前記事⇨母「あんたは出家するの!ミュージシャンとか馬鹿じゃない!」俺「…」→母が怪しい所に入信した結果…【3/6】
待ってた!
てめぇどこ行ってやがったんだ!!!
誰の許可を得た?
誰の判断で席を離れた?
話が一通り終わったらたっぷりと可愛がってやるから講堂裏にこいよな!!!
アッー!
疲れて眠すぎた俺はすぐ寝た
朝。
薄暗い中はいずり出てきた俺はとりあえず陰で着替えたんでチョコを食べる。残り二個。
これが朝ご飯。そしたらトイレしたくなった。
さてどうしようか、悩んだ俺は助手席にしといた
用もすませ歩き出す
どこかは分からんが大通りを黙って歩いた時々地図帳を広げるがまったく分からん。
そりゃそうだ、教科書の地図帳なんて範囲広すぎて役に立たなかった
とりあえず南に向かうことにした。
いつかは海に出るはず。そしたらなんとかなる気がした
悲しい事に俺が寝た場所は駅のすぐ近くだったらしいが
俺は全然気が付かなかった
てゆうか南にも進んでなく若干南東にそれはじめてた
すまないがその言い方だとあんまり怖くない
ただ一言「おい」って言われて連れ去られてた
どんどんそれて気が付いたら山ん中の道をひたすら歩いてた
一応車が通るのでどっかに繋がってるはずだと思いただただ歩いた。
山を越えるとちっさい町があってそこを過ぎてトンネルを抜けて川沿いを歩いて
大きい川にまでたどりつけた遠くに海が見え、ちょっと嬉しかった
が。
開いたドアから出てきたのは、家庭教師の先生だったイメージは、そうだな、女でマツコデラックスに似てる先生な。
やっと見つけた!って言われて
何があったかは訊かないけどとりあえず車に乗りなさい。
マツコが降りて俺の腕をつかんだ
なんというオカルト・・・
どうりで、山梨じゃなく静岡な訳だ
と、ここで思い出す。
ゲームもテレビもマンガもなかったあの寺で本だけが唯一の情報源だった。
そこで読んだ本、 護 身 術 。
どうもつかまれた腕を相手の指先のほうにむけてえぐるように力を入れると簡単に抜けられるらしい
ぬけれた。
マツコも意外だったそうで出遅れた持ってたエナメルバックを捨てて走った。
車でこれないよう川沿いから路地裏に降りて逃げまくった
日蓮宗と日蓮正宗は別のシューキョー
そろそろパソコンが使えなくなるのでスマホから書き込みます
書き込めてる?
支援
どうやらマツコはまいたようだ
しかし着替えを大幅に失ってしまった。
おまけに無駄な体力を使ってしまって腹がへったチョコはカバンにいれといて正解だった。
食べた。残り二個。
それから警戒して路地裏を歩いた
気がついたら夕方になっていた
地図を広げても全然分かんない
とりあえず近くのペンキ屋に聞いてみた
静岡駅を聞いたんだがものすごい遠いらしい
変な目で見られるので近くの駅だけ聞いた
そしたらなんと
駅にはいる時は気がつかなかった
どうやらトイレに潜んでいたみたいで気がついたら後ろにたってた
今みんな後ろにマツコが急に現れたと想像してくれ
そういうマツコ
もう怖くて無言で走って逃げた
何故かマツコは追って来なくて楽に逃げれた
そこから30分ぐらい逃げただろうか
空腹と見知らぬ土地でさ迷うのはほんとに怖かった
とりあえず今日の寝床を探しはじめた
なぜマツコは追ってこない?
俺が逃げる際のあの勝ち誇った顔はなんだったんだ
その答えはすぐに出た
すれ違う黒のワゴン車
俺は見たんだ
ワゴンの窓越しにHがこっちを見てた
黒のワゴンは通りすぎて角を曲がった
しかしあのトランスポーター顔は絶対にH だ
とりあえず道を変えて路地裏に入った
もう走る体力も気力もなかった
しかしH は俺を逃がしてなかった
俺はまんまと罠にかかった
完全に不意をつかれて動けなかったマツコは所詮女だった
トランスポーターの力にはかなわなかった
引きずり回されて車に乗せられかけた
俺の抵抗は全然きいてなかった
諦めかけた時、パトカーの音が聞こえた
パトカー三台に囲まれたときH は手を離した
余談だが通報内容は「中学生が893に殴られてる」だって。
これは笑った
しかし経験上初対面笑顔の人は信用してないので話すことはなかった
かろうじて言えたのは寺で先輩がきつかっただけだった
まぁ結局何もなく警察は帰り俺は黒ワゴンに乗った
シューキョーのこういうところがあまり好きじゃないんだよなぁ・・・
連携もするだろ
H は何も聞いてこなかった
俺もずっと窓の外見てた
なんか悔しくて悔しくて
富士山見ながら静かに泣いた
こうして俺の脱走事件は終わる
が、ここからさらにきつくなるんだ
皮肉にもそれは最初に円を組んだあの部屋だった
そして母と姉がきた
ビックリしたが、話を聞くとどうやら俺は一時帰宅するらしい
これはチャンスか
気になるじゃねーか
夜は長い。ゆっくりでいいからやってくれ。
おれは臨済宗のお坊さんだ。今年四月に修行終わって実家(寺)に帰ってきたぞ
禅宗以外でも修行する宗派あったなんて知らなかったwww
ビックリしたけど修行内容はあまり変わらないんだな…
禅宗以外のお坊さん馬鹿にしててごめんね…
坊さんの間ではこういうのが普通の事なのか
こんな事してれば普通の人より達観出来るようになる確率は高いのかもな
本堂で二時間に及ぶ可愛がり
熱く焼けた火掻き棒を押し付けられる
熱湯に入らされる
他にもいっぱいあったよー
ただ、臨済宗は修行場所がいっぱいだから、全部がそうとは言えないかな…
>>1の修行よりはマシかもしれないけど、実家帰ってから皆に人間変わったって言われる
家に帰ればなんとかなる、そう思ってた
でな、帰る前に部屋に同期が来たんだ
みんななんか言ってたけどいじめに荷担したやつは要するに帰れっていってた
それで犯人は大体わかった
親は先に帰って俺は一人で帰ることになった
一人で新幹線に乗って帰った乗り換えもちゃんとできた
そうして地元の駅に着いた
そこに母が待ってた
脱サラしてなろうかと思ってたけど無理そうだ
Nietzscheだけどさ
宗派によるよ
浄土宗とか浄土真宗は楽らしい。噂だけど…
禅宗と>>1の宗派はやめとけ…精神やられる…
>>1とは違うかもやけど。
多くは語らなかったけど僧侶になるまで?は人扱いされなかったて。
話違ったらすまん。
母の車に乗り家に帰る懐かしい風景を見ると夢かと思った
家につくと姉がいた
不思議と母にも怒こられなかった
変な感じのする家だった
とりあえずすぐ寝たが俺のベッドは俺のベッドで安心した
これは母が発狂する三日前の話
とてもそうは思えないんだが、宗派によるのかな
歩きながら少しずつ記憶を思い出していった
地元の中学にも行ったが同級生の姿を見た瞬間隠れた
なんか会っちゃいけない気がしたんだ
そしてついに本題にはいる
俺が寺に帰るかここに残るかだった
俺は同じ轍を踏まないように注意をしながら話したつもりだった
けど母は違った
つまり母は完全に俺を寺に返すつもりだった
俺が何をいっても聞かない
話し合おうともしない
姉はずっと黙っていてなにもしない
ついに母がキレた
急に立ち上がり台所に向かう
手には包丁を持っていた
それを俺に向けて
帰らないのらあんたをコロして私もしぬ
もうこの人はダメだと思った