なんだけど、
今年6月下旬にうちが新居に越してからお互いに忙しくて会う機会もなく、
先月にやっと招待できた んだが
そこでうちの嫁が暴徒と化した
元々致命的なメシマズというよりはモノシラズだったから覚えれば大丈夫、だったんだけど
今回は初めてのお招き+食事会ということで意地でもおしゃれに手料理で迎えたかったらしい
ホームパーティに憧れてたしな……
なるべく気を張らせないようにこちらも出来合いの料理を並べようと説得したんだが、
結局3品ほどは手料理が並んだ
それがえげつない出来だった
長くなりそうなので分けて書くわ
>>298
やめてくれ一瞬で肝が冷えた
わざわざ肉の塊まで肉屋で買ってきて、これは鍋をつかうからできる!と息巻いていたが
タコ糸などがわかってないらしく裁縫用の細い糸でせっせとぐるぐるまき。蜘蛛の糸みたいにからんでた
で、やたらネギとかパセリをぶちこむ。なんかよくわからんハーブの詰まった瓶をせっせとふりまく
結果は薬みたいな匂いをさせながらかぎりなく中身は真っ赤、外がバターでぎとぎと黒焦げなもの
しかもめり込んだ糸が、とれない
あとお酒のおつまみにとクラッカーの上になぜかとろけるチーズ(あのぱらぱらしてるやつ、スライスとかでなく)
とやっぱり何かのハーブのっけたやつと、
生臭いサーモンとすじこ(いくらだと思っていたそうだ)とイチゴジャムのっけたやつ。
最後にウインナーとキャベツがとろけるまでにこんだぐつぐつポトフが並んだ
あとやっぱりなんかミカンの葉みたいなハーブがぶちこんであった
嫁よ ハーブがあればおしゃれってわけではないんだぞ……
普通の料理の中で、違和感バリバリの3品だった
俺は最後まで黙っていようと決めていた
俺自身嫁は心底好きだが、好きなんだが、料理に関してはどうも口をはさんじゃいけない気がして言えなかった
はじめは多少口出していたんだけど、今まで改善されずにいたので諦めていた
情けない話だが、気心知れた友人夫婦なら何か手を貸してくれるのでは、と期待していた
子供についてやら飲み物と一緒にだべっていたところで嫁が動き出す
嫁「いつも招いてもらってばっかりだから、今日はいっぱいくつろいでってね」
友嫁「ありがとう、何か手伝えることがあったらいってね」
嫁「いいからいいからー」
ここで一品目の恐怖のおつまみが出てくる
嫁は台所に常にひっこんでいるためわからんかったろうが
俺と友人夫妻は一瞬凍りついた
すぐに何事もなかったかのように友人夫妻はおつまみに手を付けてくれたが、やっぱり止まる
俺もとまった。いくらじゃなくて筋子は死ぬほど生臭くて、ぐってなった
そこでようやく俺は事の重大さ(=他人をテロに巻き込みかけている)ことに気が付いて
嫁に聞こえないように嫁のメシマズさをようやく相談した
前述のモノシラズなところと、張り切るとついチャレンジャーになってしまうこと
昔からの付き合いなので多少の理解はある友人夫妻はうんうんと聞いてくれた後
友人嫁がすぐに立ち上がって嫁の方に行ってくれた
ただ、先に俺が友人(旦那)に叱られた
言い方とかいろいろ悪くて俺が○○(嫁の名前)ちゃんを大事にしてるように思えないとか
あとちゃんと正面からいわないと○○ちゃんはわからないだろとか
お互いに新婚とかで足引っ張りあうのは当たり前だし共働きなんだから頑張れ、とか
さとされた
自然に相手にまかせっきりだったんだけどそれも悪かったんだろうなぁ
お互いに口をあまり出さない、それがお互いのためっぽくなってたんだな
そのあと台所から涙ぐみながら嫁が友人に連れられてきた
友人嫁はしっかり者で優しいけど芯が強いタイプだったので色々言ってくれたようだった
嫁は負けん気が強いが、友人嫁を姉みたいに慕っているのでずいぶん応えた様子で、
ぷるぷるしながらリビングに入ってきた
そしたら自然に友人夫婦ちょろっと台所お借りしますwっていなくなるのw
ドラマ見すぎだろwとかおいてくのかよwとか言おうとしたらそれより前に嫁が
変な料理作ってごめん、
少しでもいろんなもの作れるようになりたかった
奥さんになったら料理上手にならないとだめだと思った
見栄っ張りでごめん、もっとできることからはじめるから嫌いにならないで
ってぼろぼろ泣くんだよ
それからはもう俺もよくわかんないけどなんか泣けて
大の大人二人でぼろぼろ泣いた
そのあと、
友人夫妻は散々気まずい空気を味わわせたにも関わらず、
友人嫁は予定のない休日とかに嫁を呼んで料理を教えてくれることになった
お互いに高校時代思い出して笑って飲んで、嫁の料理を少しずつ食べて
次回はもっといいものがでてくるよなんていって笑ってくれた
共通の友人ってホントありがたいと思った
それからは嫁も現在同様スキル磨いているし、今月にはもう一度ホームパーティやり直せそうだ
自分たちでどうしようもなかったら第三者ってほんと助かると思った
そうじゃない場合は「あんなブスに教えて貰いたくない」などなどの嫁マズ事例があるから
こういう異次元の彼方の嫁マズもいるからなあ…
良かったなぁ!いい話だ!こーゆー改善報告って嬉しい気持ちになるな!
友人夫婦から提案されている改善案ちょっと晒そうと思う
その
まず友嫁から、今回の俺たちがめちゃくちゃすれ違っていた件について触れられた
嫁は全然料理したことがなかったそうでw冷凍食品大好きっ子だったw調理済みのやつ
考えりゃ今そこまで珍しくもないよな、コンビニいけばなんでも買えるし高校は菓子パンばっかだったなw
でも結婚したら料理は作らなきゃ、と嫁は決意していたらしいのだが
誰かに相談するのは恥ずかしいと思っていたらしく、
しかも俺に相談したら呆れられると思ってさらにスパイラルに陥っていたそうな
元々母子家庭で負けん気が強いタイプだったから余計だな(義母は昨年他界した)
で、いざ料理を作ろうと思ってもまずレパートリーがなくて浮かばない、
材料も何を買えばいいのかわからない、そもそも魚の種類がわからない
野菜もあまり進んで食べなかったけど俺の為にはサラダにしなくては、でもわからない
味付けも冷凍食品に慣れすぎてしょうゆとソース以外の選択肢がない
適当に調味料を買ってみたが使い方がわからない(みりんとか謎だと言っていた)
せめて何を作ってほしいのか俺に聞いても
「まかせるよ」「なんでもいいよ」だったため余計に困り果てていたそうだ
余計な口出ししちゃいかんと思っていたんだが、本当は逆に苦しめてたとわかって申し訳なくなったよ…
惣菜とか見て、俺が食べたい「料理名」を言って、
材料をその場で一緒に考えて買って、
帰ったら嫁が友人に聞きながら料理する
子供みたいかもしれないけど、これ本当に上達する
俺自身ハンバーグwとか恥ずかしがって適当なもん答えたりしたけど
ひき肉に種類があるとかパン粉いれるとか初めて知ったw笑ってくれw
ちなみに最初は安いからってとりのひき肉買っちまったw友人嫁爆笑w
すごくあっさりしたハンバーグになって、そこからピーマンの肉詰めを覚えた
一緒にどんな肉の種類あるかとか、全然わかってないことたくさんわかったよ
嫁もおかげで和え物とか、ちょっとした小鉢の料理とかも覚えてきた
今日もたことわかめ、きゅうりの酢の物出してくれた
うまいよっていうとすげー喜ぶの
本当にお互いに覚えてかなきゃいけないのな
俺も少し料理に興味出てきたし今度一緒に料理しようと提案してみようと思うw
長くなってごめん、では今度こそ お前らの嫁もメシウマになりますように!
そしてアレンジャーへ~ ピロリーンピロリーン♪
ま、お幸せにな。
ここの所、便所や病院や三途の河送りの報告ばかり聞いてた気がするから
こういう報告が嬉しいなあ!
おめでとう、そして二度と戻ってくるなよ!
お前の嫁さん、お前のことすげー愛してるんだな。
愛し合っている夫婦っていいね。
お前も共働きの嫁さんのために家事がんばってやってやれ。
お幸せに!