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:ヘタレ葬儀屋 ◆fcEtU5f4EA2013/11/24(日) 21:24:11.84 ID:NcfOdqswi大丈夫だよ、四次元杀殳法(古)並みのフェイクぶっこんでるからねwwwwww
ばれたらばれたで仕方ないよ。当家と故人には申し訳ないが坊主はどうでもいいwww
担当「ああ、この間のw今日も大変だね」
新人「へ?」
(あちゃーwwwコレは強烈だわwww)
新人「‼︎」
そこには人体とは思えない状態の僅かな頭髪と圧着したように変形した遺骨、腐敗し切った肉体の一部があった。
コンクリ詰めにされるお方が大体どんな方かは想像にお任せするにして…。
(えー…コンクリートは剥がれてるよね?)
担当「宜しく」
俺「失礼します」
中々の腐敗臭である。恐らくは全身コンクリ詰めで淡水にでも沈められたのだろう。
頭蓋骨が割れずに引っ付くとか意味が分からん…。(見た目がね)
担当「コンクリートとの癒着が激しくてね」
要らん情報だわ…(;´д`)
コレは強烈…。何か皮膚に落書きの後が…
見なかった事にしよう…。
あれ?新人は?
新人()
軽く血の気を失いかけてますなwww
俺も大概ヤバイからコレは早めに引き上げよう。
俺「こら、早くしろ」
新人「はい、すいません…」
簡易納棺を済ませ、なるべく臭いが出ないように目張りを入念にチェックする。
俺「ありがとございました」
担当「お疲れ」
ガラガラガラガラ…
新人「すいませんでした。」
お、珍しいなwww
俺「あれは無理だw俺でも一瞬固まったしな」
新人「実はかなりヤバイのを想像してたんですが、遥か斜め上の物体でした…」
俺「気にすんな、あれ見たら他のは人間に見えるだろう」
新人「それはありえません」キッパリ
可愛くねー!一瞬でも気を許した俺が馬鹿だったわ(`皿´)
この御遺体は、出元がアレなんで本部とシャクレ支部、後はワキガさんと先輩のパワーシフトで対応するとの事だった。
そういえば落書きあったしね。
あんだけ腐敗して残り続けるのを見て少し感傷に浸ってしまった。
終
あまりにエグいので描写を手抜きしてしまいました…。書いてて晩飯戻しかけたわ…
すまん。
イメージして頂けるだろうか。
なんか和んだw
あれ?和む?
肉団子的な感じを出したんだが…絵心ない人間ですまん。
仕事柄部品になった人体ばっか見てるから団子状の遺体だと回収が楽そうw
って腐敗して原型留めてないんだよねぇやっぱ大変だわ
研究関係か?
昔金に困ってホルマリン漬けの仕事を廻して貰った記憶がwww
現役時代でも中々の体験だったよ
分かってくれたか(・∀・)
>>1 さん、他の方々も凄すぎる。幾ら貰えても私にはできないわ…て、女はいないよね?
いるんだな、これがwww
特定されないような内容なら、教えて欲しい
落書きというのは比喩で、ワイルドなアートのことだよ
背中に金太郎だが何だかの落書きが彫り込んであったんだwww
ぁあ、そういうことか!!納得!ありがとう!
実は一番引き取り数が多いのは交通事故なんだよね。
そのなかでも一つぼっちで回収に向かった話を書きます
深夜搬送の当番に当たって数回連続スルー(引き取り無し)を喰らい、そろそろ来るな…と気をつけていたら案の定夜中に携帯が鳴った。
古株「一本入ったで。」
俺「はい、メモしますチョイ待ち」
古株「これ、一人では無理ちゃうか?タクシー会社の寝台車も多分アカンぞ」
俺「行くだけ行きます、最悪病院なら人も居るし親族もいるでしょ」
何故タクシー会社の寝台車が無理かと古株さんが言うのか。それは出血。
余りにひどい場合は拒否される事も多い。
向こうは運転のプロであって遺体のプロじゃないからね(´・ω・`)
一応自社の寝台車を用意して行く。
ビニールシートとサランラップも持って行く。
深夜搬送は基本ぼっちだから寂しいな…
検視解剖(だったかな?)に廻される場合は意外と綺麗に帰って来てたように思える。
(あの病院のナース苦手なんだよな…)
考えても仕方ない。急いで病院に向かう。
俺「この度は突然の事で、誠にご愁傷さまです。」
恐らくは母親であろう若い女性が対応した。
母親「すいません、ウチのバカの為に…」
俺「いえ、大丈夫ですよ、それより奥さんの方がお疲れでしょうに」
母親「あんなの息子でも何でもないです。人様に迷惑掛けて勝手にタヒぬんだから…」
口では強気な言葉を言うが、目には涙は見せないものの瞳は泣いていた。
息子はバイクで速度超過を起こして車と接触、横転してここに運ばれて来たとの事だった。
早速御遺体の確認をしに部屋に入る…。
コレは…。左脚は完全に潰れてペシャンコ。骨も開放骨折して突き出ていた。
内蔵の損傷もあった様でかなり綺麗にはされていたが傷口からの腐敗は時間の問題だろう。顔は辛うじて擦り傷程度で済んでいたが首が多分折れてる…。
(納棺の時に触るか…曲がったままは可哀想だ)
(処置甘くね?こんなもんか?)
周りには看護師が居ない。母親に移乗を頼む訳にもいかないので逡巡していると。
母親「この布団に移したらいいんですかね?」
俺「そうなんですが、大丈夫ですか?」
母親「これも母親の私の至らなさから来たものです。やらせて、葬儀屋さん」
俺「わかりました。」
(俺のかーちゃんも俺がタヒんだらこう言ってやるのだろうか…(´・ω・`))
いきますよ、
いち
にの
さん
ドサ。
やはり頭側は重いから代わるべきだったか…。一緒に息子と母親はストレッチャーの上に乗り上げてしまった。
いや、そのままにして置こう。
母親は傷まみれの息子の顔を撫でながらひたすら静かに泣いていた。
口では強気だったがもしかしたらこうする機会を待っていたのかもしれない。
誰かが、何かが背中を押してくれないと泣く事も出来なかったのだろう。
血は縁よりも深く、涙は海よりも深い。
いつか何処かの坊主が話していた言葉を思い出した。
終
母子家庭育ちで兄弟を事故で亡くした自分としてはくるものがあるなこの話は
突然のタヒは誰しも受け入れ難いもの。
どんなに孤独でも自分は一人ではない事を覚えていて欲しいんだ。(´・ω・`)
おっさんバイク乗りだが、思わず涙が溢れたわ。
亡くなったお袋にも、心配かけたんだなってさ。
そう感じて貰えたら幸いだ。
先にも書いたが、血は縁(えにし)よりも深い。代え難いもんだ。
関係なくやるね。大晦日、元旦から数日は炉によっては休みだから式はあげないけど引取りやドライアイスの交換や見積りはバリバリやりますよ
季節の変わり目や寒暖の差が激しい日、あと満月の夜は変タヒ体がやや多かったね。
厚化粧にもならずすげー自然で血色もあるような仕上がりで
親父寝てるんじゃないか?ひょっとしてこのまま起きるんじゃね?って錯覚した
手やら頬を触ったらやっぱり冷たくて現実に戻ったけど(´・ω・`)
今でもその時撮った親父の顔はスマホに保管してあるよ
とこの前3回忌終わった俺が言ってみる
葬儀屋の腕次第だけど、亡くなったら病や義歯の取り外しで頬が痩けてしまい勝ちだから、脱脂綿で出来るだけ生前の面影に近付ける様に努力してたね。
化粧ももしかしたらそこいらの小娘より上手いかも知れん…。
①笑える坊主
②変タヒ体引取
③葬儀屋の致命的ミス
④オカルト体験
③は身バレる可能性が高いのでフェイク率高いよ。
聞きたい事があれば随時受付中。
坊主ネタはインパクト薄いかも…前スレに濃いの持って来たからね(´・ω・`)
では仕事頑張ってきます(´・ω・)ノシ
仕事終わりました(・∀・)
④オカルト体験を書きます。
仕事場での不思議体験です。
移動中にポチポチ書くよ。
ある夕間詰めに当家に納棺をしに向かっていた。
(狭い道だな~。擦りそうだ…)
ワンボックスに棺を積んでいたので仕方ないが、地図で見るより遥かに狭い。
(あれ、行き止まり?)
うーん、どうしようか。さっき来た道に
脇道があったな。地図上でも繋がってるしもしかしたらこっちが正解なのかも…。
狭い道をバックで戻り、脇道に車を振る。
(やっぱりこっちか。)
脇道に入って暫くすると道幅が広がってきた。
(あとは…と)
この先は丁字路。どちらだったかな…
実は結構な方向音痴でこの様な事はままある。
ガサゴソ…
新人に見られるとバカにされるので詳細地図を一冊後部座席に隠しているんだよ…
(えーと、あれ?何処やったんだ?)
シートベルトを外して後部座席に乗り掛かる様に後ろを向いた。
俺「ふぁッ⁈?」
(なんだこれΣ(・ω・`ノ)ノ !?)
急いで腕時計をみてもやはり夕方の時刻を示している。
前を見たら前は綺麗な夕焼けが見える…。
(なんかヤバイな…やばいセンサーがビコビコ鳴ってる…(゚A゚;))
とにかく丁字路のどっちかに入ろう!
今更地図などに用もなく、シートベルトをしてアクセルを踏み込む…!
が、いくら広がったとは言え路地に変わりはない。
(スピード出せネェ(;・`д・))
しかもこの丁字路、カーブするギリギリのラインに石柱が立っていて一発で曲がれない…。
(くそ、とにかく左だ!)
キュルキュルキュルキュル…!
何度か切り返して左に曲がれた。
(そういや、夕焼けと朝靄の境界線て…)
こんな状況でも人間好奇心は捨てられないwww振り向いてみたwww
丁字路の壁側にある石柱に朝靄が吸い込まれていた。
(はぁ?)
と言うか流れ込んでいる…。
(何だがすごい光景を見てる気が…)
時間にして何分だろうか、もしかしたら数十秒かもしれない。
最後の朝靄が石柱に吸い込まれて、辺りは夕闇に変わった…。
ぶるるっ
今更ながらに寒気を覚えて本来の仕事を思い出した…納棺だ…。
とにかく戻りたくないのでひたすら道なりに進むと、目的地の当家があった。
納棺中も気になり続けていたあの現象の事を聞こうと思ったが、
まさか信じてはくれまいw自分でも半信半疑なのだから。
どうしても気になるのであの石柱について聞いてみた。
俺「あの、今日来る時に迷いましてw」
喪主「ウチは地の者ばかりの古い地域ですからね、狭かったでしょw」
俺「いや~あの丁字路の石柱に当たりそうになりましたよwあれはいつからあるんですか?」
喪主「あれは私達が産まれる前から在る物で、石敢當と呼ばれる沖縄や九州の魔除けらしいです。」
俺「はあ。イシガンドウ…」
そこでピンときた。
ある時に天台宗の偉い坊さんにこの地域には辻敢當(つじがんどう)なる魔除けが点在している事を聞いた事がある。
それだっ‼︎
俺「なるほど。そうだったんですか」
冷静を保ちながら独りごちていた時に…
嫁さん「あの、あんな遠回りで来られたんですかwwwそんな事しなくても国道から二つ入ってきたら直ぐですのにwww」
俺「…」
俺の方向音痴さえなけれはあんな不思議な体験をせずに済んだ事は口が裂けても当家には言えない…(;´д`)
終
シリーズ化しつつあるがw
身ばれしない程度の笑える話を。
a麻雀クズ坊主マッスルさん
b夜に華咲く坊主
c念仏無双再び
d鎮魂歌を聞かせて候
こんなもんか。(´・ω・)
d
まずはd
かなあ
始めます。
ポチポチ書くよ。
オチは無いかもだがお付き合いおば。
珍しく事務所に一人でお留守番していた時に社長が来た。
社長「お、俺君丁度いい所に!」
(うわ、最悪…)
俺「何でしょうかw」
社長「難しい事になってね、司会を交代して欲しいんだ」
俺「はい?」
司会なら先輩もいるしワキガさんもいるじゃん(´・ω・`)
今更俺に振る理由なんて変タヒ体か何かか?
素直に思った事を口に出してみた。
社長「向上心の無い事を口にしないっ」
俺「すいません…」チッ
社長「理由はともかく、受けてくれるねっ」
俺「…はい。」
理由はともかくってそこが一番大事じゃろがいっ‼︎
しかし旧い宗派の式が一件入り、経験者が先輩とワキガと俺しかいないから無理にでもやらせる。との事だ。
何が難しいか…!難しいのはお前の脳味噌の中身だ二代目‼︎
最初から休みをくれさえしていれば…!
*宗派の内容は割愛しますね。
ホントに旧い宗派で寺院数が少ないので
ウチの支部には初代タヒ体処理班と現役処理班がいる魔窟と呼ばれる支部だからね…。
仕方ない、オバちゃんの出番だ。
prrr…
俺「貴女の心の癒し、俺です」
オバ「はいはいwつぎ言ったら切るよw」
俺「なんかすいません…」
オバ「で?仕事かな?」
俺「旧宗(仮)の仕事です。」
オバ「やだw行くわそれw」
?何だこのテンション…(´・ω・`)
まぁ来てくれるならそれに越したことはないしな。
オバ「ドスコイちゃんも入ってもらうよね?」
俺「はぁ、まあ…」
オバ「じゃあよろしく~」プツッツーツー…
腑におちん…最近は俺が呼んだら臭いだのやれ客が少ないだの…文句が多いのに…
ドスコイはいらないんだが…(´・ω・`)
サブはどうでもいいから新人でいいや。
式の内容は、90数歳で大往生された男性の故人。喪主はその息子で既に70過ぎの壮年の男性だ。親類も高齢の方が多く一般会葬はあまり見込めないが、御長寿の家計の様で親類がかなり多い偏った式の内容だ。
俺「やり易いかな。ただ、あの寺よく分からんのだよな…」
旧い寺院は数ヶ寺が集まって一つの寺の名を持つ場合がある。
その中でも偉い寺から下っ端までキッチリ格付けがされているのだ。
俺「塔頭(たっちゅう)さんとは面識無いな…どうするべ」
見積書には○○寺 塔頭 △△院と記されていた。
とりあえずオバちゃんに聞いてみよう。
塔頭とはその寺の中でも一番偉い院の住職さんの事だ。
これは一般的には違うね
一番偉い住職(方丈)以外の院住職を塔頭というほうが多い
ここは珍しいタイプね
そうなのか、不勉強で申し訳ない。
界隈の寺ではみな塔頭が筆頭院だったもので…(´;ω;`)
オバ「超男前のロマンスグレーボイスの方よw」
見た目かよ…(´・ω・`)
俺「そうじゃなくて…どんな方なのかなと…」
オバ「凄く優しいし~」
もういいです…。
仕方ない、寺打ちで確認しよう。(´・ω・`)
(なるほど…草刈○雄顔負けのダンディだぜ…)
禿頭(とくとう)ではあるが凛々しい眉としなやかな睫毛…ちきしょう…オバちゃんが惚れ込むのも致し方ない…!
塔頭「今日は宜しくお願いします…」
(声までダンディかよ…完璧じゃねーか!)
俺「俺と申します、お初にお目にかかります。」
塔頭「いやいや、楽になさって頂いて結構w中々に○○会館さんは礼儀がしっかりとなさっておられるw」
(あんたのその口振りが固いんだよ!)
何故かオバちゃんが入れ込む塔頭に変な対抗意識を出してしまった…。(´・ω・`)
いかんいかん…仕事の話をせねば…。
塔頭「御当家とは長い付き合いでしてな、よく理解しているつもりです。アナウンスは見計らって此方で合図しますので。」
俺「ありがとうございます、それでは宜しくお願いします。」
塔頭「あ、そうそう、法話の時間を少し長めに頂いても構いませんか」
俺「はい、時間的なものはお任せ致しますので」
塔頭「ありがとうございます」フカブカ
この時点では恐ろしくやり易い住職のテンプレの様だった…。
この後の事など全く予想だに出来ないでいた…。
俺「故・△○様、九十悠数歳の天寿を全うされました…(長いので割愛)…御導師様のご入場に御座います…」
か~ん、か~ん、か~ん…
ヤベェ…惚れる…超絶上手いしエエェ声…
あまり大きな声では言えないが、坊主によって念仏の上手い下手はかなり幅がある。
過去の坊主の中でも一、二を争う手練れだ…。
まず声のトーンがヤバいwww
ラジオで深夜の大人な番組のMCの声を聞く様な深みのある声、息継ぎ一つも読経の一部ではないかと思う程の華麗さ。
会館に響き渡る低音。
一瞬アナウンスのタイミングを逃してしまいそうななったw
(そういや法話の時間長めとか言ってたな…)
俺「オバちゃん、マイクのスタンド外してあげて」
オバ「…え?」
ダメだこりゃ…(´・ω・`)完全に惚けてるwww
俺「ドスコイさん、マイク…」
ドス「…え?」
俺「仕事しろ…」
ドス「あぁハイハイ。」ドスドス
(静かに歩けとあれ程…!)
ドスコイさんがマイクのスタンドを外し、塔頭に渡す。
塔頭「えー、今夜は○△さんのお通夜式に参列頂き有難う御座います」
(マイクを通すと尚の事ロマンスグレーだな…(´・ω・`))
塔頭「今日は○△さんの為に歌を歌いたいと思います…」
は?
はああァああ?
聞いてねーよ‼︎
何より格式を重んじる宗派の、仮にも塔頭が歌だとっ…!
斜め上にも程があるわwww
俺「…⁈」
塔頭「司会さん、BGMを切って下さい」
オバ「早く!」
(?)
完全に毒されとる…(;´д`)
仕方ない…流れ的には切るしかないな…
もうどーにでもなーれ☆
その場にいたかったわwwww