俺の元嫁さんは、俺の母親と仲良く買い物したり台所に入ったりしてた。
だから上手くいっているんだろうと思って、盆正月は俺の実家にいってた。
俺はアレルギーがあって、動物かってる嫁実家にいくと、涙鼻水とまらんから、
付き合ってた期間含めて3回くらいしかいかなかった。
いつも陰気くさいし、電車に乗れなくなって、コンサートホールとか
嫁さんいわく「閉じ込められる、すぐに逃げられない場所」に行けなくなった。
病院に一緒にいってくれと言われたが、付き添いくらいでは休めないから
一人でいってもらったら、何かいろいろと病名がついたらしい。
薬を飲めば寝込まずに家事が出来るようになった。
俺と結婚してから、ちょっと太っていたんだが、病気になってから
げっそと痩せだした。まぁ、痩せて人並み。
俺としては付き合ってた頃に体型が戻って嬉しかったんだが(結構可愛かったので)
病気になって1年くらいたって、嫁さんがダイエットをはじめた。
別にそこまでして痩せなくてもいいとは思ったんだが、
嫁さんが痩せて綺麗になっていくのは嬉しいので放っておいた。
それから程なくして俺は嫁さんに離婚を切り出された。
「子供が出来ないって貴方の親はいうけど、私は病院にいって検査してきた。
痛いし、恥ずかしいし、なのにどう考えても私のよりも検査が楽な貴方は、
恥ずかしいといって病院にいってくれない。月に一度あるかないかの、
しかも排卵日を外したセOクスで子供が出切る訳がない。
私も子供は欲しい。だけどあなたの子供は産みたく無い」
「私の病気の原因はあなた。原因から離れなきゃ治らない。治りたい!」
こんな感じの事をいわれたと思う。
俺の親は俺のいないところで孫催促をやり
「太っているから妊娠出来ない」と言い放ったらしい。
嫁に言わせると、子授け祈願に連れていかれたのも辛かったらしい。
名字が変わったのも、俺の仕事の都合で友達が誰もいない所に越してきたのも
その他にもいろいろ辛かったらしい。
全部、俺の事が好きだから我慢していたんだって。
けれど付き合っても、結婚しようもいってきたのは嫁さんだったから
俺はタカをくくっていた。俺は惚れられてるし、
嫁さんは今、病気だから考えが変になるんだろうって。
俺はなんとか理由をつけて、離婚届に判をおさないようにした。
暫く放っておけば、たかぶった感情も静まるだろうと思って。
その態度が余計に嫁の感情を逆なでたらしい。
「全部私が言い出してはじめた結婚なんだから、終わりも私が言い出してもいいでしょう」
「お金が惜しいなら、私が払ってもかまわないから別れて」と言われた。
そんなつもりじゃないのに、ショックだった。
少しでも長く一緒にいたいからだったのに、裏目にでた。
あの時、取りあえず実家に戻ってもらって、少し冷却期間をおけば良かった。
当時は別居するという選択肢がまるで思い付かなかった。
なんとか話し合って、解決出来ると思っていたが、嫁さんの中では
離婚を切り出した時には、全て考えが決まっていたらしい。
自分の親にも誰にも相談せずに、決めたらしい。
結局、俺は離婚届に判をおして、実家には戻らないといった嫁さんが
当面生活出来るように、貯金の半額を渡した。
離婚が決まってから、嫁さんが家を出ていくまでの一週間、
どんどん明るくなっていく嫁さんを見るのが辛かった。
嬉しそうに求人情報誌や借りるアパートの間取り図をみている。
当たり前だろうが、住所は教えてもらえなかった。
知っているのはケイタイの番号とメアドだけ。
嫁さんが出ていった直後の事は思い出したくないくらい辛い。
一度、具合が悪くなって、泣き言をメールしたら、嫁さんが来てくれた。
たまっていた洗濯をして、ご飯を沢山作って、冷凍していってくれた。
一緒に食事をしながら、元に戻れるんじゃないかと思っていた。
嫁さんの誕生日にはメールした。返事はなかった。
縁合った付き合った人との間に、すぐに子供ができたので結婚した、
結婚せずに一人で育てようと思ったが、ぜひにと乞われ、
名字も嫁姓を名乗ってくれたらしい。メンヘルもなおったらしい。
今は幸せだと書いてあった。
初めて自分から好きになった人だった。
あなたの事が一番好きだったと書いてあった。
俺は泣いた。
嫁姑の確執が発端かも知れんが、大部分は自分のせいなんだろうな。
大事なものって、失ってから気付くよな。
大事だって言う事はわかっていたはずなんだが、
うまく動けなかった。
今思えば、嫁さんのダイエットは自傷行為だったのかも。
どんどん痩せて、寂しく笑って。
なんで気付かなかったのかな。
嫁さん、今は元嫁さんだけど、今は幸せそうだから良かったなって思う。
>>985
(ノД`)アチャー 元嫁さんと書くからには・・・離婚したわけだ。
あ・・・ちょっと長杉。ネタ臭いって言われるぞ。物語仕立てイクナイ
流れて埋もれるところで吐き出したかったんだ。
すまん。
まあ、ネタと罵る奴もいれば、心から同調して涙してくれ奴もいる。それが2ちゃん。
何にせよお疲れ。