>>344
ついに言われちゃいましたねすみません
おやすみなさい
でも恋愛なんてそんなもんでしょ
若いうちは周りの人間に見栄を張って、第三者の評価に左右されながら本音と建前の狭間で揺れ動く
それはけんごも一緒だしな!
つまらないプライドが自分にウソを吐かせる
でもウソを吐くと最後に傷つくのはいつも自分なんだよな〜
おっさんの横槍スマンm(_ _)m
若い頃の甘酸っぱい自分の経験と重ね合わせながら読んでます
通い続ければなんか起きるよなw
俺もゆうちゃんみたいな子に
出逢えるよな?
そこから5年間思い続けるのか
…40近くになっちゃうな
ガンバレ!
しかし30すぎのオサンに声をかける女性なんているのか?
ここどうぞ、って電車なら席譲られるレベル
それもうジイサン….
www
若いときの恋愛って後で考えるとしょうもないことなんだけど当人たちは一生懸命なんだよね
みんないい恋愛してね
すみません、先へ先へと焦っていたら少し雑な文章になったように思います
ご期待に沿えずガッカリさせてしまったらすみません(´・ω・`)
「恥ずかしい思いさせてごめんね」
彼の言葉がグルグルと頭を巡っていました
そうです、それが全ての原因です
私は彼を恥じていたのです
彼と付き合っている事が人に知られるのは、恥ずかしい事だと思っていたのです
何が恥ずかしいか、それは彼が高校一年生だということでした
でもそれはけんごのせいではない
そうです、けんごは何も悪くないのです
むしろ彼は、とても優しいのに
とても暖かいのに
とても私を好いてくれているのに
私は彼が3つ年下というだけで、彼がまだ高校生というだけで、
彼の人間性を全てないがしろにしたのです
彼という人間を否定したのです
恥ずべきは自分自身のモラルの低下でした
彼を本気で思いやることなく、ただ自分のことだけしか考えていなかった
それがこうして結果となって表れました
彼の後ろ姿を思い出しました
いつもこういう時は、小学生だった彼の後ろ姿を思い出します
そして今日の彼の後ろ姿
彼の傷ついた後ろ姿を放っておけないと思いました
傷つけたのは私だけど、会いたいと思いました
会いたくない、別れたい、嫌いになった、そんな風に言われるかもしれないけど、
彼に会いたいと思いました
謝りたいと思いました
気持ちの全てを話したいと思いました
私は「会いに行ってもいい?」と彼にメールをしました
「今日?」と返ってきたメールに「今日」と返しました
しばらくして「解った」と返信がきて、すごく安堵したのを覚えています
私はその足で彼の家に向かいました
「玄関開いてるから入ってきて」という彼のメールに従い、
彼の部屋ノブをドキドキしながら回しました
そこには、ドアに背を向け、ベッドに寝転んでいる彼が居ました
制服がシワクチャに投げ捨てられていました
「うん」彼が小さな声で返事をしてくれました
「けんごにね、話したいことがある。いい?」と尋ねると、彼はしばらく黙り込みました
「聞いてほしいんだけど、だめかな?」
そう再び声をかけると、けんごはガバッと上半身を起こしました
「ゆうちゃん待って、俺に先に話させて」
私の方を向かない彼のその申し出に、私は別れの言葉を覚悟しました
「普通に考えたら、3つも年下の彼氏なんか恥ずかしいに決まってる」
「ゆうちゃん達からしたら全然ガキだよね」
「俺馬鹿だからそんなの全然気づかなくて、ゆうちゃんを学園祭に誘っちゃったり、
ゆうちゃんの友達に彼氏だって言っちゃったり」
「嫌だったよね、ごめんね」
彼から出てくる言葉は、全て自分を責めるものでした
私は首をブンブン横に振りながら聞いていたけれど、
彼はそれに触れず、更に言葉を続けました
「あのね、友達には俺のこと話さなくていいし、
何なら今日みたいに俺の年齢嘘ついてもいいから」
「って言うか、俺もう制服で一緒に歩いたりしないから」
「だから俺がハタチになるの、一緒に待ってくれない?」
彼の言葉の真意が掴めなくて、ただ素直に「え?」と聞き返しました
「俺が30になったら、ゆうちゃんは33になるよね」
「俺たちがもう少し大人になったら、3つの歳の差なんて、
今みたいに言葉にしてもそんなに気にならなくなると思うんだよ」
「だから、3つの歳の差を恥ずかしいと思わなくなる歳まで、
とりあえず一緒にいてほしい」
「それまで、周りには俺の存在隠してていいから」
とてもけんごを好きだと思いました
こんな事を思い付けるけんごを、こんな風に私のことを思ってくれるけんごを
間違いなくこの瞬間、私はけんごに二度目の恋をしたと思います
けんごのキムチw
24歳で29歳の姉さんに「あと3年まってくれたら貴方にふさわしい男になる!」
って捨てられた経験を持つ俺には解るw
しかもそれまで一緒にいてwwwwwってこのやろうwwwwwwww
けんごかわいいな
けんごの間違いを正さなければ
そして自分の気持ちを伝えなければ
「けんごが年下なのは、けんごのせいじゃないでしょ」
「どれもこれも、歳の差を恥じた私が悪いんだよ」
「こんなに素敵な彼氏が居るのに胸を張れなかった自分が、何より一番恥ずかしいよ」
「本当にごめんね」
「ハタチまでとか言わないでよ」
「別にけんごがハタチにならなくたって、私、今からでもみんなにけんごを自慢したいよ」
「私の彼氏は16歳なのに、私より全然大人なんだよって」
「私の彼氏はすっごく可愛くてかっこいいんだよーって、
16歳のけんごを自慢するよ」
「だから、年齢なんか気にしないで、ずっと一緒にいようよ」
恥ずかしながら、最後はもう泣きながらの訴えでした
でも彼も泣いていました
久しぶりに、いや、初めて彼のこんな涙を見ました
しばらく二人でグシグシ泣いていました
私が返事を促すように手を握ると、うんうんと頷いてくれました
わたしにはなかった(;_;)
「本当の恋人同士になろう」と
そうすれば今みたいな不安は全部吹き飛んで、
自分達の関係に自信が持てるはずだからと
そう言うなり私は上着を脱ぎました
やっと言葉の意味を理解したらしい彼は、目を見開いてイヤイヤしました
「駄目だよゆうちゃん」「なんで?」「いや、親帰ってくるし!」
「気になるならウチでもいいよ」「いや、違う、そういうことじゃなくて!!!」
アワアワと騒ぐ彼の意味が分かりませんでした
正直言うと、喜んでくれるんじゃないかと思っていたのに
「いや、だって、俺、ゆうちゃんのこと昔から知ってるじゃん」
「なんか昔からゆうちゃんは俺の中でキラキラしてて」(?)
「だから未だに俺ゆうちゃんを抱きしめるだけでも凄い緊張するのに」
「俺こんなだから、多分ゆうちゃんと最後までなんてできないよ」
顔を真っ赤にし、眉毛を八の字にして騒いでいる彼
「何その言い方、じゃぁ他の子とするわけ?」
しびれを切らしてこんな言い方をすると、
「いや、そういうわけじゃないけど、でも、ごめん、今日は無理」
彼は涙目でそう答えました
元彼とだいぶ勝手が違うので戸惑いました
でも二人の関係に何かしら自信をつけたかった私は、
「じゃぁそれとは別にもう一つ、本当の恋人同士しかしてはいけない行為がある」と
第二候補を上げました
まぁチューだったんですけど、彼はそれすら嫌がりました
「まだ歯磨いてないし」とかなんとか言って騒ぎます
「じゃぁいいよ」
これでも一応恥を忍んで提案していた私は、ふて腐れて見せました
まぁ本当に恥ずかしかったんですが
「情けないけど俺、そういうの全部初めてなんだよ」
「だから多分上手にできないし」
「ゆうちゃんは彼氏としてただろうけどさ…」
最後の言葉につい「ごめん…」と反応してしまいました
しばらく重い沈黙が続き、けんごが「あーもーやだ」と声を上げました
「ゆうちゃん元彼とそんなことしてたんだよね、いや、そうだろうなとは思ってたけど」
唇を尖らせて彼は憤慨していました
そうだ、私はお古なんだ、と思いました
私も初めてなら良かった
私も全部の初めてをけんごと共に経験していきたかった
なんだか神聖なものを前にして、自分はすごく汚れていると、
相応しくないのだと、自分の気持ちが沈んでいくのが解りました