彼氏（婚約済）から電話がかかってきて「あ～今日おまえのお父さんとお母さん、家におる？」と言う。
「うんおるよ～！」
結婚の話をツメに来てくれるのかなー！と私、目キラキラで答えるも、彼氏「え…そうなんや…」
と嬉しそうじゃない。
１時間後、彼氏来ました。
浮気相手と、その両親連れて…。
浮気相手の女の子、あきらかに十代。そしてあきらかにメンヘラ。
腕に、手首から肘のところまでびっしり傷。化粧してるけどグロスがはみ出しまくってて怖い…。
その子両親は「金金金金」しか言わない。
いやなんでうちにタカりに来るのかと…。
そしてなんでよりによってこんなやっかいな相手と浮気？
それを耳打ちされ、彼両親が来てくれるまで、ダラダラ間をつなぐ私。
うちの父は頭に血がのぼってるから作戦上いったん退出してもらった。
＜彼氏言い分＞
・結婚は人生の墓場というからそれまでに遊びおさめをしておきたかった
・この子とは出会い系で知り合った
・一番安かったから決めた（よく親の前でこんなこと言うよ）
・あとくされないって話だったのにつきまとわれた。話が違う
・というわけで騙されたのは俺の方。おまえはわかってくれるよな？
＜女の言い分＞
・これは運命の出会い
・おまえより私の方が可愛いしア◯コのしまりもいい（だから親の前でよくこんな…略）
・おまえが浮気相手なんだから金払って消えろ
・払わないなら警察を呼ぶ
＜女の両親の言い分＞
・警察沙汰にしたいのか？俺たちには怖いバックがついてる
・もう上（？）に言ってこの家は囲いこんでる
・金がないならおまえら姉妹をソ◯プに沈める
部活のエースで明るくてムードメーカーな人だと思ってたんだけどなあ…
ほとほと嫌気がさしてグチャグチャ言う女と女両親をﾊﾅﾎｼﾞで聞いてたらやっと彼両親到着。
彼両親はとても真面目でまともな人なので、うちに着いてもう愕然。
うちの家族に土下座して謝る勢い
彼氏「ちょ、おおげさやな～」と半笑いなのを殴って頭おさえつけて土下座させる。
彼親「本当にうちのバカ息子が申しわけございませんでしたー！！」
彼「ちょー！おおげさやってオーバーオーバー。俺とこいつの問題やし…」
女両親「はじめまして。マミの両親です～」←挨拶始めた
「これは婚約不履行ということでそちらの落ち度になりますが」
「はい。まったくもって面目ないことです」
「慰謝料請求させてもらいますが異存はございますか」
「ございません。本当に申し訳なく思っております」
「ちょ～、大げさすぎやゆーねん。俺こいつと別れる気ないし～」←彼。しかし全員無視
「うちの娘をソ◯プに沈めるとまで言ってましたが」
「（彼両親絶句）はぁ？」
「金ないゆーなら沈んでもらわにゃいかんでしょう～！ええ歳した女が二人、
○○○の使い道知らんでもないでしょう、ガハハハ」←女の父親。
「出ていけ！警察呼ぶぞ、おまえら全員訴えられたいんか！！」
「呼べるもんなら呼べ！」
受話器を持ち上げた途端、女と女両親逃走。
彼氏「あーよかった。せいせいした～」
「おまえも出ていけ！」←彼両親
「え、なんで？」
「二度と顔を見せるな、親不孝者！！」
「え～…」（しぶしぶ退出）
婚約は破棄、結納の予定も破棄。
慰謝料代わりとして私と彼の共通の預金を全額私がもらう（といっても預金したの九割が私）
ということになった。
彼は婚約破棄後も意味がわかってないようで
その後も一年以上「なんで最近会ってくんないの」
「クリスマスには久々にホテルいこーね☆」
などとメールしてきていたが、ある日なぜか忽然と別れを悟ったらしく、うちに泣きながら凸してきた。
でもその頃私はもう県外就職していたので家にはおらず、うちの父にホウキではたかれまくったあげく
両親に引き取られて「なんでや～なんでや～」と泣いてたらしい。
その後メンヘラ少女から逃げられず、彼は少女が高校卒業とともに入籍したそうです。
「離婚する。おまえが戻ってきて俺を選んでくれないなら死んでやる」
というメールが届いたけど
さっくり着信拒否したからあとのことは知らない。
でもまだちらほら噂が届くから死んではいないようだ。
乙でした。
しかし彼氏アホ過ぎるなーw
あなたは運が良い。
彼氏どこまでバカなんだよ
ホント乙でした
前兆は無かったの？
結婚後じゃなくて良かったね。
