前記事⇨美人「私…私は好きなんです!あなたの事が!」女装中の俺「!?」→とんでもない事態に!?【2/6】
タカが美咲に気づいたのだ
タカは友達に何かを伝え席を立ち彼女の元へと向かったのだ
タカは俺の座っていた席に座り彼女と話だした
何を話てるのか分からない
タカはしばらくして席を立ち友達の元へと帰った
それから5分くらいしてタカは友達と一緒に店を出て行った
俺はそれを確認して1分後くらいに彼女の元へと戻った…
「おかえりなさい、遅かったですね」
と言った
俺は『ただいま、ちょと電話してた』と書いた
「そうですか、じゃあ仕方ないですねw」
彼女はタカの話は全くしなかった
俺はタカと何を話していたのかそれが知りたかった
しかし、俺から聞くのは変だ
俺はこの時嫉妬していたのかもしれない
「あの時は罰ゲームで女装させられてた」
とか言って正体明かせばよかったのに…
その時は好きなんて気持ちがなかった
また書き溜めてきますね〜
こんなに伸びるとは思ってなかったので
急がないといけませんね
今度は弾増やしてきます
実際最後の2レスくらいは今書きましたw
確かにw
今考えると変ですね…
その時は普通に流れました
彼女もその時「あれれ?」って思ってたかも
コンプレックスがあるとは言ってたので
喋れない訳じゃないと思ったのかな
俺とタカは毎日学校には一緒に登校していた
しかし、この日からタカは必ずいつもより早い電車で行っていた
俺は彼女に会う心配があるのでタカと行く事はなかった
タカがその電車に乗る理由…予想はしていた
だけど確かめたかった
俺はタカに
「なんでわざわざ早い電車でいくの?」
と聞いたことがあった
それの答えは
「好きな人ができたんだ」「その人に会いたいんだ」
彼女の事を知っていく上で俺はだんだん彼女の事を好きになっていった
でも、あくまで向こうは俺の真の顔を知らない
俺とメールをしていてもそれは俺じゃない…
彼女と会ってもそれは俺じゃない…
彼女に一番近いのは俺であって俺じゃないんだ…
こんな関係いつまでも続く訳がない
タカは1人の男として彼女に向かっていってる
だったら親友のタカを応援するべきじゃないか…
俺はだんだん彼女のメールに返信しなくなっていった
無視してる間も彼女からのメールは絶えることはなかった
『どうしたんですか?』『何かあったんですか?』『嫌われましたか?』
俺はそれを見るだけで心が辛くなった
しかし、そんな生活が一週間くらい続いた時だった
『お願いします…
無視しないで下さい。最後でいいのでもう一度だけ会って貰えませんか?』
彼女の思いが伝わって来た…
本当に会いたがってる
俺は会って伝えなければいけない
「さよなら」と…
そう俺は思った…
彼女はすでに待っていた
どれだけ前から来てんだよw
彼女は前回の様に俺に気づき駆け寄って来なかった
下をずっと見て考え事をしているようだった
「あっ!こんにちは!来てたんですね!」
彼女は俺に驚き早口で言った
俺はiPhoneをだし
『こんにちは、今来たところ』
と書いた
俺は前回入ったカフェを指差し
『入ろうか』
彼女はそれを見ると頷き
「はい…」と一言
彼女の顔に笑顔は無かった
座って注文もせずに彼女が
「あの!なんで…無視してたんですか?」
声が震えていた
俺は彼女の目を見れなかった
iPhoneに
『忙しくて』
とだけ書いた
彼女は詳しくは聞いて来なかった
沈黙の時間が続いた
実際5分くらいだったと思うけど
俺にとっては1時間くらいに感じた
はっきり伝えよう
俺はiPhoneに
『この数日楽しかったよ、でもさようなら…もうあなたとは会えない』
と書いて彼女に見せた
彼女は驚きを隠せない表情だった
俺は彼女のそんな顔を見ていると…
視界がボヤけた
彼女が見えない…
俺は泣いてるんだ
彼女は俺の泣いてる顔を見て何を思ってどんな顔をしてるんだろう
彼女に背を向けて立ち去ろうとした
すると彼女が後ろから俺の腕を掴んだ
「私…私は好きなんです!あなたの事が!」
彼女は叫んだ
静かなカフェだがさらに静まり返る
みんなの視線が集まる
しかし、そんな事より
俺は混乱していた
理解できなかった
何言ってんだ?
俺の事が好き?
俺を?
「分かってます!同性.の恋愛なんかおかしいって!でも…」
そうか
男の俺じゃねーんだ
彼女の視界に本当の俺はいない
美咲とっての俺は…
俺は彼女の手を振りほどき走ってその場を逃げた
俺の悪趣味のせいで彼女を不幸にさせた…
彼女の心の傷癒えるのだろうか…
俺はその日から女装することはなかった
卒業して俺は県外のとある企業に就職した
県外なので1人暮らし
彼女もできた
そして、5年もの月日が流れた
仕事が終わり
家に帰るとポストに一通のハガキ
なんだろう…
タカの結婚式の招待状だった
あいつ結婚すんのか!
相手は…
間違えない…美咲だ
俺は自分がどんな感情を抱いているのかが分からなかった
嫉妬?
友としての喜び?
色んな感情が出てきて吐きそうだった
なんだよ!俺はタカと付き合って欲しいと思ってたじゃないか!
なのに…なのに…
なんでこんなにも胸が苦しいんだ…
それか半年後…
俺は母に会う為に地元へ戻った
母には次期に結婚する予定の男と一緒に住んでいる
俺がいなくても安心だな
俺はこの日母に夕飯を作る事にした
近くのスーパーに出かけ品選びしていると…
よく知っている声に呼ばれた
昔から変わらない低い声…
「1!1じゃねーか!」
間違えなくタカだ
だけど、となりにもう1人…
この人だけは忘れらない
俺の傷つけてしまった人…
「ねぇ…誰?」
「ああ…俺の昔からの親友だよ」
「そうなの?あっ、私美咲っていいます」
知ってるよ
コーヒーが飲めないのも知ってる
恥ずかしがり屋なのも知ってる
オシャレでメールはマメで…
「おい!どうした?大丈夫か?」
昔からお前は優しいよな
「ごめん、お前見たら懐かしくてさ」
俺はふと美咲見た…
美咲は驚いた顔をして
「1…子…」
俺は途中買い物カゴをその場に置いて走って逃げた
美咲は多分俺の事をタカに言ったであろう…
そしたらタカは俺の事を許さないだろう…
俺は母に何も言わずに
電車で県外の家に帰った…
何も解決してないが
これで俺の人生で一番最悪で最低な物語の終わり…