物音『カタカタカタ…』俺（ウゼーびんぼうゆすりかよ）→ シカトしていると段々音が大きくなってきて…

「ウゼーびんぼうゆすりかよ」とシカトしていると
段々音が大きくなってきて、ガシャーンと派手な音がした。
ビックリして音の方を見ると
○藤が釣り上げられたばかりの魚のようにビクビクと跳ね回っていた。

その異常な状態を見て呆然と立ちつくし跳ね回る○藤を見つめる教室の一同。

ようやく我に返った監督の教師が駆け寄り「おい、○藤大丈夫か？」などと
のんきに問いかけるも反応なし、激しい物音を聞きつけ
隣の教室からも教師が集まり教室は騒然としていた。
そんな状況を利用しカンニングを働く猛者もいたが俺は事態を見守るだけだった。

続く

しかし、次の定期テストの同じ数学の時間、突然クラスの一人が
「○藤、○藤、しっかり！！」という声が響き、再び○藤は跳ね回った。
その後も○藤は数学のテストのたびに跳ね回り、悪友たちに
「○藤、今日のテストもバイブ設定？」とか「わざと㌧でんじゃねぇの？」
などと言われ正直かわいそうだった。

というか数学だけといわず、
全教科で一本釣りされた鯛のごとくぴちぴちと跳ね回ってほしい。

漏れの逝ってた高校ではカンニングをすると
その日から停学３日間という規則があった。

という事でカンニングがばれるということは
すなわちその後の全てのテストを放棄するという事になる。

ちなみにバイク通学は初回停学１日　２回目停学３日　３回目で退学という規則があった。