私「ローンはどうするつもりだ」父「おまえは金の心配だけか。追い出された俺の心配はないのか」

うちも父親がウワキしてた。

最初はわたしが幼い頃だったらしい。

二度目はわたしが成人してからで、浮気だけでなく、ＤＶまでされていた。
ある日母は父の荷物（スーツ・シャツ・下着・ふとんなど寝室にあったもの）を
すべて二階から庭に投げ捨てて、父を追い出した。
父は謝ることなく女の元へ行ってしまい、母から浮気が二度目だったことを聞いた。
「あの時はあなたたちが幼かったから、我慢するしかなかった。でも、今回は押さえられなかった。
もう耐えられなかったの。ごめんね、まだ下の子は学生なのに」と母は言ったが、
「母さんが我慢するくらいなら、貧乏のほうがまし」と姉弟で結論を出し、
わたしが仕送りをし、弟は大学の学費を奨学金に切り替えて、生活することにした。
父親は全然反省することもなく、それどころか、
「ローン他の父の口座引き落としのものはどうするつもりだ」と電話したわたしに
「おまえは金の心配だけか。母さんに追い出された俺の心配はないのか」だと。
女のところにいるくせに、市ね。ってずっと思ってた。

そしたら本当に死んだ。一年もたたずに。
家のローンは保険がおり完済、生命保険金と会社からの退職金は全部母の口座に入った。
籍も抜く前だったから遺族年金まで出ることに。
死んだおかげで家族全員つき物が落ちたようにすごく落ち着いた。
しかも切り詰めに切り詰めた生活からも開放され、嘘のように楽になった。
今母は遺族年金とパート代で悠々と暮らしてる。
貯金はこどもの学費と結婚式と孫のために使うためにとっとくと言ってる。
自分のために使う気はさらさらないらしく、葬式とお墓のために保険にまで入った。
こういう母だからどっかからごほうびがでたのかと思う今日この頃。

いまだに父のことは許せないけど、今家族がすごく幸せだから、なんか変な感じがする。
母へのごほうびが、父が死んだおかげだとは、絶対に思いたくないからかな。
父が生きていて、まともな父親で、みんなが幸せ。がやっぱり一番の理想だからかな。

>>216
うんにゃ。読みやすい文章で、一気読みしてしまいました。