モラ夫は典型的なモラハラ男だったが
それに私が気づいたのはA男と同棲し始めて1年経った頃だった。
当時私は性格はいろいろアレだったが、幸いにして友人には恵まれていた。
反対にモラ夫はどこに行っても「オレ様かっこいい」「仕事のできるオレはすごい」という態度だったため、友人はできても気心の知れた悩みを打ち明けられる人間は皆無。
唯一、自分をさらけ出せる相手が私、という状態だった。
でも私の靴を持ったまま近所を徘徊していたらしく、すぐ見つかった。
障害を持った人だったよ。
親御さんから謝罪の言葉はもらったし、大事にもしたくないから、この話はそれで終わり。
…というのを彼に話したら激怒された。
彼氏は普段、車椅子で色んな人に迷惑かけてるからと萎縮してしまう所があるから
私が「こちらも運転者が車椅子なので」と言うと
「いや、妻はもう9ヶ月なんです」と言われた。
中学生の頃から8年くらい通ってた美容院の美容師が
私の大学入学と同時くらいに急に携帯の連絡先聞いてきたり、
私の事をショ女だと決めつけて会話してきたりするようになった。
その美容院とは長い付き合いだから単に親心が出ただけだろうと
好意的に解釈して通ってたんだが
会話の中で最近彼氏ができたんだ、と報告したある日、悲劇が起きた。
子供相手のある教室のお手伝いを本業(派遣社員)と別に時々やっていたら、生徒さんに付き添ってきたおばあちゃんになんか気に入られちゃって、息子の嫁にって見合い話があった。
当時彼氏いない歴2年かそこらだったし、友達がぽつぽつ結婚し始めた頃で、いい人ならお見合いもいいかなと思ったけど、釣書を見たら坊ちゃん大学医学部出身の勤務医で実家は開業医。30代半ば。次男。(そのおばあちゃんはお医者様の奥様で、連れて来た生徒さんは長男の子供)
これはあかん!これはあかん!と逃げた。