前記事⇨俺「人の顔が何故かみんな1つしか目がない」スレ民「えっ!?」→統合失調症の方の書き込みが…【3/6】
そんなとこに両足骨折してるやつやガリガリなやつや俺みたいなやつが入院してるんだから
説明できないが不思議な感覚だった
その人はどこが病気なのか分からないくらい普通の人だった
初めて俺から話しかけたときはにこやかに会話をしてくれたし、他の患者と違って不幸自慢をしてくることもなかった
入院してて初めてまともに日常会話が出来る人だった
俺「ぶっちゃけなんの病気?」
そいつ「統合失調症らしい」
俺「嘘だろ?」
そいつ「お前は?」
俺「統合失調症」
そいつ「嘘つくな」
俺「そっちこそ嘘つくな」
入院してからこんな会話したのは初めてだった
それくらい話した感じは普通だった
たまたま陰性/症状でたまたま似たような性/格でたまたま病気に対する認識が似てたんだと思う
一年に一回位話すがその時の会話は大体
そいつ「最近昔の事全く思い出せなくなったりゲシュタルト崩壊したみたくなるんだよなー」
俺「それ統合失調症の症状らしいよ」
そいつ「マジで?なんだ良かったー」
俺「一応医者に言えよ」
みたいな感じで、さらっと悩みを言ってさらっと病気のせいにして終わる
感覚的には病院で老人が世間話してるときみたいな感じだ
いつまでも昼飯食いに来ないから呼びにいったら、部屋の中で壁を見ながら固まっていた
瞬きすらしなかった
呼んでも反応しなかった
よく見ると隈も凄くて顔色も悪い
手はガタガタ震えてるし口も震えてる
俺が「ごめん、今辛いよな。休んできなよ」って言っても
「大丈夫だぞ?そんなことよりお前の話を聞かせろよ」って言う
辛いときこそ病識が薄れて、たまに頓服すら忘れる
俺も同じだからよく分かった
俺の時はいつまで経っても朝飯を食いに来なかったから呼びに来てくれたとき
ベッドの上で座って布団を巻き付けてぼーっとしてる俺を見たらしい
「いつからそうしてんのか聞いたら『知らない』って真っ白な顔して言われて、初めてお前が病気だと理解した」
と言われた
覚えてない
俺は経験した症状や、入院患者を見てたら
「それは差別じゃなくて区別だろう、普通の人からしたらそうしないと受け入れられないだろう」
と思うようになった
ぶっちゃけ
「害」という字を使うことにキレてるのを見たときは、こいつマジかよとドン引きした
いわゆる監獄みたいな部屋で暴れたりタヒのうとする人をいれる場所な
聞いた話だとトイレも同じ部屋にあって拘束帯もあるとか
そこから毎日叫び声が聞こえる
「出せやゴルァ!」ドンドンドン
「助けてー!いやー!」ガンガンガン
「ああああああ」ドカカカカカ
そんな中朝飯を食うんだからさすが精神科病棟
「おはようございます!」なんて言ってくるから、人間ってわからない生き物だよ
どんな処置?されたのか気になるね…
保護室に入る人は病気のせいで暴れてしょうがない
下手したら看護師に怪我させたりするし壁殴って怪我するかもしれない
妄想も酷いだろうからそうやって叫ぶんだと思う
あと看護師=敵だろうからな
悲しいけど飯食わせて薬飲ませて寝かせとくしかないんだと思うよ
多分落ち着くまで待つしかできないんじゃないかな看護師や医者も
落ち着くのまでは分かるけどにこやかになれるのがすごいね
ニコニコしてるがどこ見てるかわからん笑顔だったよ
切り替えが怖くて目を合わせられなかったな
新入りの人が大抵そんなパターンや
そうだったかもしれない
出てきた人は足が折れてたり腰の骨が折れてたりたから
家族が大好きだが家族が憎くて仕方がないやつだった
良いやつだっただけにそいつと話すのは凄く辛かった
なんでかは分からんがそいつが先だった
「体調良くなったら連絡しろ」
と渡されたメモにはアドレスと電話番号が書いてあった
何故かメモ見た瞬間凄い寂しくなってボロッボロ泣いてしまった
「元気でな」と無理矢理握手をされて頷くことしかできなかった
初めてそんな風に泣いた
「お互い病気が良くなったらまた会える、だから大丈夫だ」
と看護師に言われた
入院患者と友達になんかならないと決めてたが、良くなったら必ず連絡すると決めた
皆がやることは不幸自慢か、今自分がどれだけ辛いかマウント取り合うか、テレビ見るか、煙草吸うか、次のお楽しみランチは何にするかの話し合いくらいだ
そもそも誰とも話したくなかった
陰性/症状が更に強く出るようになった
天才が俺の病室に来て一緒にテレビを見ようと言ってきた
無視した
そこから毎日なにかしら理由をつけて俺の病室に来た
1週間で根負けして病室を出た
その時の理由は「キットカットを一緒に食べよう」だった
キットカットなんか無かった
騙された
食い物につられた
キットカットw
天才さんに興味津々
食べ物なら釣れる気がしたそうだ
俺が子供だったのも手伝ってからかわれることが多かった
その代わり陰性/が強くて入院してるのに更に引きこもりがちになった
ただベッドに横になって天井を見つめる毎日だった
呼ばれれば行くが、呼ばれなかったら誰とも会わないし部屋からも出ない
辛いとも思えなくなってた
その10年で大量服薬や家のベランダから飛び降りる行為を何回かした
退院してから暫くは病状が悪くなる一方だった
入院した当時からいる人達は皆見送りに来てくれた
言い寄ってきたおばさんもいた
「お話ししてくれてありがとうね」と手の甲をさすられた
天才は号泣しながらプリッツを渡してきた
「いろいろ気遣ってくれてありがとう、あんたがいて楽しかった」と言ったら抱き締めてきた
女ってなんであんな良いにおいすんだろう
俺が勝てる要素は一ミリもなかった
そこで天才が結婚したことを知った
なんだかんだ幸せにやってるみたいで凄く安心した
だから熱く語られたアレな話は忘れることにした
天才はまあそうだな、可愛かったなぁ
退院することを伝えたら一瞬固まって部屋に戻って出てこなくなった
退院する3日前位に漸く話しかけてきたと思ったらいきなり「寂しくない」と言ってきた
なんのこっちゃと聞き返したら頭はたかれて「もう会えなくなるんだから退院するまでずっと笑ってる」と言われた
最後の最後で号泣してたが、天才だけと普通の人間なんだと感じたよ
またそこら辺で会うだろうと思って10年程経ったが、そううまくいかないな
あれから一度も会わない
帰ってきたらまただらだら書くんでよかったらまた見てくれ
何故俺がレンタルDVD返しに行かなきゃならないんだ
俺も統失だったんだけど、初めて病状が理屈じゃないって判る人見た。
は自傷だったようだけど、俺の時は不安だった。
理屈っぽい性/格だからとことん追求して、万に一つも心配ない状態だと判ってるのに
ちょっと立つとめまいと同時に心拍数跳ね上がって叫びたくなるほどの不安が身体から湧いてくるんだ。
幻覚は視界に影か光が横切る程度で、幻聴はいつも穏やかな歌声が微かに聞こえてた。
あと幻…覚?触?何か触られる感触にビクっとする事が多かった。確かに感触があるんだよ。
あと他人を本当に信じなくなる。
信じない理由があると確信してるから質が悪い。
認識がおかしくなっても習慣的に言葉は出たんだけど、例えば「お腹空いた」なら、なぜ腹をおなかと言うのか、なぜこれを空いたというのか言葉にするたび気になっちゃってた。
で、そんな時に苦手で憎んでさえいた英語を気紛れに勉強してみたら信じられないくらいすんなり受け入れられた。
つっても基礎レベル+αの動詞群覚えた程度だけど。
正直自分の理不尽な感情を堪え続けるのは想像以上に過酷だけど、もし統失になったなら
慌てず自分を見つめ直す事で
のビビリ耐性/や俺の英語理解みたいな思わぬ収穫があるんじゃないかって思う。
マジか統失か。お互い苦労するな
不安かぁ。俺はそういう症状は初めて聞くがこういうのは多分もともとの性/格によって変わるのかもしれないな
自傷はまだ発散できて下手すりゃ満足しちゃうが不安感はどうしようもない、辛かっただろう
幻覚の1つには触られる感覚もあった気がする
まだ謎が多い病気だし人によって症状は違うだろうから余計理解されにくいよな
言葉の意味が分からなくなるのも凄い分かる
というかそこからよく勉強しようと思えたな!凄いな本当に
統失=絶望じゃないことを知ってもらえたら嬉しいよな
症状が辛いことに代わりはないんだけどな
ありがとう。
何事も受け止め方次第なんだなって、そんな結果に出来る生命のしぶとさに救われた気がするよ(笑)
例え不具合だとしても特別な認識を持てたわけだし、まだ人間が共通の認識で世界を見てると証明されたわけでもないし。
お陰でいつ異世界に召喚されても辛うじて順応できるようになったね。たぶん。
病気になると良くも悪くも自分についてよく知れるようになるよな
俺自身ただの卑屈野郎かと思えば割りとすんなりいろいろ受け入れて馬鹿みたいに前向きに考えられる単純な性/格でもあったよ
そんな自分に俺も救われたなw
どんな理由にしろ普通に生活してたら見られない世界を見て経験するということは、多分何よりも貴重で大切なことだと思う
何も世界から絶賛されるような、100人が見たら100人が「凄い!素晴らしい!」というような経験じゃなくても
その経験は必ずいつかどこがで役に立つよな
異世界に召喚されたら真っ先に頓服探すだろうな俺…