みんなのコメントうれしいです。 俺がんばってます。
次に姉。
姉は仕事に戻っていたので、携帯に電話する。
姉「もしもし?」
治療のことを説明する。
姉「んー・・・・・そりゃあ、しないよりはしたほうがいいのかもしれんけど・・・
もしかしたらってことがあるかもしれんのやろ?」
俺「そうだね・・・」
姉「んー・・・・でもしたほうがいい、、気がする」
姉も迷いながらも賛成に1票。
ばあちゃんは病院には来ずに家でずっといた。
たぶん、一番心配してるのはばあちゃんな気がする。
当然だ。自分の息子が今にでも死にそうなのだ。心中穏やかであるはずがない。
家に電話をするとばあちゃんが出る。
いつものばあちゃんの元気はなく、消え入りそうな声だったことを良く覚えている。
俺は治療のことを説明すると、ばあちゃんは一言だけ
祖母「あんたらにまかせる」
それだけだった。 ばあちゃんは家で一人、なにを思っていたんだろうか。
今考えるとなんだか切なくなってくるよ。
みんな治療することに賛成で一致した。俺を除いては・・・
俺は、なんだか治療したくないって思いがあったんだ。
なんでかはわからない。ただ、なにか、治療する必要がないのではないかと思った。
治療することにより、いい方向にことが進むと、どうしても思えなかったのだ。
だけど、それは多数決で決まった結論に反対を求めるほど大きなものでもない。
俺は、治療することに決めた。家族がみんで決めたんだ。反対する理由はなかった。
その限られた選択肢の中で出来るだけの事したいって思うよ
医者「はい。ではいますぐにでも行います。部屋でお待ちください」
いますぐって言われたときはドキッとしたけど、早いほうがいいに決まってるからね。
俺は部屋に戻り医者がくるのをまった。
とうちゃんの付き添いは交代でやっていたので、母ちゃんと妹は家に帰ることになった。
病院で寝れなくもないのだが、ずっと病院にいると気が疲れてしまう。
なので家に帰ってじっくり睡眠をとるほうがよかった。
そうだよね。ほんとに限れた選択枠しか、できることがないんだよね。。。
だから自分のしてきたことを後悔することに逃げてしまいそうになるんだ。
今まで何したんだ俺・・・ってね。
だけどそうじゃいけない。選択枠は少ないけど今しかできないことなんだよね。
後悔なんてあとでいくらでもできるから、今することするしかない。
俺は叔父さんに言われるまでそれに気づかなかったけど、<<146さんは気づいてるみたいでほんとすごいです。
今の僕には言葉しか言えませんが がんばってください。
俺一人で治療の時間を待つことになった。
親父はベッドで寝ている。寝ているとは違うな。。。横になっている。
いつも辛そうに体を動かしている。前にも言ったけど心不全のひとは体を落ち着ける場所がない。
だから寝れないし、気の休まることもない。
この悪循環から、これからの治療は救ってくれるのだろうか。。。
少しは、とおちゃんを眠らせてくれるのだろうか。。。
俺は期待と不安、半分だった。 そしてその治療がはじまる。
過去の失敗と後悔からそう思ってるんだよ
だけど、その反動で体がびっくりしてしまい、ショック死の危険性もある。
治療が始まった。親父は手首に点滴を打たれていた。
これが吉とでるのか凶とでるのか、信じるしかないと思った。
しかし、点滴し始めてから5分もしないうちに親父言った。
親父「気分が悪い。。。ムー、医者呼んでくれ」
俺は嫌な予感がしてたんだ。なんか治療したくないって思いがどっかにあった。
いまさらいってもしかたないことなのは、わかってるんだけどね。。。。
そうか。。勘違いしてしまって申し訳ない。
いや、別に大した勘違いしてないし謝る事もないよ
自分は過去に失敗して後悔してるから今回は出来るだけの事をしなければって思ってるだけ
まぁオレの話はこのくらいにしてまたROMに戻ります
ここで吐き出せ 聞いてやる
外から帰ったらちゃんと手洗いうがいするんだぞ
もうこのスレないと思ってたけどまだ生きててビックリだ。。。
励ましの言葉、保守してくれた人ありがと。うれしいよ
生活環境が変わってバッタバッタのゴッチャゴッチャで長い間留守にしてました。
近況で言いたいことやお礼の言葉は山ほどあるが
まずは中途半端な本文の続きを書きたいと思うのだが
携帯だと打ちづらいのでインターネットが家にくるまで繋がるまでしばしお待ちを
ムーお帰り!
色々大変なんだね
ゆっくりでいいのでまた続きよろしくな
楽しみに待ってるよ
励ましの言葉ありがとう。
さっそく続きです。
気分が悪いと言った親父、それを聞いて(あぁ・・・やっぱり)なんてこと思ってしまったんだ。
俺がそんなこと思うことなんて許されないのに。。。
みんなで決めた治療に賭ける。 そう決めたのにもかかわらずすぐに心が折れてしまった。
ほんと情けなくて涙がでるよな。。。
でも、この治療はそう簡単にやめられるものではない。
投与したことで体がショックをうけていて、それにより気分が悪いという症状がでているそうな。
親父には我慢してもらうしかなかった。それ以外に道はない。
きっとこれをのり越えれば楽になるはずなんだと、、、そう思い込むほかになかった。。
母も兄弟も帰っていて、今は俺一人しかいない。
逃げ出したくなる衝動を抑えながら、俺は親父の手をにぎった。
悲しい。。。いや、もう絶望っていったほうがいいのかもしれないな。
俺がしっかりしなきゃなんて思いながら、本当は不安でいっぱいなんだ。
わけのわからい感情が 心 をぐちゃぐちゃにして
もう、ぐちゃぐちゃすぎて真っ白なんだよね。
すごく表現されてない文章になってるが、
とにかく なにがおこっているのか自分でもわからない状態だったんだ。
もう朝なんてこないんじゃないかと思ったよ。
こんな健康な俺が、死にかけている親父のそばにいる。
俺っていったいなんなんだって、なんでただそばで見ているだけなんだって、
なんで親父はこんなにきつそうなんだ?なにかしたのか?
こんな馬鹿息子 育てるために必死で働いてきた親父がこんなに苦しめられてるのはなんでなんだ?
人はいずれ死ぬもの。 そんなことはわかってる。
わかってるけど。。。納得できない。。。なんで?なんで?なんで?
そんなことを考えながら、長い夜が明けた。
いつ死んでもおかしくない状態。
治療は、ほとんど効果をあらわすことはなかった。。。
朝病院にもどってきた母に夜の出来事を話すと、
ありがとう・・・ありがとう。。。 と手を合わせて俺に礼を言った。
ずっとそばにいてくれてありがとうって。
俺はいたたまれなかった。ありがとうなんて、言ってもらう資格なんてない。
俺にはなにもできない。なにもしていない。。。
親父のそばに駆け寄る母の背中を見ながら、くやしすぎて涙が止まらなかった。
ありがとう。
明日、じゃなくて今日だね。
今日、一様全部書くつもりです。
今は眠いので寝ちゃいます^^; 昼ごろにまたきます。
親父はもう、意識が途切れ途切れになってた。
話しかけても、応答を見せるときと、なにも反応しないときがあった。
それでも、話かけた。なんでもいい。なにか親父の意識を保たせてあげるなにかを。
ちょっとでも、苦しさがまぎれるなにかを。
俺は、母がいないときに、母との馴れ初めを聞いた。
こんな話を親父とするのは初めてで、ちょっと照れながらって感じになったw
でもその話をする親父がとても楽しそうで、時々笑いながら、時々思い出しながら、
かすれた声で話してくれた。
このとき俺は、本当にこの二人の親の子でよかったと思ったね。
親父からなにかものを要求するなんて久しぶりのことだったから 急いで自販機に買いに行った。
俺「はい。紅茶買って来たよ」
親父「おぅ。。。」
起き上がろうとする親父。でもいまの状況では起き上がることはできない。
缶のまま飲ませるわけにはいかず、俺はストローが付いている容器に紅茶を移し
そのストローを親父の口に持っていった。
俺「はいよ。これなら飲めるでしょ」
親父「 ・・・かなしいなぁ 」
なぜかこのときの言葉を鮮明に覚えている。親父が入院中唯一、俺に言った愚痴だったから。
体が思うように動かない悔しさからでた言葉だった。
でも俺はいや感じはまったくしなかった。むしろどんどん言ってほしい。
俺にならなんでも、なにを言ってもいいから、どうか親父との会話の終わりがきませんように。
その日の夜、俺は一度家に帰ることにした。体力的にも限界だったし、これからに備えるために。
俺「じゃあ一度帰るから。またすぐ来るからね」
親父「・・・あぃ。じゃあな。」
親父と交わした最後の言葉だった。
全部書こうと思ったけど思い出すとやっぱだめだね。
続きです。
俺は家に帰ってすぐベッドで寝た。3時間くらいして、目が覚めた。
悪寒というか、何か起こるような感覚に見舞われた。
親父の容態はどうだろうと携帯を手に取ったとき、着信が鳴る。
妹からの電話だった。 出るのが怖かった。今は2時過ぎ、こんな時間に電話・・・。
恐る恐る電話に出ると、泣いている妹の声だった。
そしたら・・・すぐに・・・心臓が止まって・・・・ 」
そのあとは泣きながら聞き取れない声を発するだけだった。
俺「わかった、いますぐ病院行くから」
妹の返事を聞いて電話を切る。 俺は一度顔を覆った。
わかったてた。親父がもう長くはないってわかってた。だけど、わかりたくなかった。
俺が家族が看病して、またみんな一緒に笑いながら話すときがくると思ってた。
何気ない話を、どうでもいい話をしながら、ときに笑って、ときに怒って、ときに喜んで。
もうそんなときはこないと、わかっていたのに。。。。
祖母も冷静を装っていたが、動揺していることが手に取るようにわかった。
自分の息子を先に亡くしたのだ。それはもう、俺の想像を遥かに超えるショックだったろう。。。
何か言葉をかけてやりたいところだったけど、俺もそれどころではなかった。
俺自身、親父の看病をするって決めたに、親父の死目にあえないなんて・・・。
俺はどこまで、最低最悪なんだと。 自分を責めながら、アクセルを踏む足に力をこめる。
このスレへの報告なんて一番最後の後回しで良いんだから
応援ありがとう。 続きです。
病院に着き、エレベーターで親父のいる病室まで上がる。
部屋に入ると、そこには母と妹が親父のそばにいた。
こういうときほんとどうしたらいいかわかんなくなるんだよね。
ただ親父のそばに行って、親父を眺めた。
ただ寝ていた。
タッチで「うそみたいだろ、しんでるんだぜ」ってあるけど
ほんとそのとおりで、うそみたいで、今にも呼吸で胸が上下に動きそうな。そんな感覚だった。
一種のドラマを見ているようで、頭んなかぐちゃぐちゃで、ただみんなが泣いていたことだけは印象に残ってる。
泣くっていうのはなんなんだろうね。
映画とか、アニメとか見て、感動して泣いたりするけど
それはその登場人物がこういう目にあって悲しい、うれしい。第3者目線で泣いているわけで
俺はこのとき泣いていたけど、なんで泣いているのかよくわからなかったな。
まぁたしかに死んで悲しいってのがあるんだろうけど、そんな言葉で表せるような感覚ではないんだよね。
なんにたいして泣いているかもわからずに、ただ親父を見ていた。
親父はほんとうにやさしくて、穏やかで、尊敬している人で。
こんな人間でも死んでいくんだ。親っていうのは死ぬものなんだ。
家族っていうものも、子供も、そして自分も。
まぁ、当然答えはでないわけだけど、人は必ず死ぬってことはわかった気がする。
死に化粧?っていうのかな、それを親父が受けてる間、待合室に移動した。
そのとき母がしてくれた話がとても印象深かかった。
まぁこれがこのスレ立てた理由なんだけど。。。
病室で親父と母が二人きりのときにこんな話をしたそうな
母「なんなの急にw」
親父「いやね、人は死ぬけど、ただそれだけってわけじゃない。
誰かのために死んでいくってことあると思うんだよね
例えば人が死ぬと家族は集まるやろ?仕事の都合上とかで離れ離れになってる家族が再会する。
死をきっかけに何かが動きだすことはあると思うんよ」
そんな話をしたと、教えてくれた。
2年間何もしないで、最低最悪な生活を送ってきた俺に、親父は前に進むきっかけをくれたんじゃないだろうかって。
死んでからじゃなにもかもが遅いという。俺もそう思う。実際そうだ。
親父が死んだから前に進む?なんだそれって、思う。
そうなる前に、親に迷惑かけないように一人前になって、親孝行しろってほんとそう思う。
けど俺はできなかった。「できなかった」では済まされないだろうけど、できなかったんだ。
親父の死をきっかけに、前に進むことしかできなったんだよ。 ほんと、最低最悪だよな・・・
自分今までなにしてたんだって、後悔して、しっかりしなくちゃって見つめなおした。
まぁ、命を代償にしてるんだから、止まったまんまじゃありえないって話だわなw
このとらえかたは、ほんと最終手段でしかないかもしれないけど、もはや手段と呼べるかどうかもわからないが
少なくとも俺はそう思ってる。
自分でいうのもなんだけど、前に進んでる。
3月に親父が他界して、大学の前期は休学した。その休学中はまず家族が落ち込まないように振舞ったこともあるが
学費を稼ぐためにバイトをした。 朝から夜まで焼肉やで働いて、週に何回かは夜中のコンビニで働いた。
もう笑っちゃうくらい体なまっててw最初ギクシャクしてたけど、人間なれればできるんもんなんだよね。
そのせいで書き込みが遅くなったってのがまずあるね。ただ単にめんどくさかったわけじゃないよ?
実質3年だから、就活しながら、残りの単位取りながら、バイトしてる。
かなり忙しいけど、まぁさぼってたんだから当然だよなw俺が悪い。
単的にいえば、最低最悪ひきこもりくんが無事更正できました。ちゃんちゃんっておもしろみもなんにもない話なんだけど
人の死っていうのはなにかを動かすきっかけになるえることもあるってことを言いたかったんだよね。
それはとても悲しくて、虚しい話のだけど、実際俺は前に進めたってことがある。
最後の時を使ってでも背中を押してくれるんだから。
俺は親にそんなことをさせるまで最悪だったけど、みんなはそうでないことを切に願うよ。親孝行してくれw
俺は母ちゃんに存分にするつもりだ。2人分の親孝行を。
まじでそんな長くもない話を半年以上にもかけてしてしまって申し訳なかった。
でも、みんなの書き込みを見るたびに力が沸いてきたのは、、、言うまでもないね。
質問とか、、、ないとは思うが、あったら返すのでしてくれ。
ほんとありがとう。 最後まで見てくれた人、ありがとう。
俺が言えることはこれしかないが
ありがとう
今初めてみたけど本当にお疲れ様
親というのはすごいね、いつからか自分も同じくらい立派な人間になりたいと思わせてくれる人たちだ
こんな自分じゃ今は無理だけど彼らのためにも頑張らなくちゃって思えるね
ムーみたいに変われたらって思うよ
これからもお母さんを家族を大事に幸せにしてあげて下さい
なんていうか…ムー、ありがとう。
体には気をつけて頑張って家族を支えてね。
生きてみようと思った