ほんと今バタバタしてて遅くて申し訳ない。 続き書きます。
人ってほんと勝手だよね。いつもは全然気にもしてないものを、必要なときに頼るんだから。
でも、なんていうか。神様お願いしますって気持ちも、もちろんあったのだけれど
もう一人の自分は、あと一週間かぁって死ぬことを受け入れてた。
俺はなんなんだろ。本当は親父のこと、どう思ってるんだろ。このとき自分がよくわからなかったなぁ
ほんと今バタバタしてて書き込み遅れて申し訳ない。 続き書きます。
神様ってなんだろ。言葉は知っていたけど、その意味なんて考えたこともなかった。
人ってほんと勝手だよね。いつもは気にもしないものに、いざとなったら頼るんだから。
このとき、神様お願いしますって気持ちも、もちろんあったのだけれど
もう一人の自分は、あと一週間かぁって 親父の死を受け入れてた。
俺ってなんなんだろ。親父のこと、本当はどう思ってたんだろ。このときの自分がよくわからなかったなぁ
転院してきた初日の夜、親父が手にハンドクリームをぬってくれって言い出したんだ。
俺「ハンドクリームぬるの?」
親父「おぅ。」
親父はそんな、きれい好きってわけでもないし、そんなことしてるのを見たことがなかった。
でもぬってあげた。親父の手はとても冷たくて、触っただけで体の異常がわかる。
それくらい、冷たい手だった。
俺「こんな感じ?」
親父「うんうん、ええわぁ。 気持ちいい」
俺「それはよかった」
親父「寝てるだけで暇やからね。こんなことしか時間の使い方がないw おかしいやろ?」
俺はクリームをぬりながら、パワーを送ってた。元気になってくれって。
俺「パワーもついでに送ったるわw」
親父「おぅ。送ってくれ。はやく元気にならんとなw」
ほんと、元気になってもらわないと困るんだよ親父。
って事だったんだな。
ゆっくり時間のある時に書いてくれ。
かなり申し訳ない・・・。忙しい時期ってのはほんとにあるんだよね。。。
2年間もサボってたから今付けがまわってきてるよ;;
それでもだいぶ落ち着いてきたのでゆっくり再開していこうと思います。
手にハンドクリームを塗ることで時間をつぶすような日々。
どれだけ病室のベッドが寂しかったのだろう。
今考えただけでも悲しくなってくるね。
それでも親父は元気になるんだって信じてた。
俺もそうだけど、なにより親父本人が信じてた。
しかし、医者から通知されたのはあと一週間という残酷なものだった。
だってそうだろ?親父は弱りきっているけど、たしかにベッドの上にいるんだ。
思い出だってたくさんある。尊敬だってしてる。
生まれてきてからずっと俺を、家族を守ってきた大黒柱は、まだ生きている。
生きているのにあと一週間で死にますなんて言われても、そんなの実感なんてわくわけがない。
親父が死んだあとの家族の生活。俺の進路。お金のこと。
いろいろな親父が死んだ前提の話を考え始めてるんだ。
自分って怖いよな。死ぬわけがないって思ってるのに、死んだあとのことも考えてる。
矛盾してる。矛盾してることばっかしてる。俺はいったいなにを考えているのか、わけがわからなくなってくる。
母の話が終わるころ、俺はぐちゃぐちゃになった頭を無理やり真っ白にした。
真っ白にして、(親父はなんとかなる)ってことと、(いま俺にできること)2つのキーワードだけを入れた。
そんな器用なこと簡単にできるわけないけど、そう思うようにした。今は俺がリーダーだから。
もうこのときのことはあんまり覚えてないんだ。必死だったから。
それほど親父の危機は俺のなかでデカイものだったんだよね。
だってこんな最低な俺を大学まで行かしてくれたんだぜ?こんなこと親にしかできない。
親っていうのはほんとうに偉大なんだよね。
世の中には色々な親がいる。他の人から見れば違う見方があるのかもしれない。
でもやっぱり俺の中での親ってのは、神様なんて余裕で超えちゃうような、それほどデカイ存在なんだ。
親父の姿をみた瞬間、涙がこぼれそうになる。俺ってどんだけ涙腺弱いんだよ・・・
涙腺とかそういう問題じゃないな。気持ちが弱いんだ。気合が足りない。
そりゃそうだ。こんな馬鹿で最低な俺に気合が足りてるはずがない。
それでも俺は笑った。涙を我慢した。母ちゃんと、姉ちゃんと、妹と一緒に楽しい話をした。
親父が少しでも笑ってくれるように、母ちゃんが少しでも気持ちが落ち着けるように、姉が妹が少しでも不安がなくなるように。
そして俺は思い切った行動をする。俺にとってはw
思い切った行動。それは、髪を切ることだ。
切るといっても整える程度ではなく、丸坊主にすること。かっこ悪いくらいね。
なんで坊主にしようと思ったかはよくわからない。ただ俺は髪を短くすることを昔から嫌っていた。
だからこの際勢いでやってしまおうと思ったんだ。なにより、親父が笑ってくれると思ったから。
坊主にしたからってぐーたらに過ごしてきた過去がチャラになるわけでもない。
でもなにか行動したかった。気合をいれるために。
近場の安い美容室に行ったんだけど、なかなか中に入れなかったw美容室の前を2,3回行ったり来たりしてた。
このまま帰ろうかとも思ったけど、決めたことだからって、美容室に入った。
店員「どんな髪型にしますか?」
俺「丸坊主で!!」
店員「い、いいんですか?」
俺「ばっさりいっちゃってください!」
美容室に坊主にしてくださいって来る人は少ないのか、結構驚かれたw
たぶんもう坊主にすることはないだろう・・・なにより似合わなすぎて笑ったw
店員さんは「頭の形はいいですよ(笑)」って言ってた。よっぽど似合ってなかったのだろう・・・
外見はちょっとおかしかったけど、心の中はなんだかすっきりしていた。その足でそのまま病院に向かった。
病院にはニット帽をかぶって行った。なんだか坊主で行くのは恥ずかしかったし。
ジャジャーン的な感じで見せたかったんだよね。そのほうが盛り上がりそうだし。
病室には母ちゃんが先に来ていた。
母「ムーきたの」
俺「きたよー。親父の調子どう?」
母「んー。あいかわらず?w」
俺「そっか。 ねぇ、見て見てww」
母「あははははははははhwww」
俺「すごかろ?w」
母「あはははwwwパパ見てwwwムーがwww」
親父の前に丸坊主の頭を持っていった。どう反応するかなぁってワクワクだったね。
親父「なんやそれ・・・w」
でも笑ってた。声も顔も笑ってた。
その顔が見れただけで、坊主にした意味があったんじゃないかと俺は思ってる。
姉や妹には散々、変だのおかしいだの笑われたけど。
なんにせよ。俺の坊主で家族の笑顔が見れたんだから。
たとえばかげた事でも、俺は坊主にしてよかったと思ってる。
ムーの文章に引き込まれたよ
また続きよろしく
今日初めてこのスレ開いて、それで一気に読んだ
いろいろ考えさせられた
俺、親となんか喧嘩してばっかりだからさ…
っつっても俺が一方的にキレてるだけなんだけど
でもこのスレ見て親を大事にしようと思えた、ありがとう
いい家族だな>>1
お前は最低最悪なんかじゃねーよ
多分今大学忙しいんだろうけど…頑張ってな
俺はとにかくやれることした。まずは医者に親父の容態についてもう一度詳しく聞くことにした。
お医者さんも忙しそうだったけど、なんとか時間を作ってもらった。
話を聞いてわかったことは、今現在の状況で 打つ手はないってことだった。
大きな病院に連れて行くことも考えたけど、もう移動する体力すら親父には残っていなかった。
その先生が打つ手がないって言うんだ。こんなことあるのかよって感じだったな。
それでも医者はそういうんだから、そういうことなんだろうと思った。
そこまで親父は悪いってことなんだよな。
きつかったろうに。つらかったろうに。不安だったろうに。
そんな時期に俺は何をしてたんだと。。。またマイナスなこと考えてしまっていた。。。そのとき。
医者「ひとつだけ。これはある意味賭けになる治療なんですが」
医者「今、お父さんは血圧がかなり低い状態です。血圧を上げてあげる薬は飲んでもらっていますが
それよりも強い薬を点滴として直接体に送る方法があります」
俺「え!?」
医者「しかしですね。強い薬には必ず副作用ってものがあって、今の弱りきったお父さんの体にそれを入れると
ショックで死んでしまうことがあるかもしれません。」
俺「・・・・」
医者「それに、この薬はお父さんに効くかどうかもわかりません。もしかしから効かないかもしれない。
万が一うまくいけば、血圧があがるかもしれない。
しかし、この治療は寿命をのばすのみの治療です。治るわけではありません」
俺「・・・・・」
医者「この治療。 やってみますか?」
私の両親は健在で、ハタチ過ぎた私を看護学校にまで出してくれた。
私は今年、国家試験に受かって看護師免許をとれたけど、実家を離れて鬱になって、休職という形で実家に舞い戻ってきてしまった。
いま、鬱だから働かなくてもーとか、面倒とか、看護師はいつでも働けるから、とか、ニートみたいな生活。一応休職中だけど。
でも、復職しなきゃなって、このスレ見て思いました。
私は三人兄弟の末っ子で、両親もけっこういい年。
それなのにパートとかして、私を励ましてくれたりしてる。
私何してるんだろう。働かなくちゃ
休職期間、おわったら、また頑張ってみます。>>1さんありがとう。大切なこと、忘れるとこでした。大切なこと、思い出しました。
これ釣りだったらはずいwまぁ何をいいたいかといいますと、働かなくちゃって気になりました、ありがと!親の大切さもわかりました。あと、患者さまの心情も。
主、ずっと見てるからね。ありがと!
これがきっかけとなって前向きになってくれるなんてうれしすぎます。
少しずつだけれど最後まで書くので、よかったら見てね。
良くなる治療ならまだしも、ほんの少しの延命治療。それに投与した時点で死んでしまうかもしれない治療。
そんな治療、「はいじゃあお願いします」なんてあっさり言えるわけがないだろ?
治療のことは少し保留にしておいちゃんに相談した。
俺「あのな・・・今な・・・」
俺は医者から聞いた話をおいちゃんに説明した。
叔父「そうか・・・賭けの治療ってことやな。そしてお前はやるかどうか迷ってると。」
俺「うん・・・」
叔父「なに一人で悩んどるんや。お前には家族がおるやないか。
一人で答えだそうなんて考えたらいけん。せっかく頼もしい家族がおるんやから。
みんなにこのとこを説明せい。そして多数決で決めればいいことやないか。
ちなみにおいちゃんは治療に賛成や!治療するに一票!!」
俺たちは家族なんだから。
みんなの意見を聞くために一人ずつ話しをした。
まず母ちゃん。
母ちゃんは頭が真っ白って感じだった。俺はゆっくり治療のことを説明した。
母「んー・・・・。なにもせずにこのままってのもね。治療したほうがいいのかもね」
母ちゃん、迷いながらも治療に賛成。
妹を病室の前に連れ出す。
俺「あのな。父ちゃんの治療の話なんやけど」 俺は説明する
俺「○○(妹)はどうすればいいと思う?」
妹「それしたらお父さん死ぬかもしれんの・・・や・・・ろ・・・?」
妹の目から涙があふれた。妹は頼りになる。妹は秘密兵器。そんなポジションにいた妹。
だけど妹も我慢していたんだ。がんばっていたんだ。不安だったんだ。
当たり前だ。まだ二十歳になったばかりの妹。どんなに頼もしくたって、まだ女の子だった。
俺は妹を抱きしめて言った
俺「大丈夫。大丈夫だって。だってあのお父さんやで?お父さんが簡単に死ぬわけないやん。。。な?」
妹「・・・・うん。。。。私も治療するほうが・・・・いいと思う。。。」
妹、治療に賛成。
ガンガレ!ヽ(`Д´)ノ超ガンガレ!